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かまみくはDNAの螺旋階段を駆け上った【オモコロラジオCD vol.01】

オモコロ好きの皆さん、こんにちは。
買いました? オモコロラジオCD 。

噂によると、「オリコンにはいるくらい」CDを刷ったとのことですが、瞬く間に完売してしまいました。
とりあえず再販されるそうなので、買えなかった方も公式からのアナウンスを待ちましょう。

さて、今日お話ししたいのは、このCDに収録された「かまってみくのしん」についてです。
ここで「かまってみくのしんとは」についてお話しするのは長くなるので、説明はしませんが、まぁぜひ聞いてみてください。
Love You、面白いですよ。

※これ以降、CD内容のネタバレを含みますので、ご注意ください。

みくのしんさんの「夢」

そもそも冒頭からして不穏です。
かまみくのお二人から、「聞くな」と注意されます。
さらに言えば、このCDの収録タイトルでも「視聴注意」と表示されています。

ただ、それも納得というか、今回の企画は「みくのしんが噛んだ利きガム対決」ですよ?
5個の噛み終わったガムから、みくのしんさんが噛んだガムを当てる、というとてもシンプルかつパンチのきいた企画です。

CDで音質が良いためか、かまどさんが綺麗にドン引きしているのが声で伝わるのが面白いです。
あと、わりとガムを口に含むことを簡単に受け入れたり、そもそもみくのしんさん以外に噛んだガムを提供する人がいたり、みくのしんさん本人が企画にひいたり……。

明るい地獄とでも言いましょうか、仲の良いかまみくの二人が無邪気に、おぞましい企画に挑戦する構図がすごいです。
私は初めて聞いたとき、かなり覚悟が必要でした。
5個のガムが並べられ、かまどさんがリアルなガムの描写を始めたときは、本当に妄想の世界へ現実逃避しかけましたよ。
若干聞こえる咀嚼音とか、意外と個性の出るガムの噛み方とか、もう……。
「ひでぇ企画だな!」というレベルじゃなく、とてつもないんですよ。繰り返しますけど、そんな企画を結構ノリノリでこなすかまどさんもすごい。

唐突に思い出しましたけど、そういえば、ぷっちょを口移しするCM、放送禁止になってましたね。

ただ、ラストでかまどさんに反撃されて、かまどさんが噛んだガムをみくのしんさんが口に入れたときの「ヴぉえ‘’ー!」の発音に爆笑はしました。
かまみくの桁違いの信頼関係を浴びるように聞ける、というトータルでは最高の音源です

かまみくの「愛」

さて、ここまでは企画そのものの「ヤバさ」をお伝えしましたが、冷静に聞き返してみると、感心したことがあります。

それは、絆を確かめる手段として合理的であることです。

ガムとは外れますが、「人類はなぜキスをするのか」というのは、これまでさかんに研究されてきたテーマです。
お互いのDNAの確認する、ホルモンの分泌の変化させる、さらには、妊娠中に感染すると危険なウィルスに対する免疫をつけさせる、といった様々な効果が検証されています。
「キス」という行為には、まだ解明されていない、未知の効果・生み出されるべき理由があるのかもしれません。

(♪ここらへんで「たけしの万物創世記」のテーマを流す)

そして、キスと、今回の企画に共通するのは、他人の唾液を取り入れるということ。
みくのしんさんは、「かまみくの絆を確かめるため」という目的を掲げていましたが、米・ラファイエット大学の研究によると、キスという行為により、社交性や信頼感を高めるホルモン、「オキシトシン」の分泌が促進されたという報告もあります。

また、「口」という部位に注目すると、甘噛みをしあうことで愛情表現を行うオオカミや、鳥類が口移しで子供に食料を与えるなど、信頼関係をつかさどる、重要な器官であるといえるでしょう。

みくのしんさんは、絆を確かめながら、より強固な信頼関係を築く方法として合理的な企画を選び取ったわけです。
それは、DNAに刻まれた、本能的な企画だったのかもしれません。

最後に

とはいえ企画としては狂ってますよ。

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