異変と日常と(2020.4.30)

一昨日見た夢
SFチック?な雰囲気

・私はおそらく高校生ぐらい。

教室で授業中、窓から黒い物体が飛び込んできた。……それが触れた箇所は、初めからそこに存在しなかったかのように消えた。机のへりやクラスメイトの手足の一部分が消える。

中央の列の後ろから2番目か3番目の私のところにもやってきた。あカラスだ。
え……?何が起こっているのか理解する間もなく、私の身体も気づけば右足の膝から下と右脇腹、左腕の一部分までもが、そこだけぽっかり穴が空いたかのようになくなっていた。そこだけ暗闇に吸い込まれたような。痛くもなく、一滴の血も出ない。つつかれた感覚もない。痛くないからか怖さも感じない。消えた部分に、僅かに黒いモヤがかかっている。

その直後、クラスメイトの誰かがカラスを捕まえて殺すと、消えた机のへりも身体も元に戻った。今のはいったい。

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放課後の教室は賑やかだった。
私は自分の席で黙々と、タブレット端末で横書きの文章を書いている(小説っぽい)。昔はWiFiというものがなければこういうことはできなかったらしい。今は地球上どこにいてもいつでも無料でネットに接続できる。いい世の中になったもんだよ、と思いながらポチポチと画面を押してページをめくる。

友だちと2人で自転車に乗って帰る。
ごろん 玄関を開けてすぐの板間にカラの水筒を転がした。ここ数年、以前より夏の暑さが厳しいが今日は特に暑い。学校から家までの10分程度の間に、満タンに入っていた700mlぐらいの水筒の中身を全て飲み干してしまった。それでもギリギリで、もうちょっとで倒れるところだった。

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次の日

朝の学校。図書館か廊下の、休憩所兼勉強スペースは、思いの外に多くの人で賑わっていた。というのも昨日、まだほとんど授業が進んでいないのに先生が「これから配るプリントの中から明日テストをするからちゃんとやってこいよー」なんて言うからだ。5教科分のプリントの束が宿題として出された。
それを私は昨日はほとんど目も通さず、今やっている。はあ、1番上の国語だけでも20枚ぐらいあるよ……。教科書を見ながら短い文章の中の空欄に文字を埋めていくみたいだ。ああ面倒くさ。やる気が起きずペラペラめくってみた。

前の席の女の子もなにかしている。こっそり覗き見ると、県の書道展の申込書を書いていた。それ、私も出そうかと思ったけど敵わない気がしてやめたんだよな。やっぱり出そうかな。大きな整った楷書の鉛筆書きが美しい。彼女は私より1つ下の学年の子のようだ。

その時突然、どこかの席で女の子が倒れた。
そばの席の子2人が空間の後ろ側の壁際に連れていく。誰かが呼んだのだろう、慌てて保健室の先生(中年女性)もやってきた。

私はその子と席が近かったのか?近くまで様子を見に行った。女の子は壁にもたれかかり、力無く目を閉じている。周りの人の話では、その子は元々心臓の持病があるらしい。「救急車を呼んで」「すいません!誰か救急車を呼んでください!」保健室の先生の言葉に、私は前側の壁際やテーブルから様子を伺う人達に向かって叫んだ。群衆の中の1番前の列にいた女の子がスマホで電話をかけ始めた。
先生は手動の血圧計のようなものを彼女の身体に取り付け(部位は忘れた)、手動ポンプ部を一定間隔で押し続けている。彼女を連れて来た2人も、心配そうに、すぐ横で座り込んで見守っている。私が先生に視線でそれは?と聞くと「これで心臓の動きの助けをしてあげているのよ」きついパーマのかかった髪の保健室の先生はそう教えてくれた。

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場面変わり同日自宅にて
食卓の椅子でくつろぎながらふと窓の外を見た。すると突然地面が揺れて、家の壁の内側?とにかく壁の中から庭へと謎のロボットが出てきた。わけがわからない。ロボットがこちらを向き目が合う。それは業務用掃除機の形をしていた。キャニスター型で通常のものよりも丸く大きい迫力のある見た目。吸い込みノズル部分を前に持ってきた姿は、ほんの少しだけゾウにも見える。

ロボットは家の壁から1m程離れたところに家に沿って溝を掘り始めた。縦長でだんだんと深くなる溝。
こないだのカラスと同じ類いか!?どうしよう。私の家だけじゃなく周りの他の家も騒がしい。

次の瞬間、気づけば空の上にいた。窓から見える地上は、遥か下に見える。は?飛行機の上に家が乗っている!?
「地上は荒らされて住めないから避難しました」飛行機が喋った!どうもその飛行機はさっき溝を掘っていたロボットが、変形したものらしい。「いや下ろしてよ!」喚くと下ろしてくれた。もう何がなんだか。

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そのまた次の日

学校の休み時間、またあのカラスが現れた。先日よりも一回り小さい気がする、仲間か。またそれが触れたところが消え始めた。

今度は好きなようにさせてたまるか!
私は自分からカラスの方へ行くと、右手の中に捕まえた。食いつかれないように、くちばしを指で包んで抑え込む。そのまま廊下へ歩いていく。人が2人すれ違えるだけの狭い廊下にはたくさんの生徒がいて、私は手の中のカラスをわざと見せつけるようにして歩きながら「逃げて!」と言う。

くちばしの間から炎と煙?が出始めた。咄嗟に、カラスのくちばしの正面に、左手のひらをかざして念じてみる。手のひらに黒い記号が浮かんだり消えたりを繰り返す。左手に力を入れると今度は右手に移った。これ定着したら呪いとかそういうヤバいやつなんじゃない?消えろ消えろ消えろ。するとそれから何度か点滅したのち消えてなくなった。
くちばしの隙間から、今度は白く光る雷?電流?が漏れはじめた。

ほかの子たちは無事逃げ出したみたいだ。カラスを力を込めて捕まえたまま、教室入口から30m程先の左側通用口から外に出た。終わり。
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ーカラスだのロボットだのわけがわからないながらも、まあ面白い内容だった。それらとの遭遇の間に普通の日常があるのも変な展開。ロボットに掘られたのにまた次の日は普通に学校行って授業受けて。

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柊りお
目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。