2024年ライフワーク振り返り①
先日投稿したワークショップ振り返り。
直近で体験したところばかり扱ってしまったので、2024年の振り返りというには不十分でした。また、自分のベースにあるライフワークのことに触れられておらず、自分が継続して関わっている世界や人たちを全然書けていませんでした。
これらのことを、読んだ人に教えてもらって気づきました。今まで関わってくれた人たち・関わり続けてくれている人たちを抜きにして自分だけでやったことのように書いてしまい、本当に恥ずかしいです。
改めて、2024年のライフワーク振り返りとして言葉にしてみます。
前回と被る部分もあるかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。
言葉にするにあたって
前回書いたものは、自分がやってきたことにフォーカスしていてその背後にいる「これまで関わってくれた人や場」の記載が抜けていました。
今の自分がやっていることや見たり考えたりしていることは、今自分に関わってくれている人や場、過去に関わってくれた人や場、これまでの歴史から受け取ったものを使っているに過ぎない。そのことを忘れて、これまでの関わりや積み重ねへの敬意を払えていなかったです。
上記のような、他者の助けがあってできていることを自分ひとりでやったかのようにふるまうのは、社会の中にある「自分が成功するためには、他者を利用しても構わない」という声に影響を受けた、特に男性ジェンダーがやりがちなこと。僕にもその考えが染みついていて、日常の中でそう振る舞ってしまうことがあります。
これまで何度も教えてもらっているのにその振る舞いから抜けられないことは、教えてくれている人たちの関わりやかけてくれた時間を考えると本当に情けないです。
※この学びのことは、振り返りの中で記載していきます。
その上で、改めて思い返すと、僕は本当にさまざまな関わりの中で生かされているんだなっていうことが見えてきます。
中でも「プロセスワーク」「ワールドワーク」「OSHO瞑想」「気功」が自分のベースと感じているので、それらを言葉にしていきます。
ライフワーク① プロセスワーク
2014年頃から学び始めたプロセスワークを、今年も学び続けています。
知れば知るほど奥深いプロセスワークの世界。その世界のガイドをしてくれているDayaさんには、プロセスワークの学びだけでなく人生の節目で本当にお世話になっています。
学び、受け取っているもの
プロセスワークで学んでいるのは「関係性(周囲との関わり/世界との関わり)」「からだで感じる」「感情を大事にする」「プロセスを信じ進んでいく」ということ。
それらは頭で考えるだけでなく、体の感覚や雰囲気なども感じて関わっていくこと、そしてフィードバックを見ることがとても大事だと教わりました。
僕は他の人と関係性を作っていくことにとても苦手意識を持っているのですが、プロセスワークの学びを通じて周囲と関わり、関係性を作っていく喜びやこれまで培っていた関係性の大事さを味わえるようになってきています。
また、ファシリテーションで大事にすることもDayaさんから学んでいます。
Dayaさんのファシリテーションを見たり解説を聞く中で、今僕が言葉にできるのは以下のようなものです。
自分の中にある様々な声や感情をないことにせず、今まさに目の前で起きていること(プロセス)に関わっていく。
中立な立場としてではなく、その場に自分を含め関わっていく。
言葉だけでなく微細な動き、場の雰囲気、その場に出ていない声にも敏感になる。
落としどころを探すのではなく、場のプロセスが進みたい方向に従って促進していく。
さらに、Dayaさんの場で学び続けることを通じ一緒に学ぶ仲間ができたのも僕にとって大きいです。
僕が誰かと一緒に学ぶことの想像がつかなかったところから、徐々にですが「お互いに学び合う」という関係性が生まれてきています。周囲から学びそれを返していく、そんな他で得難い場にいられることは本当に嬉しいし、Dayaさんも含め、関わり続けてくれるみんなには本当に感謝です。
昨年仕事の関係で東京から大阪へ引っ越し、現在単身赴任中ですが、その関わりを続けたいと思い、定期的に大阪から東京に戻ってみんなと会っています。また、大阪でも一緒に学ぶ仲間ができ、そちらのコミュニティにも加えてもらっているのは本当に贅沢な環境です。
それらが続けられるのは、とても恵まれていると感じています。
2024年の振り返り
・通年の学び
Dayaさんのもとで、日常で使えるプロセスワークを学んでいます。
毎月の大阪→東京移動も慣れてきて、自分なりのリズムを見つけられた感じもあります。
今年は、東京で一緒に学ぶ仲間同士でプロセスワークを学びあう機会が増えました。
自分たちでチャレンジしてみると、できているところと難しいな・・・というところが見えてきて、難しいと思えることに少しチャレンジしてみることでわかる学びがあるんだ!と(今さらかもしれませんが)実感を深めています。試行錯誤する楽しさも険しさも、ひとりでやっているわけではないと思いほっとする実感もさらに増えています。
ただ仲間同士で試してみるだけでなく、これまで様々な経験をして歩んできたDayaさんが見守ってくれている、という安心感もとても大きいです。
この学びは、自分と環境が許す限りこれからも続けていくだろう、と思い味わっています。
