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2021年10月中旬の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

緊急事態宣言も段階的に解除されつつありますので、10月中間での外食系検索ボリュームの変化をまとめました。

↓10月末までのデータまとめたもの作成しました。うちの直営のグルメ媒体の数値も加味した見解も加えています。よろしければ参考までに↓

◎まとめ

【業態系ワード】
・昨年の10月はgotoキャンペーンの影響もありアクセス数が多かったこともあり、『焼肉』を除くとまだ昨年を下回っている。

・『居酒屋』『バル』といった飲み需要系ワードは、昨年時点での10月の戻しが弱かったこともあり、昨年対比では80%~90%と健闘しているように見えますが、コロナ前と比較すると、まだ50%程度くらいまでしか戻ってきていません。
 恐らく、空中階に店舗がありweb集客によって宴会売上を立てていたタイプのお店さんは、厳しそう。

・やはり、飲み系需要は今の感じだと短期的には以前のレベルに戻ることはなさそうですね。

【利用シーン系ワード】
・『ランチ』『カフェ』といったお出かけ・買い物需要系ワードは昨年10月の9割強くらいまでは戻ってきている。

・しかしながら『ディナー』『レストラン』といった夜系の需要はまだ、戻りが70%前後と悪い。

・需要回復にはもう少し時間がかかりそうです。

【グルメ媒体系】
・媒体系の検索ワードも昨年のgotoキャンペーン時に爆発的に伸びたということがありましたので、昨年対比でみると大幅に落ちています。

・全体的なトレンドとしては、コロナ以前と変わらず、一休を除いてはダウントレンドです。

・ぐるなびは、そもそも微小なので以前と同程度,『食べログ』はコロナ前の半分、『ホットペッパー』も1/3と大幅に減少しています。今後gotoが行われれば一時的に大幅に回復しそうですが、その後はこれまで通りのトレンドとなりそうです。
 いくつかの店舗で各媒体の数値の変化を見ると
 ・googleマイビジネス:アクセスは大幅に伸びてきている(1.5~1.8倍)
 ・ぐるなび:昨年と同程度
 ・食べログ:10%~20%ダウン
 ・ホットペッパー:10%~20%ダウン
といった傾向がみられます。

・これまでと集客構造が徐々に変わってきていそう。
 特に若年層や女性客の多い業態はSNSからの認知が増えてきているはずなので、そういったところへの露出をしていくことが必要になってきている。

・もう一点、現状、個人情報の保護の観点から、広告媒体が顧客データを許可なしに取れないようになり、googleやfacebookでの広告の効果が大幅に落ちてきているといった事が起きてきている。
⇒以前から記載はしていますが、自店での顧客の囲い込みの重要度が増していきますので、早めに施作の検討していくことが必要だと思います。

【テイクアウト、デリバリー系ワード】
・緊急事態宣言明けてからは、テイクアウト系のワードも若干減ってきてるが、今後も一定ボリュームが残っていきそうです。

・デリバリー系も同様にこれまでとは違った利用シーンの獲得をしていっているので、恐らく今後もマーケットが拡大していくと個人的には見ています。
 
・イートインの復活に伴い、デリバリーをやめるところや力を入れ方を弱めるお店が多いと思いますので、逆に今がチャンスだと思います。


1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/10/15 2021/10/26に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

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【ワードボリューム昨年同月対比】

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 昨年の10月はgotoキャンペーンの影響もありアクセス数が多かった為、『焼肉』を除くとまだ昨年を下回っている状態です。
『居酒屋』『バル』といった飲み需要系ワードは、昨年時点での10月の戻しが弱かったこともあり、昨年対比では80%~90%といった感じですが、コロナ前と比較すると、まだ50%程度くらいまでしか戻ってきていない状態です。恐らく、空中階に店舗がありweb集客によって宴会売上を立てていたタイプのお店さんは、現状もまだ苦しい状態が続いているのではないかと思います。やはり、飲み系需要は今の感じだと短期的には以前のレベルに戻ることはなさそうですね。


2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド  (期間2012/1/1~2021/10/15 2021/10/26に取得)
【業態系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

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【ワードボリューム昨年同月対比】

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 こちらも『ランチ』『カフェ』といったお出かけ・買い物需要系ワードは昨年10月の9割強くらいまでは戻ってきています。しかしながら『ディナー』『レストラン』といった夜系の需要はまだ、戻りが70%前後と悪いです。
 まだ全体としては、様子を見ているといった感じなのでも需要回復にはもう少し時間がかかりそうです。

3.グルメ媒体系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)

Googleトレンド (期間2012/1/1~2021/10/15 2021/10/26に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】(ぐるなび、食べログ、ホットペッパー、ホットペッパービューティー、一休)

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【ワードボリューム昨年同月対比】

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 媒体系の検索ワードも昨年のgotoキャンペーン時に爆発的に伸びたということがありましたので、昨年対比でみると大幅に落ちています。
 全体的なトレンドとしては、コロナ以前と変わらず、一休を除いてはダウントレンドです。ぐるなびは、そもそも微小なので以前と同程度,『食べログ』はコロナ前の半分、『ホットペッパー』も1/3と大幅に減少しています。今後gotoが行われれば一時的に大幅に回復しそうですが、その後はこれまで通りのトレンドとなりそうです。
 いくつかの店舗で各媒体の数値の変化を見ると
 ・googleマイビジネス:アクセスは大幅に伸びてきている(1.5~1.8倍)
 ・ぐるなび:昨年と同程度
 ・食べログ:10%~20%ダウン
 ・ホットペッパー:10%~20%ダウン
といった傾向がみられます。これまでと集客構造が徐々に変わってきていそうですね。特に若年層や女性客の多い業態はSNSからの認知が増えてきているはずなので、そういったところへの露出をしていくことが必要だと思います。

もう一点、現状、個人情報の保護の観点から、広告媒体が顧客データを許可なしに取れないようになってきています。googleやfacebookでの広告の効果が大幅に落ちてきているといった事が起きてきています。以前から記載はしていますが、自店での顧客の囲い込みの重要度が増していきますので、早めに施作の検討していくことが必要だと思います。

4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡)

Googleトレンド (期間2012/1/1~2021/10/15 2021/10/26に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】※週次推移です。

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【ワードボリューム昨年同月対比】

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【デリバリーアプリ名の検索ボリューム推移】

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 緊急事態宣言明けてからは、テイクアウト系のワードも減ってきてる感じはありますが、今後もそれほど変わらずに一定ボリュームが残っていきそうです。デリバリー系も同様にこれまでとは違った利用シーンの獲得をしていっているので、恐らく今後もマーケットが拡大していくと個人的には見ています。
 イートインの復活に伴い、デリバリーをやめるところや力を入れ方を弱めるお店が多いと思いますので、逆に今きちんと力をいれて運営していくというのも重要ではないでしょうか?

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