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34歳夫に精巣腫瘍疑惑が浮上した話1

2023年10月12日の午前11時頃、
近くの泌尿器科を受診した夫から
電話が鳴りました。
「精巣腫瘍の可能性があると言われた。
大きな病院で診てもらった方がいいみたい。」
まさかまさかの出来事に、
動揺する気持ちを必死に隠す私。
電話口で少し状況を聞くも、
あまり頭に入ってこず。
「とりあえず早く直接話がしたいから
帰ってきて話そう」と言い、
私は電話を切りました。

夫の帰宅を待つ数十分。
本当に長く長く感じました。
少し経った頃、ようやく夫が帰宅。
とりあえず冷静になろう、
夫が一番不安なはずと自分に言い聞かせ、
医師から何を言われたのか夫に確認。

医師からは、
・エコーで診た際に、
精巣左側に何か判断がつかないが正常ではない
ガチャっとしたものが見える(右にはない。)
・念のため血液検査を実施する
⇒後に癌腫瘍マーカー確認の為の
血液検査だと知る。
・血液検査の結果が出る数日後に再度受診を
と言われたとのこと。

夫曰く、エコーを確認する医師の顔が
明らかに診察室に入った時と変わったと。
それを見て夫も、
あ、これはまずいやつかな。と思ったようで、
恐る恐る癌の可能性があるのかと
医師に聞いたそう。
医師からは、現段階では判断がつかない、
ただ可能性0ではないと言われたそう。
とりあえず淡々と事実だけを確認する私。

前日夜、入浴中の夫が浴室から
「何だか精巣が腫れてる感じがする」と
相談され、まぁ何でもないだろうけど
近くのクリニックに行ってみたらと
話していたばかり。
丁度翌日、夫が私の用事のために
午前休を取っていたので、早めに安心する為に
半ば無理矢理夫をクリニックに送り出しました。
↑実際夫ももう少し様子見てからでもいいかも~と言ってたくらい症状もほぼなかったようでした。

もちろん癌を疑うことなど0.1%もなかったので、
クリニック受診前にお気に入りのお寿司屋さんのテイクアウトを予約。
何ともなくてよかったね~と笑いながら、
お寿司を食べようとワクワクして
夫の帰りを待っていました。
その数時間後に、まさか癌疑惑が浮上するなんて。

一通り夫から話を聞き、
気づいたら、私の目には涙が零れていました。
夫が一番不安なのに、
泣いちゃいけないと思いながらも止まらない涙。
泣く私を見て、ごめんねという夫。

一先ずテイクアウトしてきたお寿司を
食べようかと話し、食べ始めたものの
普段大食いの夫も食事が喉を通らない様子。
普段はメンタルが強く、大抵のことは
なんとかなる!大丈夫!と
楽観的な夫が参っている様子を見て、
これは大変なことになってしまったと
思いました。

夫は午後から仕事・私は次女の1か月検診だった
こともあり、一先ず夫を送り出しました。

そして私も次女の1か月検診へ。
とにかく午後から予定が
あってよかったと思いました。
しかも検診に行くと、偶然にも私の勤務先の方が検診会場の産婦人科にお仕事で来られていて、
検診を待つ間はその方と世間話をして待てることに。
夫の癌疑惑の件を一瞬でも忘れることができてよかったと当時のことを振り返ると思います。

とにかくこの時は数日後の
夫のクリニック受診結果が
悪くないように悪くないようにと
願っていました。

次回に続きます。


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