赤い目(2019.6.3)
今日見た夢
(この前の展開も色々あった気がするが忘れた)
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「“32点円章紋“発動。」
複数の円状紋章を結び静かに呟く。私の目の前の壁を起点に、ドーム状の大きな紋章が形成されてゆく。
自己流に編み出した術の1つ。敵とみなした者は容赦なく攻撃をし排除することに特化した強力な術。敵と味方が入り乱れるなか、敵の数が圧倒的に多いこの場では効果的な術と言える。みるみるうちに敵の数が減っていき制圧。円状ドームの形をしたこの場所では特に効果的だったようだ。
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昨今、赤い目をした殺伐者達が世に現れ始めた。彼らは普段は普通の人間と変わりない目の色をしているが、攻撃性を増した時突然瞳全体が赤く染まり、目に入るものを見境なく襲う。その力は強大。
それに対抗するために作られた組織もある程で、組織の者も攻撃時には目が赤く染まるが瞳孔のみ真紅に染まる。どういう原理なのか不明だが、今のところ殺伐者達に対抗出来る有効な手段はこの能力が発動するしかない。かくいう私も組織には所属していない高校生だが、いつの頃からかこの瞳孔が真紅に染まる能力が発動し微力ながら闘いはじめた。
私のようなノラの能力者や組織の奮闘の結果か、最近は殺伐者達も数が減り、徐々に平穏な世の中に戻りつつある。
現場の制圧を確認したあと、学校に戻った。小中高一貫校で、1棟が小学生、2棟が中学生、3棟が高校生が学ぶ校舎。両端と真ん中などところどころに3棟を貫く廊下がある。
(この間何があったか忘れた)
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通用門を出たところで組織の人達が乗る車に遭遇。これから制圧に向かうらしい。
普通は膨大な書類を提出し複雑な審査の後にしかこの組織には入ることはおろか車にも乗せてもらえないのだが、何故か今回は向こうからワゴン車の引き戸を引いて中から声をかけられ、車に乗せてもらえた。
運転手を含め全員能力者らしく、揃いの服を着ている。(年齢男女比は刑事ドラマの一課員という感じ。40代程のキリリとした女性、見た目は冴えないおじさん、やり手に見える40代程の男性、若い子など計7人ぐらい)
2列目の右端に乗せてもらった。私は黒いスキニーを履いているようだ。発車早々、各窓が開いているのを見て「敵の触手が突然入り込んできたらどうするんですか。」と冷静に言う。あっと気づいたように次々と窓は閉められた。
現場は交差点?だった。こちらを見た瞬間、目を赤く染める殺伐者達。こちらも対抗するため術を放つが……効かない。こちら側の術の効きが悪い。おかしいこんなこと今までなかったのに。殺伐者の中に特異型?が誕生したんだろうか。なすすべもなく血みどろにされ倒れていく組織の人達。誰の術も効かないなんてそんな。こちらに向かってくる3体。私も襲われ。くそ術が効かない逃げれない…か。いやだ死にたくなイ 襲われる寸前、無理やり夢を終わらせた。
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ー赤い目ってところが厨二っぽくて好き。赤く染まったり戻ったりする色の変化が印象的ですごく綺麗だった。「32点円章紋」とかいうけど非対称の網目状の線の組み合わせだった。でも頭に浮かんで呟いていたのは先の言葉。冷静キャラだった。