
心のドアノブ
今日のお話は
心の出入り口についてです。
人の心をこじ開けようとする方がおられます。
誰かに何かあると、
「どうして?」や「何があったの?」と
自分の興味で聞き出そうとします。
こうすることで、人の心が開かれることは、
決してありません。
心のドアノブは、内側にしか付いていませんから
人の心を外から開くことは、出来ません。
傷付いた心に誰かがそっと寄り添うことが出来れば、
それだけで人の心は救われます。
「目の前の人を幸せにする」ため
私達に出来る事の第一歩は、相手に寄り添い、
静かに話を聞いてあげる事から始まります。
自分の価値観を脇に置き、相手の沈黙も恐れずに
「話を聞く事」には、それなりの心構えが要ります。
プロが行うコーチングでもカウンセリングでも
「傾聴」から始まります。
今宵は
ネットを置いてテレビを消して
大切な目の前の人にそっと向き合い
その人の話を聞いてみませんか?
これもコロナ禍で出来た時間の一つの
過ごし方かも知れませんね。