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ゲームプログラムの記事まとめ

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ゲームプログラム に関する記事をまとめています
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#python

PythonでTiledマップエディタのデータを読み込む

今回は、汎用の2Dマップエディタ「Tiledマップエディタ」をPythonで読み込む方法を紹介します。 例えばこのように Tiled に配置されたデータを読み込みます。 ■まずは日本語化Tiled を日本語化していない場合は、以下の手順で日本語化します。 メニューから「Preference...」を選んで設定画面を開きます。 「Interface」>「Language」>「Japanese」を選びます。 すると表示設定が「日本語」になります。 ■マップデータの新規

イージング関数を使ったUI挙動の作り方

今回はイージング関数を使ったUIの動きの作り方を紹介します。イージング関数とは、0.0〜1.0 の値を渡すといい感じの曲線で推移するパラメータを返してくれる関数です。Tween や Easing と呼ばれることもあります。 上記画像は、cubeOut (3次関数) によるイージング関数の使用例です。横軸が時間の経過で、縦軸が値の変化となります。 イージング関数の一覧は以下のページにまとめられています。 イージング関数が簡単に使用できるかどうかは環境によりますが、プログラ

2次元配列管理クラスの実装について

今回はゲーム作りに役立つ2次元配列管理クラスを紹介します。 2次元配列は、2Dゲームにおけるマップ(フィールド)データを格納するためによく使われます。 例えば落ちものパズルゲームでは、各色のブロックを2次元配列の数値データとして扱います。 過去にQiitaに書いた記事では、Tiled Map Editorというマップエディタで作成したデータをこのクラスに格納したり…… A*での経路探索をする際に、このクラスを使って経路情報を求める、という使い方をしていました。 他にも

ゲームオブジェクトとその管理の実装について

今回はゲームオブジェクトの管理方法について、実装方法を紹介します。 なお、コードの実装例は Python で行いますが、言語特有の機能は使わず、一般的なプログラム言語で採用されている機能のみ使うので、Python を知らなくても読み解くことは難しくないと思います。 ■ゲームオブジェクトとはアクションゲームやシューティングゲームでは、大量のゲームオブジェクトを管理する仕組みが必要となります。 ゲームオブジェクトとは、ゲームで登場するキャラクターやアイテムなどです。 例えば、

【Pyxel】セットアップ手順と基本の関数について

今回は、レトロゲームエンジン「Pyxel」の初期セットアップと、基本的な知識をまとめた記事となります。 ◾️PyxelとはPyxelは、WindowsとMacOS X、Linux環境で動作するゲームエンジンです。 使用可能なプログラム言語は Python です。 レトロゲーム風のゲームを開発することを意識しているため、色数が16色まで、同時に再生できるサウンドが4音までとなっていますが、その制限ゆえ、ゲームプログラムを学ぶ最初の環境としては、とても良いのでは、と個人的には思