戦う人(2020.9.9)

先週水曜日に見た夢

パンパン パンパン パパン
辺りに響く無数の破裂音。
「下がれ!」前衛に出て応戦していた僕は身体を転がしながら後ろへ下がる。ほか何人かもそれぞれの方法で躱す。
刹那、魔物陣営で派手な音と煙が上がった。残りを一気に片付けるため爆弾を投げ込んだのだ。肘を折りたたみ拳銃を構えて待つ。煙が晴れても魔物が動く気配は感じられない。確認、撤退。

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「おつかれー」仲間と共に倉庫のような拠点に戻り歩き始めると、教官から声をかけられた。今日は朝から3ヶ所連続の魔物退治だった。
「どう、慣れてきた?」教官と話しながら武器収納庫へ向かう。得物を左手の中で転がす。「拳銃にもだいぶ慣れてきたでしょう?他の武器も試して見たらどうかな」「そうですね。これより少し大きいやつを使ってみたいです」

「それなら……。あら?こんな所に」
高さ2mほど、両端の壁際の無機質なラックに並ぶ無数の武器。その間に置かれた机とソファのわきに、ポケ〇ンのミミ〇キュに似た魔物が数匹紛れ込んでいた。力の弱い個体だが、群れると厄介なので倒しておくに越したことはない。
教官が1体倒した。「●●くん」(呼ばれた名前がなんだったか忘れた)
魔物から死角になる、教官の反対側にいた僕は、その1体の身体から紫色の光が上っていくのを目にしながら、手の中の拳銃に右手で新しい弾倉をセットする。すぐさま撃つ。
ガシャガシャ ん? ガシャ なんで。おかしい。新しい弾倉なのに発射されないとは。
その様子を見た教官は、自ら残りの魔物を退治した。「たまには武器も点検しないと。先生に見てもらいなさい」「は、はい!」

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"先生"はいつも決まった場所にいる。
武器収納庫からT字に伸びる横長の部屋の中で、壁際の白い机で黙々と作業する人が2人。奥側にいる、丸眼鏡をかけ長い髪を後ろで一つくくりにしている若い男が"先生"だ。童顔で優しげな顔立ちだが、おそらく30代前半なのではと思う。
「ああ。これは多分詰まってるんだよ」慣れた手つきで白い机の上に紙を敷き、拳銃を解体する。すると途端におがくずのような粉が大量に出てきた。「こ、こんなに」「うん。時々持ってきてね」「そうします」

そのまま先生が作業するのを横で見ていると突如、空気が変わる気配を感じた。
僅かの間をおいて、武器収納庫の方角から紫色の煙が入ってくる。よく見なければ分からない薄さと量。においはない。「気づいたかい」先生の問いに無言でうなずき、鼻をつまみ息をとめた。直後、紫色の煙が大量に入ってきた。敵襲か!

煙の流れが一瞬止まった隙に部屋を飛び出した。 ガスマスクと作業服で防備した、いかにもな年齢性別不明の人物達が噴射機を手にしてそこにいた。
教官がストレートの長い黒髪を揺らしながら、刀で何人か吹き飛ばしている。
部屋にいた"先生"ともう1人はそのまま身を守りながら建物の外へと駆けていく。 "先生"たち整備士はあくまで支援班である。戦うよりもまず逃げろ、だ。僕もその後ろを追いかけて、拳銃で敵を牽制しながら武器収納庫を脱出した。

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場面変わり拠点の廊下
他の実働班のメンバー2人と合流した僕は、敵をかわすため畳の部屋に身を隠すことにした。 僕含め若い男ばかり3人が息を殺して、少し開けた障子の引き戸の隙間から外をうかがう。背中越しに戸板1枚挟んだ向こう側、1人、間を空けてもう1人と、2人の敵が気づかず廊下を駆け抜けていく。

「1人捕まえるぞ」小声で言う先輩の言葉に目線で同意する。
ボブ頭の女が通過した。3人かがりで捕縛。
服を脱がし豊かな膨らみを優しく後ろから揉む先輩。目の前のそれに吸い付く僕。もう1人の先輩もなにかしていたと思うが目の前の2つの膨らみに全ての意識を奪われ熱を持つ僕には、他のことは考えられなかった。 (襲う目的ではなく、ただ捕縛して人質かなにかにするつもりだったはずなのに)

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場面変わる
開演前の劇場。座席の間の赤絨毯の通路を走り抜けていく。席は半分以上埋まっている。この建物は広すぎて迷子になりそうだ。 (ここうろおぼえ)

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場面変わる (私は若い男から女へと変わっている)
友達のKEさんについていく。
藁の束を、商店の正面駐車場の車止めのポールの紐に左から順番に、いくつも括りつけていく。藁人形ではなく、しめ縄に近い。少量の藁を束にしてくくりつけるだけ。なにこれ? 私もよくわからないまま、すぐ上にくくりつけてあったものを真似して鳥居型にして、一つくくりつけた。
KEさんが「これは水に濡らすと赤く染まる」とやって見せてくれながら全部括りつけ終わると、商店の中へ入っていった。
おじいさんが「いつもありがとう」と言いながら出てきた。

それからKEさんは畳の部屋に入り、紙の帯をつけたままの線香の束に火をつけて歩き始めた。え?戸惑う私に「あれ?これ知らんの?」と言いながら線香の煙を部屋中に撒き散らす友達。同じ宗派でも細かい派によってやり方が違うんだねと納得しながら私はそれを見る。終わり。
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ーちょっとところどころうろ覚えな部分は、適当に好きなことを書きました。最初の戦闘シーンや教官の髪型や。
やっぱり戦いものの描写を書くのは楽しい!

拳銃の新しい弾倉を装填するシーン、弾倉を拳銃の上の後方から叩き込んでいたけど現実的には合っているのか有り得ないのか?だいたい拳銃に弾倉を入れるものなのかどうかも分からず、そこら辺の適当さが夢らしくて好き。

1番最後、急に全然違う話になったのはそこで1度覚醒して2度寝したんだと思う。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。