卒業式とテスト(2020.5.6)

水曜日に見た夢
下書き機能ありがとう

卒業式が終わった。講堂から出て廊下を歩く。ふと後頭部のつぶつぶが気になった。ゴミ?手で触りいくつか取ってみるとゴミではなかった。あっこれ。ヘアアレンジの飾りとして頭の後ろ全体に散りばめた直径5mm程の銀色のつぶつぶだ。4つも取っちゃった。私の頭の後ろ側が画面いっぱいに映る。全体的に控えめに、主張しすぎない銀色のつぶつぶが光っている。軽いくせ毛の髪を首筋の少し上の長さで整えている。

校庭、講堂の中程の辺りで同じクラスの人たちが溜まり始めた。私はそっとその輪の中に入った。白いコンクリートの通路と橙色に近い赤土の地面、その上に学生服の黒の集団。

30人ぐらいがめいめいに賑やかに話していると、そこへ教頭がやってきた。背が低く小柄な教頭は、ひとたび学生の輪の中に入ると、そのスーツの黒さも相まって埋もれてしまう。(大学の時の事務長に似ていた)私も何か言わなくちゃ。しかし突然教頭に声をかけられた私は驚いて「うぇっ!」とそこら中に響く声で言ってしまう。その後言葉が続かず変な雰囲気になってしまい、クラスメイトからも注目されてしまった。
教頭は他のクラスの集団へ歩いて行った。ああ失敗した……友達と帰りながら項垂れた。
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後日、事務所?に集まるよう言われた。着くと早速、濃い青色の絨毯張りの廊下から部屋の中を覗いてみたが、そこにいるのは同じように呼び出された同級生ばかり。主催者はどこへ。
誰かが事務部屋の横の小部屋の中で、書付を発見した。「集まったら会議室に来るように 菱重」白い紙に横書きの文章。特に「菱重」と名前を目立つように大きく書いてあるところが、菱重(ひしおも)先生らしい。指示通り、そこに居合わせた皆で隣の会議室へ向かう。

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会議室には、更にたくさんの同級生達が、立ったまま集まっていた。

全員集まったところで「勝ち抜けペーパーテスト」が始まった。
まず始めに配られたB6サイズのザラ紙には横書きで問題が6個。鉛筆も配られた。この1次テストでは国語社会の問題を出すという。私の得意科目2つ!やったね。ささっと済ませて前に提出した。1問目だけが、よく分からなくて自信が無い。
しかし、このテスト、高得点者から順に、前に各々に割り当てられた数字で通過者が発表されるため、1問のミスが命取りになる可能性もある。大丈夫だろうか緊張する……。

通過者の発表が始まった。なかなか自分の数字が出ない。やっぱりパーフェクトじゃないとだめだったのか……諦めかけたその時。「ーー26」あっ!私の数字が出た、良かった!ほっとした。やはり1問目だけペケが入った用紙が手元に戻ってきた。

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2次テストは、「勝ち抜け」の言葉のとおり、1次テストを通過した人だけが参加できるらしい。
会議室の隣の理科準備室に問題用紙を取りに行くとかで、列に並んだ。列の進みは遅い。白い実験台の上のザラ紙を1枚取ると、そのまま人の流れに任せて、理科室に入る。

「問題用紙を取りに行くことと理科室への移動、回答提出、全て含めて5分以内にしなければならない」などと理科室に辿り着いた後で言われた。え。あと何分。鉛筆が配られる。うわ。よりによって苦手な理科と数学だよ。問題数は1次と同じく6個。うん。こりゃ無理だわ。
そんなタイミングで、理科室と隣の部屋の間にあるエレベーターからストレッチャーが運ばれていった。同級生の男の子1人が横になり乗っている。あ手術が上手いこといったんだ。良かった。と思ったらまた別の同級生の男の子がまたストレッチャーで運ばれていく。あいつはどうしたんだ。静かに運ばれていく2人の様子が気になりすぎて問題に集中できない。そのせいかますます問題は解けない。時間ばかりが過ぎて焦る。何か書かなきゃ。せめて選択式のものだけでも適当に。もうやけくそで答えを書いて、時間ギリギリに前に持っていった。

ああもう。焦りとこの場の独特の緊張感からか、マスクの下の息が苦しい。咳を2回。おかしい。だんだん普通に息ができなくなってきた。 だんだん息遣いは荒くなるばかり。はっはっはあっ 視界が霞む。い、き……が………… ぼやける頭の中に、理科室の向かいの喫茶店担当の、保志坂(ほしざか)先生の声がした。細身の若い男性教師。

気づけば、私は喫茶店の中に運び込まれたようだった。保志坂先生が私の背中に腕を回して、私を床に寝かせてくれる(そんな気配がした)。首筋が冷たくて気持ちがいい。冷やす何かを後頭部から首筋にかけて置いてくれたらしい。少しの間それでいたけれど、横になるとやはり息苦しいことには変わりがなかった。誰かが起こしてくれることに期待して右腕を上に出す。すぐに誰かが引っ張り起こしてくれたことで、息が少し楽になった。

楽になると周りを見る余裕が出てきた。少し離れた前方に、座り込んで身体を丸めてゼエゼエと荒い呼吸を繰り返している女の子が2人いる。あの2人も私と同じようにここに連れてこられたのかな。2人を医者か誰かが診察し始めた。私のほうには来てくれないのかな。ハァハァと息をしながら眺めていると、しばらくしてこちらにも医者が来た。
医者は私の身体の右側でしゃがむ。看護師さん?補助の人もいる。まずは右腕を取られ、そのあと手足や背中を触る気配がした。頭がぼーっとしたままなのでこの辺りは曖昧だ。

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目が覚めた。実際、布団の中に潜り込んで、布団が顔に覆いかぶさり息がしづらくなっていたようで、息を整えてから2度寝した。

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(夢再開。)
休憩所のような場所。さっきの「勝ち抜けペーパーテスト」の話を、複数人の友達としている。

「ははは。私なんて2次が全然出来なくて、なんでか過呼吸にまでなっちゃって」みたいなことを喋る私。その横で、仲の良い幼なじみの男の子が私の頭を撫でながら「俺も無理だったよ。出来なかった〜」みたいなことを言った。そう言いながら話していくうちに、やはり頭のいい彼のこと。2次テストも勝ち抜けしたことがわかった。
白い丸いテーブルセット、私の向かいの仲の良い女の子が「いや、結局あの「勝ち抜けペーパーテスト」とかいうやつ、なんだったのよ」と言い出した。どうも1次、2次テスト共に体調不良者が複数出たからか、あの後直ぐに中止になったという。「菱重……下の名前なんだったっけ。あいつが言い出したんだろう。よくわからんけど」終わり。結局理由はよくわからないまま。
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ーああ〜意味わからん(笑)
寝相が悪いので、寝ている途中で布団が顔に覆いかぶさって息がしにくくて……みたいなことはたまにある。寝相わる。喘息とかそういうのはない。

夢の中ででてきた同級生や先生は夢の中では見知った顔で、ときには幼なじみだったりしたけど、現実では全然知らない人。夢の中でも顔は出てこず存在があるだけ。そんな名前の先生知らない。

でも教頭だけは、大学の時の事務長にそっくりだったな。(私は某通信大学出身。)口下手で温和で小柄な定年間近の男性で、私が卒業した時の卒業式で「皆さんの勉強する姿を見て、私も大いに刺激を受けました。それで私ももう一度頑張ろうと思いまして、この春から私も大学に入って、勉強することにしました」って嬉しそうに言っていた事務長、元気かなあ。

(これで2900文字弱か。文字書きさんすごいな)

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。