王との再会(2020.5.31)

今週日曜日に見た夢
これも下書きしていたもの、最初の方の展開は忘れた

仲の良い友人と2人で話していると、どこからともなく見知らぬ女性がやってきて声をかけられた。胸のサイズを教えて欲しいと言う。「私と一緒でAだよ」友人がそう言いながら私と自分の胸を見比べる。ふむ、その通り。付き合いの長い友人はよくわかっている。話は和やかに進んだ。

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長い間、国を留守にしていた王が近々帰ってくるとの知らせが街に舞い込んだ。
この機会にと、王の身の回りの世話をする召使いが何人も雇われることとなった。候補者については、王宮かなにかから本人に直接呼び出しがあるという。

私も呼ばれて、行った先で部屋に通された。部屋の中央には女官が2人。候補生達は、王との対面の前に身だしなみを整えるらしい。正面にいる女官の顔には、黒いベールのような布が垂れ下がっている。上品ながら動きやすそうな白い布ドレスに腰を締める白い帯?(服のイメージは韓国の宮廷女官のドラマに近い感じ)

候補生は一列に並んで自分の番が来るのを待っている。私の番が来た。
近くで見ると、正面の女官のベールは鼻から下とそれより上で2枚に分かれた、よく分からない作りになっていた。

正面の女官が私の長い髪を持ち上げる。すぐにそれを適当に分けると、正面の人が1束、後ろにいる人にも1束渡す。そしてそれぞれが髪を編み始めた。
普通はそれで髪を触るのは終わりと噂で聞いていたのだが、どうも様子がおかしい。私は他の人よりも色々と丁寧に施されている。正面の人が両手を上げた。今編んだばかりの髪を、後ろの人と協力しながら、今度は後頭部で丸くまとめるらしい。やっぱり何か変だ。
「あなたは王様に選ばれたのよ」あれよあれよと他の人とは異なる、背中が大きく開いた衣装を着せられ化粧も施された。背中は腰の下まで肌が露出している。その時私は、今日どんなパンツ履いてきたっけ、確か変なやつではなかったはず……などと考えていた。それほどまでに背中に布が存在していなかった。

正面にいる女官は私のことを知っているのか、親しく話しかけてくる。私が誰だかわからないという顔をすると女官は顔のベールを外し、「ほら私よ」と言った。見覚えのあるような……あの、胸のサイズを聞いてきた人かもしれない。

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一方向に向いた1人掛けの茶黒い木の椅子が沢山並べられている。真ん中よりも前方は中央で2列に分けられ、それより後ろはひとつのかたまりになっている。
大勢の人と王が会うためだけに作られたこの広間は、今は、召使いに選ばれた人や街の住民、それから記者などで溢れかえっていた。

私は、先程身だしなみを整えてくれた女官2人に付き添われる形で歩いていく。
途中で薄茶色い編みかごケースを手渡された。飲食店でフォークやナイフを入れておく、あの横長の形の編みかごに似ている。こちらは上半分は空で、下半分は白い粉。白い粉の右端に、別枠で少量の液体と小さなスプーンがひとつ。液体の中に粉を入れて混ぜていると、「これを王様にお渡しするのよ」などと女官に言われ、あわててかき混ぜるのを止めた。

それから真ん中よりも少し前、右側の列の後ろから何番目かの中央通路側に着席した。

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ついに王様が現れた。
いくつか民に向かって話をした後、私を見つけると私に色々と話しかけてきた。
私が何か答える前に後ろから私の声がする。ほら、また。私の声だけどこれは私が喋っている声ではない。私の声に似せて作られたニセ音声だ。ニセ音声が私の代わりに、さも私が答えている振りをして答えている。よくもこれだけ自然に流暢に答えるものだ。
しかし彼ならば。このそれらしく聞こえる回答の数々が、私の性格らしからぬことに、とっくに気がついているだろう。

そう、広間に現れた人物は、私が幼い頃からよく知っている人だった。彼が今この国の王だとは……今の今まで知らなかったけれど。

そのうち急にニセ音声が途切れ、代わりに、後ろの席のあちこちからうめき声が聞こえた。騒然とする場で、私も後ろを振り返る。書記台付きの席にいる複数の男女が、胸を抑えて倒れ込んでいる。書記台には身体の前に透明パネルがあり、それで文字を表示させたりできるらしい。「王様が怒ったみたいね」隣にいる女官が顔色を変えずに言った。ニセ音声の協力者に制裁を加えたと言いたいようだ。

式が終わる。王はまたどこかへと出かけるらしい。私も後ろの扉から外に出るべく歩き始めた。
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王には確か奥様がいたはずで、それなら私は側室として呼ばれるのだろうか。嬉しいのに嬉しくない。
などと考えていると突然、「サミィ、サミィ!」外から私を呼ぶ王の声がする。王はそのまま私の所へ駆け寄ってくる。(見た目は私より10歳ぐらい年上、ラフな格好の軽いパンチパーマの男)「やっと会えた。これから西のリゾートへ行くんだ。サミィも一緒に行こう」「私は緑が多い静かなところがいいわ」「ふふ、サミィならそういうと思っていたよ」王は心の底から嬉しそうに笑う。「僕も豪華なリゾートなんかより、静かな森の中が好きだ」……王になっても彼は変わらないなと思った。終わり。
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ーいや誰だよ。
召使いとかそういうのは古典らしいのに、ニセ音声とか書記台とか制裁の現代的な感じ。夢の中の自分は、王になった昔馴染みの男のことを何も疑っていないのがまた……。

あとどうでもいいけど、王との再会って書こうとしたら嘔吐〜が大量に表示される予測変換どうした。嘔吐なんか今まで書いた覚えないわー。そういう時は「吐く」ばかり使うので予測変換、予測が飛躍しすぎ。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。