【スマブラSP】VIPへ行くために本当に必要だったこと

本当に必要だったのは

「人の強さ」と「キャラ練度」


Twitchにて配信活動を行っている、しゅれんと申します

私は全キャラVIP到達企画を行っている最中ですが
スマブラというゲーム自体がそこまで上手という訳ではなく
既に6,7キャラをVIPに到達させているにも関わらず

「VIPに到達しやすいキャラTOP3」に挙げられることが多々ある
サムス&ダークサムスをして、VIPに到達するまでにオンラインで500戦程必要でした

現在の未VIP帯のレベル上昇もあり
「これをやればVIPに行けます」
という風な情報のほとんどが中~上級者向けの内容であることはそろそろ広く知られていることではありますが
スマブラSP自体が発売から時間の経ったゲームということもあり
古い情報の「これをやればOK」は、非常に通用しづらい状況にあると思います

では結局必要なものは何だったのか?と言えば…

shogunさんの動画にて

ガノンドロフではVIPの実力があるJapanese小池さんに
他のキャラでの「これやればOK」を伝授しVIPマッチに挑む という企画なのですが
VIPボーダーよりもかなり高い戦闘力帯でのマッチングということもあり
かなりの苦戦を強いられてしまい、この動画上での流れとして
「楽な道は無い」「経験と練度の問題」ではないか?という声も上がりました
それでも「立ち回りの楽さを重視するべきか?」「有利状況での楽さを重視するべきか?」と深堀りしていく姿勢に触発され、私なりの考えを纏めたいと思います


■人の強さとは意思決定の上手さである

まず人の強さとは何なのか?ということに触れておきますが
それは「意思決定の上手さ」であると思っています

対戦ゲームは
そのときそのときの状況で、自分が有利になる行動を選択すること
によって成り立っていますから
使用キャラクターに関わらずこれが人の強さに直結しており

意思決定の質(速さと正確さ)が強さの大部分を占めているのだと思います

もちろん反射神経は意思決定を行うスピードに関わりますし
操作精度は意思決定の結果を現実に反映させる為に必要ですから
重要ではあっても手足のような存在と言えるでしょう


・意思決定の質を高めるには

ゲームの理解度が大きな部分を占めます
どんなキャラを使っても強いという人はゲームの理解度が高い人が多く
対戦ゲームそのものへの理解度が高い人は、別の対戦ゲームをやっても強くなるのが早かったりしますよね

スマブラで簡単な例を挙げれば、初心者は相手を崖外に出した後で
復帰阻止に行かなかったり、崖狩りを行わずにステージ中央で待っていることが多くあります
これはスマブラというゲームの理解度が低いため、有利状況を活かす意思決定ができていないということです

もっと複雑な例を挙げればキリが無いですが
このようにゲームの理解度が高い人は、適切な意思決定ができるから勝つことができるのです

もちろん、ゲームをどれだけ理解していても
「これは反撃が取れるな!」と瞬時に見分け、入力を行う反射神経が無ければいけませんし、その操作入力は正確でなければ実現しません

「ゲームへの理解度」はどうやって鍛えれば良いのか?
当然、VIPへ行く程度までの話としてではありますが…

・数をこなす
やはり経験は大事
そのゲームを理解するのには数が欠かせません
必要な時間は人それぞれですが、初心者のうちほど重要です
楽しく数を重ねられる環境がベストです、同じぐらいの実力の仲間と「お前には負けない」という気持ちで切磋琢磨できれば、これに勝る環境はありませんね

・上手い人の話を聞く
数をこなしているだけでは上達が鈍る時期がやってきたら
積極的に上手い人の話を聞いて取り入れていくのが良いと思います
動画を見たりしても良いですし、他の人に自分のプレイを見てもらってアドバイスを貰うのも大きな手助けになります
「もっとこういう部分を意識した方が良いと思います」と言われて、今まで考えたこともなかった部分だ!と思えたら、グッと理解度が上がるチャンスです