「Learning Field」という言葉をDayaさんはよく使っていますが、僕もその土壌を一緒に作り耕しているんだ、という感覚がじわじわ自分にしみ込んできました。その感覚を味わえていることも本当に豊かです。
・アーニーが亡くなったこと
プロセスワークの創始者、アーニー(arnold mindell)が今年亡くなりました。
僕はヤハツに行った際、一度だけアーニーに対面で会ったことがあるんだけど、とても優しくパワフルでおちゃめな人でした。
夕食のとき、英語があまり理解できない僕と同行者のそばに来てくれたり、他の人が楽しそうに話しているのを優しい目で見守っている姿は今も忘れられません。アーニーのパートナー、エイミーと本当に仲がよさそうにいる姿も。
今書いていてもなんだか涙が出てきました。
Dayaさんが開いた「アーニーの思い出を語る会」に参加した時も、やっぱり感情が動いたなあって思い出します。
プロセスワークが開発されていった歴史やさまざまな葛藤、アーニーとその周囲にいた人たちの関わりを改めて知ることができたし、大切なものを残していってくれたアーニーに、改めて「ありがとう」って伝えたいです。
Dayaさんがシェアしてくれた、エイミーが作った曲のリンクも貼っておきます。
とても沁みる曲で、感情が動きつつもとても静かになれる曲だなあって思います。
・インナーワークを改めて学ぶ
プロセスワークで大事にされているインナーワークを、改めて学ぶ機会もありました。
これまで見様見真似でやっていたところもあるインナーワークについて、改めて説明を受ける機会は「なるほど!」と思わせるものでした。
自分が少し意識していたところもあれば、そこまで感じてなかった!考えてなかった!というものもありました。五感をもっと意識的に感じていくことで見える世界が変わるという感覚は、これまでぼんやりと感じていたことがとてもクリアになって自分の中で腑に落ちた感覚がありました。もっともっと日常で使っていきたいな、身近にしていきたいなと思えたのは嬉しかったです。
講座だけでなく、その後6日間インナーワークの場が開いていたことも、怠け癖がある僕にとって本当にありがたかったです。
朝の体操じゃないけれど、習慣化は本当に大事だなあって身に染みて感じます。
・仲間が開く場への参加
プロセスワーク、次の投稿で書こうと思っているワールドワークで出会った仲間が継続的に開いている場へ参加する機会も多かったです。
オンラインでの読書会やインナーワーク練習会、大阪での自主練習会など、みんなに会いたいという気持ちや学びへの興味・好奇心で参加を続けています。プロセスワークの体感を思い出せる瞬間が都度あって、開き続けてくれることのありがたさをいつも感じています。
現在住んでいる大阪でも、ともに学ぶ仲間とのつながりが増えています。つながりが増えているのは、tomoni.の2人との出会いがとても大きいです。
2人とはワールドワーク合宿で出会い、そこから関係性を作っていきました。Dayaさんのもとでともに学ぶ仲間でもあり、大阪コミュニティの主催として関わってくれる人たちでもあり、友人でもあるという複数の関係性があるなって改めて思い返しています。
繊細さとパワフルさをあわせ持ち、どんどんパワーアップしている二人の姿を見て「本当にすごい!」って感じますし、一緒に学び続けたいなって強く感じます。
そんな二人が2021年から主催している、Dayaさんを講師に招いて開かれた場に、今年も参加しました。
いわゆるセクシュアルマイノリティ当事者と支援者、そのつながりや関係性がテーマでしたが、多様な方がそれぞれの想いを表現している姿は本当に美しく、その人がその人らしくいることのパワフルさを何度を見せてもらえました。そして、現実の困難さも語られたことで、自分たちがどうその問題に立ち向かっていくか、ソーシャルアクションに取り組んでいくかを考えるきっかけをいくつももらいました。
その人にとって大切なそれらの話を聴かせてもらえること、そのこと自体がとても貴重で、シェアしてくれたみんなには本当に感謝しかないです。
僕自身は、参加するたびに「まだまだ知らないことがたくさんある」ことを自覚しながら、それでも関わること、知り合っていくことはできるしそこから始まるんだ、と強く感じる時間を過ごしました。
そして、マジョリティである僕が自分のジェンダー・セクシュアリティを言語化しなくて済んでいること、マジョリティが受ける恩恵を自覚していないことも改めて思い知る機会になり、徐々にではありますがそこに向き合っているところにいます。
それらを自覚し、向き合い、その場の参加者とつながっていこうとしていけたのも、Dayaさんのファシリテーションがとても助けになっていたことを思い返していて、本当に様々な局面でDayaさんのお世話になっているなあと感じています。
昨年の場に参加した方が書いたnote記事があるので、そちらもシェアします。この記事、場で起きたことやそこから感じたことの言語化が本当に素敵で「自分もこんな風に書けるようになりたいな」って感じながら読んでいます。
書き始めると、今年自分に関わってくれた人や場がたくさんあることに改めてびっくりすると同時に、これだけの人たちがいることに嬉しさも感じています。そして、じっくり振り返ることの大切さを改めて嚙みしめています。
まだまだ続く自分のライフワーク振り返りですが、次の投稿に続きます。
次の投稿は、ワールドワークについて書きたいと思います。
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