時空の狭間(2019.5.6)

今日見た夢

講義が長引いて校舎を出た時には外は真っ暗。20時を過ぎていた。今日は電車で帰ろう。学校のすぐ近くにある駅へ向かった。
駅はこの時間らしくまずまず混雑している。壁に掛けられた大きな時刻表を見ると次の電車は20時23分。あと3分しか待たなくていいラッキー。人の多さに改札前で少し立ち往生。

改札をくぐったところで何か違和感を感じた。空気の歪みのような。視界の隅でゆらゆらよどむ空間。改札の左右の空間上に突如として現れるオレンジ色の破線の筋。吸い込まれていくような感覚。
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気づけば見知らぬ場所にいた。
構造はさっきまでいた見覚えのある駅舎と変わらないように感じる。でも先に見かけた人達とは違う、様々な年代で構成された人の波。服装も持ち物もバラバラ。私は制服で目の前の人はTシャツ姿。案内アナウンスも聞こえない。ホームも出入口も見当たらない閉鎖的な空間。無機質な灰色の空間。

じっとしていても仕方ない。空間構造を知っておくためにと歩き始める。
途中同級生の女の子数人と合流。知り合いに出会えてほっとした。こんなところに迷い込んだのが自分だけじゃなくてよかった。
彼女達もオレンジ色の破線を見たという。じゃあまたオレンジ色の破線を見たら飛び込んでみようという話になる。オレンジ色の破線を辿っていけば元の世界に帰れるかもしれない。

話しながら元いた路線とは違う路線の区画に来た時、突然目の前にオレンジ色の破線が現れた!よし!飛び込んだ。ものの、どれだけ走っても抜けられない。体感で300メートルぐらい走っている気がするのに。
次第に足元の破線が点滅し始めた。嫌な予感がして前に進むのをやめ立ち止まると、数秒後目の前の空間が消え真っ暗闇に。オレンジ色の破線も消えて、ついさっきまでいた謎空間の景色に戻った。

何度か探索と飛び込むを繰り返すうちに気づく。どうやらこれにはタイムリミットがあるようだ。オレンジ色の破線の道が実線であるうちに向こう側に抜け出さなければ、元いた世界に戻れないらしい。点滅し始めた場所に取り残されてしまった場合、二度と元いた世界には戻れないようだ。実際に点滅線上にいる数人が目の前で消えていくのを見て震えた。彼らはどうなるのか。

探索後半、教頭と渡●謙に遭遇した。彼らも駅を利用していたはずが、こんなところに飛ばされたらしい。合流。
途中やんちゃな若者集団が占領している区画があり、そこは避けるように通った。諦めたように座り込んだ人や喧嘩をしている人達がいた。
全ての区画を見て、元いた路線の区画に戻ってきた。オレンジ色の破線は突然現れるので機会を逃さないようにと気が抜けない。交代で休めるこの人数はラクでいい。

話していると数メートル先の改札のそばでオレンジ色の破線の道が出現した。今度こそと飛び込み全力で走り続ける。

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いくらか走り続け、通り抜けることに成功した!同級生達と喜び合う。
出た先は翌日の学校の敷地内で、空は青く澄み切っていた。元の世界に帰って来れたんだと実感した。なかなか帰ってこない私たちを心配した家族が迎えに来ていて、それぞれ再会した。終わり。

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ーオレンジ色の破線は点線で、足元に出現する。あの灰色の世界から帰って来れずさまよう人もいるとかいないとか。あの諦めたように座り込んでいた人達が多分それか。
結構長い夢でした。

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柊りお
目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。