教室の風景(2020.7.2)
先週木曜日に見た夢
授業、といっても皆それぞれに合わせたことをしている。
何故か私は少し年上の女性のリハビリの先生と共にリハビリをしている。マットレスがむき出しの硬いベットに腰掛けて、足の運動に励んでいる。足首に重りを巻いて膝から下を前へ伸ばす。先生が逆方向に押し返して適度な負荷をかける。そうしてゆっくり曲げ伸ばしする、基本中の基本の動作を何度か繰り返す。
教室は北向きの作りなのか、後ろのほうは電気をつけていても薄暗く感じた。そこには図書コーナーがあり、自分たちの背より高い本棚が5つ6つ並んでいるからそのせいかもしれない。本棚の間で何人かがうろうろしている。後ろ右端の壁際には調理台がある。あそこで料理ができるらしい。
左端には扉のない通用口がある。はっきりとした隣の教室との境はない。もうすぐ隣で小学1年生の授業が始まるのか、こちらの教室の左端や外からたくさんの子供たちがなだれ込んでいく。一気に賑やかになるなかで、Nさんが子供たち相手になにかしていた。
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図書コーナーを背にして、少しの間自分の席で休むことにした。
ピリリリリ…… Fさんのスマホが鳴って中庭に出ていった。と思ったらすぐに帰ってきた。「厚労省の大臣から電話があって、お母さんが仕事に行った」最近は在宅勤務だったのに呼び出されて出かけていったらしい。不思議そうにするリハビリの先生。「Fさんのお母さんは官僚なんだよ」大変だな。
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教室の前方から外に出た。次にする、手の運動のための道具を取りに行くためである。室内でいると気づかなかったが外は少し手がかじかむ程度に涼しい。
傘立てのようなところから軍手を取りながら、金網フェンス越しに横の建物を見る。広い運動場?の奥に大きな銀色の建物。中央入口の壁に横書きで「コミケ会館」と書かれていた。ああ、あれがコミュニケーション会館か。入口のところは吹き抜けになっているようで、ガラス張りの空間が見える。「また今度あっちも行ってみたいな」と呟いた。
さて肝心の軍手は内側に黄色いぶつぶつがあり、外は赤茶色に汚れていて年季を感じさせる。特殊な生地で作られているのか分厚く重い。はめようとするがなかなか入らなくて、なんとか右手に押し込んで左手を入れかけたところで目が覚めた。
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ーFさんのお母さんは確か官僚じゃなくて看護師だったと思う。Fさん本人も看護師になるって同窓会の時に言っていたから、今頃はどこかで看護師をしているんだろうか。