今を生きる
仏教は、Buddha(仏陀:仏さま)が説いた教えです。
そして、仏教学は仏教を学ぶと言う学問です。
文献学
論理学
音韻学
研究には、色々な方法があります。
お料理に例えると、
仏教が素材。
研究方法が、煮る・焼く・揚げるの調理法。
学ぶ人の好みで調理法が選べる。
仏教学の良い所です。
私が、お釈迦さまの大ファンです!
と言うと、こんな質問をよく受けます。
「お釈迦さま、どんな所が良いのですか?」
ズバリ、教えです。
研究対象ではなく、まして信仰の対象ではなく、仏の教説です。
私は小さな頃から、そそっかしい子どもでした。
少し立ち止まって、よく考えてから行動に移せば、そんなにミスをしなかったはず。
しかし、あわてん坊で。
私は気がせいて、急いで+動いて=失敗するタイプです。
お人に言われた事も、早合点する。
曖昧な部分を再度確認せずに、行動を起こすから問題が生じる。
自分の事だけではなく、お人の事も超特急。
で、被害が拡大する。
万事、こんな調子です。
落ち込んで、今度こそはと。
次の機会には上手く行くように、反省し準備もしました。
でも、上手く行った試しがない。
これは反省が足りないと、ひたすら過去検証。
でも、前とあまり変わらずしくじる。
お釈迦さまは、
「あらゆる現象は移りゆく」
同じような状況は廻って来ないよ。
時間の経過で、物事も、人の気持ちも動くよ。
再びまったく同じ事は廻って来ません。
1回こっきりです。
過去に心を留めても、その通りのシチュエーションは巡ってこない。
1回1回。
過去をお手本に頑張るよりも、
まだ来ない未来を案ずるよりも、
今のこの時を大事に生きる。
私もあなたも、誰にも、残り時間は解らないのです。
いつまでも、生きておれる訳ではありません。
お釈迦さまは、最初6年、苦行なさったのですが、
途中で止められました。
苦しんでも、解決策が得られなかったから。
過去に惑わされず、将来の不安にヒヤヒヤせず、
「今」生きる工夫が、安心楽ちんの近道です。
「あらゆる現象は移りゆく」
続きの言葉があります。
「怠らずに努めなさい」
楽に生きる。
自分の心地よさを意識してみましょ。
私の心地よさ、
これが、「今を生きる」確認方法です。
時には凹んで、つまづいて。それでも、苦にせず歩いています。 < 自分らしく > そんな動きしかできませんが、ご一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。