隔離(2019.9.12)

今日見た夢

ここはどこだろう。

殺風景な部屋。真ん中にパソコン、壁にモニター。壁の色は薄い水色。どこかの部屋から聞こえてくる中年男性?の歌声。それ以外は無音。

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モニターの横の入口扉からその歌声の主と思われる男性が入ってきた。知らない人だ。「おじさんはカラオケやってたんだ。あなたも何かしたら?」というようなことを言われて、目の前のパソコンに目をやる。
あれ?これスプラ●ゥーンができる?画面上に見覚えのある2色のラインと動くキャラクター。手元で操作したものがモニターで見られるようで、私は喜び勇んで手を動かし始めた。

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しばらく夢中で遊んでいたものの集中力が切れてきて落ち着かなくなり、ゲームをする手を止める。私何してたんだったっけ。

扉から外を覗き見る。トイレに行き部屋に帰ろうとすると「俺たちのところでネット契約しないとーー」と大声で喋る小太りの金髪の男とその手下?の茶髪の男達が廊下を歩き回る音が聞こえた。よく分からない。でもその迫力に恐怖を感じる。
彼らと遭遇しないように気をつけながら急ぎ足で部屋の中に入り、音を立てず扉を閉めた。そんなに見ていないけれど、部屋の外は等間隔に並んだ扉とトイレがあることはわかった。

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ふとパソコンの部屋の右側に続き間で、見覚えのある絨毯敷きの部屋があることに気づく。私の家のリビングにそっくり…というか私の私物もある…。私と一緒に空間ごとそのまま移動してきた?そう考えたほうが今私が置かれたこの状況が理解できる。
その部屋の中に入り360度見回す。リビングごと全部来たのではなくて、ちょっと暇つぶしになるような程度のものだけが一緒に越してきたみたいだ。

……暇だ。ここから逃げるにも、よく分からない状況で逃げるに逃げられない…。元の家がどうなっているかも分からない。

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と突然、カラオケおじさんがパソコン部屋の扉を勢いよく開け入ってきた。頭の中が混乱していた私はその音に過敏に反応してしまう。背中に鳥肌が走り顔がひきつる。急いでパソコンの前まで戻る。
おじさんがモニターを見ろと言うので見た。砂嵐が映し出されて数秒、ノイズ混じりの画像が流れ始めそれが晴れたかと思うとSさんが画面の中で喋り始めた。その不可解さにますます混乱して、何を言っているかは聞き取れなかったが、とりあえずそれが知り合いのSさんでこの映像は事前に録画されたもの、私はどこかに隔離されていることは分かった。
リビングもどきの部屋にある、カレンダーとスケジュール帳が目に入った。やはり私の私物に間違いない。なんなんだここは…。というかリビングじゃなくて自分の部屋なら着替えの服もあったのに。ついでに薬もあれば。

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カレンダーを眺めながらひとつ思いついた。カラオケおじさんを呼ぶ。
「今何日で何時なのか知らないけどカレンダー見たら病院の予約が今日じゃない?今回は(たまたま)2日連続で、昨日病院に行ったから今日も行かなきゃ行けない。薬が足りないから行かないと困る。家族を呼んでよ。」「…いいだろう。」
おじさんはどこからか私の父を連れてきた。リビングもどきに、袋に入った父の着替え(2つ折りにしたセーター5、6枚)が突然出現した。まあ本当のリビングにも父の着替えを一部置いてあるけど、そんなタイミングよく現れるか。私の着替えは現れないのに。

カラオケおじさんに監視されながら3人で部屋を出て廊下を進む。階段を降りてまたしばらく歩き入口エントランスのような場所に出た。ここ出口あったのか。

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3列シートのワゴン車の2列目に父と私は乗せられる。感情のない目をしたスーツの女性が運転して病院まで行くらしい。
「もし病院で体調不良かなにかでこのまま入院ですって言われたら解放してもらえますよね?」と聞く。「…それは解放する。」よし、なんとかして先生に入院って言ってもらおう。さっきから身体が重い。いけるはず。終わり。
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ーあの空間もビデオメッセージも最後の展開も意味不明で、よくこんな夢見るよなと思った。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。