能力者居住区(2019.3.29)
今日見た夢
能力者になると住む世界が変わるらしい。
能力者は能力が発現した日から世間一般には能力者ということを隠しながら、親しい人には仕事や学校などと適当に言い訳をして、「能力者専用居住区」のような場所で住み始めるらしい。たまに一般社会側にも帰る。
この居住区の存在は一般人には知られていないらしい。私も今日まで知らなかった。
能力者は皆、ビー玉のような玉や四角い木製の欠片や果物の形をしたゴム製のもの(それぞれ最大直径3センチ程)を常に身体に身につけているらしい。体内に保管し出し入れしている者もいる。人によってその数や種類や見た目が違う。
一般社会ではやむを得ない場合以外は見せないようにし、逆に専用居住区ではアクセサリーにしたり手のひらで回しながら移動したりと、他者に見せびらかすように持ち歩いたりしても良いらしい。
「らしい」を連発しているのは、さっき散歩中このくねくね道を早歩き出来たら面白いなと考えていたら急に高速移動が出来た。その先にたどり着いた場所が専用区画の入口施設だったから、まだよく理解出来ていないのだ。これまで書いたことはこの薄暗いが気味が悪くはない、工場風の建物に立ち入ってから見た光景や聞いた話から。
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例えば、先程すれ違った2人組の、小柄な女の子は6個ぐらいのカラフルなビー玉を手の中で器用に回しながら歩いていた。ビー玉は上手く回ると手の中で連結して1つの木製のプロペラのような形に変化していたのだから不思議だ。もう1人の若い男の子の方は10数個の赤と青のビー玉をブレスレットのように身につけていた。おしゃれ。
と考えながら歩いていたら喧嘩に遭遇、危うく後頭部に流れ弾を受け命を落とす程の怪我を負いそうになった。といっても銃弾の軌道は全てスロモーションで見ているかのようにはっきり見えた、後頭部に当たりかけた弾は私に当たる直前で後頭部が鋼のように硬質化して無効化した(無敵か)。
こんなところで喧嘩なんてやめてくれ。
能力者の巣窟だからといって誰もがいつでも対応出来るわけではないと思う。それにここは私みたいな新人?も通る場所だよ。今回のもなんか知らない間に発動してよく分からなかった。
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建物を抜けると居住区が広がっている。
小さな子供から老人までいる。能力が発現した者しか住めない区画だが全員能力者ということ以外は一般社会と何も変わらない印象を受けた。
変なところに来てしまった。1回自宅(一般社会側)に帰ろうと元来た道を引き返す。
途中「有力な能力者一覧」みたいな表を見かけた。外国人も日本人もいる。誰と誰が恋人などといういらぬ情報が頭の中に浮かび、修正液で書いたような線がそれぞれの人物を結んだ。ほんとどうでもいい。
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(若い長身スーツ男性目線にうつる)
一般社会と能力者区画を隔てる建物の中、母から電話。
「仕事お疲れ様、たまには帰ってきな。101-04に連絡して。」
ちょうど今自宅(一般社会側)に帰ろうとしていたところだ。
母は俺が能力者ということは知らない。たとえ血縁者であっても、能力者以外には能力やこの場所のことは隠しておかなければいけないからだ。先程新人が来たようで、その者にも簡単に説明しておいた。
(男性目線終わり)
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建物から出て一般社会の方に帰ってきた。
あの場所といい、この力といい、なんなんだろう。また考えながら高速移動でくねくね道を移動した。
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(ここで意識が途切れ目覚めるとベッドの上)
ここはどこだ。何故こんな所にいるのか。
病衣?で隠れているが左足と右腕に小さな玉の気配がする。能力が発現したとはいえさっきまでこんな物なかったのに。ズボンをめくると膝の下に1センチ程のビーズのような緑と青の玉が3個まとわりついていた。(3個まとめて横並びでまち針かピアスみたいにプツッと肌に刺さっているイメージ)右手首にも同様のものがある。
身体を起こすと口から20数個出てきた。瑠璃色水色赤黄色透明なビー玉サイズの玉10個程に、薄いすすけた水色の小さな木の欠片が数個、グミのような黄緑色のゴムぶどう5個程はビー玉より小さく2センチぐらい。他小さい青い玉数個。多くないか。
唐突に現れた、様子を見に来たらしい40歳ぐらいのヒゲの男性がそれらの中から薄い欠片を拾い上げる。私が冗談で「これ高く売れますかね?」と聞くとこちらの顔を見て無言で微笑んだ。言ってはいけないことを言ってしまったのかもしれない。ここが能力者専用居住区か一般社会か確認しないうちに。
ただひとつ言えるのは、私もこれから能力者側の居住区に住むことになるのだ。世界が変わる。終わり。
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ー口から出てきたものは一切ヌメりや汚れ等不潔な要素はなく綺麗な状態だったけれど、口から出てくるのだけは勘弁してほしい。抵抗感がある。
能力者のみしか知らない居住区、実際にあったりして…