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2023年4月の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)
都内においてもコロナ前と同レベルまで検索ボリュームは戻ってきていますが、実際の人流は2019年の1月のレベルにも届いていない状態です。このことからも以前と比較してフリーでの来店は減少、事前に何かしらの検索をしてからお店に行くといった行動が増えているのは明らかです。
利用するメディアが人によって、違いがあるのであらゆる媒体への情報の露出の重要性は高まっています。まずはきちんと正しい情報をすべてのメディアに掲載することからのスタートかと思います。そこが出来てないとスタートラインに並べないといった状況になっていくでしょう。
chat型AIが徐々に浸透し始めているので、以前のインターネットが普及し始めた時と同様にお店探しの方法が変わってくる可能性は高いです。もちろん打ち出しの重要性もさることながら、店舗の実態としての実力も問われるでしょう。一方で人件費や原材料の高騰も進み、ロボットやツールを導入した効率化も図られ始めています。自店舗の将来像も考えながら、それらもうまく活用し時代に合った業態へ変えていくという事も必要かもしれません。
◎まとめ
【4月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(4/30まで)】
・都内ターミナル駅は4月前半は微減、その後回復してきましたが2月後半と同レベル
・繁華街(21時)は4月前半から減少傾向が続きましたが、池袋を除き最終週はインバウンドの影響もあり大幅に回復
・ターミナル駅(15時)、繁華街(21時)共に一番回復している所でも2019年1月対比で-10%と未だに以前のレベルには戻っていない
【ターミナル駅(15時】】
![](https://assets.st-note.com/img/1683121057496-zWpyMRVaTT.png?width=1200)
【繁華街(21時)】
![](https://assets.st-note.com/img/1683121065286-ybyX8wxyfU.png?width=1200)
【業態系ワード】
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683123698577-aCrnLtzNhS.png)
・検索ボリュームとしては、全体的にコロナ前のレベルまでには回復
・先月対比では北海道以外は、落ちているものが多い
【利用シーン系ワード】
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683160768100-Hcg0ufCwiV.png)
・コロナ前の4月と比較しても、ほぼ以前のレベルまで回復
・先月と比較すると神奈川、北海道を除き、微減傾向
・『カフェ』ワードは微増していることからお出かけ・買い物系のニーズは伸びていそう
【グルメ媒体系】
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683162928978-z7OSlOW8Rb.png)
・『グルメ媒体』ワードは、全般的に横ばいで推移。ほぼ『媒体名』を入れての検索はなくなりつつある
・以前は評価を確認するために『食べログ』を見るといった方が多かったですが、最近ではgoogleビジネスプロフィールに移行している人が増えていることもあり、以前のレベルには戻らないでしょう。ただ、都心部ではまだ強いといった面はある
・以前の大人数宴会需要の減少により、ポイント付与による幹事のメリットは減っており、以前ほどの効果は出なくなってきていると思われる
・効果性は落ちてきているとはいえ、依然SEOは強く。うまく活用していくことも必要
0.3月の東京ターミナル駅と繁華街の人出(4/30まで)
・ターミナル駅(15時)
3月に好調に回復していた都内主要ターミナル駅人流ですが、4月に入り減少し、2月と同水準くらいまで落ち込んでいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683121046212-BXbO1KSoc5.png?width=1200)
・繁華街(21時)
繁華街21時は、4月前半は減少傾向でしたが、最終週はインバウンドの回復もあり、池袋を除き大幅に伸びてきていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683121070240-2x21OzpMcY.png?width=1200)
1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)
Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/4/30 2023/5/3に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)
![](https://assets.st-note.com/img/1683121553471-Mr3u0DFntW.png?width=1200)
全体的に回復傾向ではあるが、先月対比では北海道以外は、落ちているものが多い。
【ワードボリューム昨年同月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683123385769-4k3JCEoJW2.png)
昨年の時点で回復の良かった焼肉、寿司においては昨対で90%前後のエリアもありますが。その他のワードは昨年よりも大幅に回復してきています。
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683123403543-4RX7Fge78N.png)
コロナ前の2019年対比で『居酒屋』ワードも回復はしてきており、全体的に以前のレベルまで回復してきている。
2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)
Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/4/30 2023/5/3に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)
![](https://assets.st-note.com/img/1683121607559-mpcTGvec9g.png?width=1200)
【ワードボリューム昨年同月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683123986973-vd4MS7U9Ti.png)
『ランチ』『ごはん』と一昨年を若干下回っている所もありますが、全体的には昨年と同レベルといった感じ。
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683124001537-DpyTyzO6AU.png)
コロナ前の4月と比較しても、ほぼ以前のレベルまで回復しています。
先月と比較すると神奈川、北海道を除き、微減傾向。『カフェ』ワードは微増していることからお出かけ・買い物系のニーズは伸びていそうです。
3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)
Googleトレンド(期間2012/1/1~2023/4/30 2023/5/3に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)
![](https://assets.st-note.com/img/1683124636058-wvTxwCTDT8.png?width=1200)
【ワードボリューム昨年同月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683121663190-tGESuHAtTs.png)
『グルメ媒体』ワードは、全般的に横ばいで推移。ほぼ『媒体名』を入れての検索はなくなりつつあります。
以前は評価を確認するために『食べログ』を見るといった方が多かったですが、最近ではgoogleビジネスプロフィールに移行している人が増えていることもあり、以前のレベルには戻らないでしょう。
また、ポイント付与での囲い込みはできていると思いますが、大人数での予約も減り、ポイント付与の差も小さいことから、それによってお店選びが変わるというシーンは減ってきていると思います。
以前の大人数宴会需要であれば、どこも大差がないためにポイント付与を大きい店を幹事さんが選ぶといった事はありましたが、多くても数名程度、かつ当日現地でお店を決めるようなシーンが増えてきている中では、ポイント付与よりも媒体の見つけやすさやお店の内容の分かりやすさの方が重要度が増してきています。
効果がおちてきているとはいえ、依然SEOでは強いといった側面はあるので、効果性をあるうちはうまく活用をしていく必要はあると思います。
【コロナ前2019年4月対比】
![](https://assets.st-note.com/img/1683121674744-SnSoXmfIuQ.png)
コロナ前と比較すると減少してきているのが分かります。