・解説動画を見る
これも有効な手段ではありますが、どちらかと言えば「キャラの練度」を上げるのに効果的な場合が多いです
紹介されていることの「何がどう有効なのか?」が理解できて応用できるようなら、元々あなたは人が強い方です

■キャラの練度

あなたがもし、「自分はあまり人が強い方じゃないな…」と思っているなら
キャラクターを使い込むことによってVIPぐらいまでは行くことができると思います

キャラクター毎に移動速度やジャンプの高さなど、操作感は違いますから
そのキャラに慣れていないだけでも意思決定は難しくなってしまいます

復帰や掴みが届くと思ったら届かなかった
反撃が間に合うと思ったら間に合わなかった
撃墜できると思ったらしなかった

練度が低いときのあるあるです
そのキャラの操作に慣れれば、自キャラをじっと見つめなくてもスムーズに操作することができるため
相手キャラをよく見ることができたり、技選択を迷わずに行うことができるようになるため意思決定の質が上がります

コンボ、ガーキャンで反撃が取りやすい技、崖捕まりに当たる技
こういったものは知るだけで有効です
特にこれらの要素については状況が限定的ですのでその技を活かしやすいです

ニュートラルでの行動や、撃墜技については
それを活かすことができるかどうかが別問題となりますので
「いつどのタイミングで使うのか?」というのを掴むのに慣れていきましょう
自転車の乗り方を説明できなくとも、いずれ体がバランスの取り方を覚えるように人間の脳は成功と失敗を少しずつ蓄積していきます
当たらない技を徐々に選択しなくなり、有効な技を有効なタイミングで選択できるようになっていくはずです
「何をするか」と同じくらい「何をしないか」は重要です
選択肢が少ないほど、意思決定は楽になっていきます

ただし、これはそのキャラクター固有のものです
あなたがバスケットボールのドリブルを練習してできるようになったとしても
バレーボールのトスが上手くできるかはまた別問題です
運動神経が良くても特定のスポーツだけだったり、要領が良くて何でもすぐできる人も居ますよね

「これをやればOK」の本質

「これをやればOK」というような強い行動があるということは
意思決定を楽にしてくれますから、有効であることは間違いありません

しかし、その行動を取れないシーンでは自分で意思決定をしなければいけませんから
そもそも五分近くの戦いができる実力が無ければ、強い行動を学んでも強さを活かすことができず負けてしまいます

更に言えば、強行動を「いつ使うのか?」「どう使うのか?」についてまで詳しく解説されることは少なく、また非常に多様な状況が起こり得るスマブラにおいて、その全てを解説することは困難を極めます

そもそもゲームが上手い人や他のゲームでの経験値がある人は、その辺りをすぐに掴むことができますが、僕のようにそうでない人は
強いと言われる行動がなぜ強いのかを理解し活かすことができるようになるまで、経験を積んだりアドバイスを受けるほかありません
(アドバイスを受けたとしても、それを体で覚えるまでやはり経験が必要ですが…)

「この行動は本当に強いのか?」と疑問に思うことは素晴らしいことですが、大体は上手く使いこなせていないだけです、一緒に頑張りましょう


■どのぐらいできればVIPマッチに到達できるのか?

徐々にVIPボーダーも上がり、プレイヤーの練度も煮詰まっていきますので現在(24年10月頃)での認識になりますが

共通して:
・自キャラをじっと見なくてもスムーズに操作が可能
・復帰での単純なミスがほとんどない(崖受け身が取れない等を除く、自分の操作ミスによる落下)
・ニュートラルでの行動指針、簡単なコンボ、ガーキャン行動、撃墜技、有利状況(着地狩りや崖展開)での行動、が大凡固まっている

使用キャラクターの練度がこの辺りまで達していれば、VIPマッチへの到達は可能だと思います

■筆者がサムスの"強行動"の練度を具体的にどこまで上げたか

これについては次回以降の個別の記事に掲載したいと思っています
ここまで読んで頂き、ありがとうございました

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