googleビジネスプロフィールの投稿の仕方とポイント(旧googleマイビジネス)【飲食店の為のマーケティング講座】
0.はじめに
飲食店集客においてgoogleビジネスプロフィール(旧googleマイビジネス)の重要度が上がっているといった話を聞いている人が増えてきていると思いますが、具体的に何をやったらいいのか?わからないといった方にに向けて、投稿のポイントをまとめてみました。
基本店舗の方ができる事としては、店舗情報を常に最新状態に保つという事とこの情報の発信しかありません。多店舗との差を今後つけていくことを考えるならば、ここがポイントになっていくと私は考えています。
1.googleビジネスプロフィールの投稿の種類について
googleビジネスプロフィール投稿に現状4つの種類があります。
①COVID-19の最新情報
②特典(クーポン)
③最新情報
④イベント
それぞれの用途は
①COVID-19の最新情報
COVID-19の影響 によるビジネスへの変更をユーザーにお知らせするための投稿です。
②特典(クーポン)
こちらはその名の通り特典(クーポン)の告知をするために使います。
お客様の来店の一押しになるようなものが好ましいでしょう。
③最新情報
通常投稿をする際に使います。商品や売り、お店の雰囲気などの紹介はこちらを使って投稿
④イベント
店舗でのイベントやフェアーの告知ができます。投稿を公開したい期間の日付範囲を設定できる投稿
詳細は下記のnoteでも解説しています。
これらの4つの投稿を目的と用途に応じて使い分けていくことが必要です。
2.googleビジネスプロフィールの投稿の目的はなに?
投稿を作成していくにあたって、事前に目的を明確にしておいた方が内容を考えやすいのでまずはそこを整理していきましょう。店舗の状況によってその投稿における重点目的は変わってくるかと思いますので、下記を参考にしながらイメージを固めてらえたらと思います。
①投稿の目的を考える
こちらに関しては、飲食店が情報発信する目的と言い換えらるかと思います。そうすると大きくは下記の2つが考えられると思います。
ⅰ)お客様に来店してもらうため
ⅱ)従業員の採用のため
ほとんどがⅰ)の目的で発信しているのですが、それ以外に情報発信していることがあるとすると、それは恐らくⅱ)になるかと思います。
ではそれぞれの目的を達成させるためにプロセスをもう少し分解して考えていきたいと思います。
②お客様に来店してもらうために必要なことは?
では、お店に来てもらう為にはどうしたらいいか?を考えるといくつかの要素に分けることができるかと思います。ここで新規のお客様を想定して考えていきたいと思います。
ⅰ)お店の存在に気付いてもらう(認知拡大・表示数増)
ⅱ)お店に興味を持つ、いきたいと思ってもらう
(関心・欲望喚起・ブランドイメージの向上)
ⅲ)来店ハードルの排除(不安要素や面倒の排除)
ⅳ)意思決定の後押し(利用動機の促進、明確化)
通常は上記の事をクリアして、お客様はお店に来て下さっています。ただ、一度にこれらすべての事を満たした投稿を上げることは難しいです。
自分自身を考えた際にこういった投稿を見たときに見るのは写真がメインでそこで興味を持ったとしても、読むのはせいぜい最初の2,3行だけだという事は分かるかと思います。
ですので、ⅰ)は全ての投稿に必要なことなので、今回上げる投稿の目的はⅱ)~ⅳ)のどれを強調したいのか?を意識するといいと思います。
③従業員採用に必要なことは?
こちらの目的投稿するパターンは少ないかもしれませんが、人気店であれば、採用費をかけずにこちらから採用をとることができるかもしれません。こちらもベースは②と一緒です。
ⅰ)お店の存在に気付いてもらう(認知拡大・表示数増)
ⅱ)お店に興味を持つ、働きたいと思ってもらう
(関心・欲望喚起・ブランドイメージの向上)
ⅲ)応募のハードルの排除(不安要素や面倒の排除)
ⅳ)意思決定の後押し(応募動機の促進、明確化)
3.具体的な投稿内容を考える
①お客様に来店してもらうための投稿
先ほど上げた必要な要素を考えるとⅰ)&ⅱ)~ⅳ)の組み合わせになります。
ⅰ)お店の存在に気付いてもらう(認知拡大・表示数増)
ⅱ)お店に興味を持つ、いきたいと思ってもらう
(関心・欲望喚起・ブランドイメージの向上)
ⅲ)来店ハードルの排除(不安要素や面倒の排除)
ⅳ)意思決定の後押し(利用動機の促進)
ⅰ)お店の存在に気付いてもらう(認知拡大・表示数増)
ここについては共通要素なのですが、そもそもの表示数を増やすには、投稿以外の要素が非常に大きいのでそちらはそちらで別途対策をしていただきたいと思います。上位表示の要素については下記の記事にまとめています。
ⅱ)お店に興味を持つ、いきたいと思ってもらう (関心・欲望喚起・ブランドイメージの向上)
上位表示がされたあとに、投稿を見て関心・興味を持ってもらい、このお店に行ってみたい、もしくは良さそうなお店のイメージを持ってもらう事が大切です。
そのためのポイントを列挙していきたいと思います。
・投稿に写真を入れる
・投稿のタイトルを必ず入れる
さらに
・写真に内容に即したテキストを入れる
※投稿以外の写真では、重ね合わせるコンテンツの面積は画像や動画の
10% を超えてはならず、1 つの端にのみ表示する必要があります。
・すでに登録された写真でなく、新しいもの、カスタマイズしたものを使う
と反応率が上がります。
ここまでは、投稿のフレームについてでしたが、欲求喚起をさせる内容を考えると
・美味しそう!
・食べてみたい!
・かっこいい!カワイイ!おしゃれ!(商品、内装、雰囲気、スタッフ)
・珍しい!(食材、大きさ、色合い
・写真撮りたい!
・安い!
このあたりの要素が複合的に絡んでいることが多いです。ですので、それらの要素を入れた投稿を入れるとより反応は良くなるでしょう。特にこれらは、他の人を誘う際の明確な理由として説明しやすいポイントでもあるので、ここがしっかりと伝わるとより来店の確率は上がっていくでしょう。
複数人で利用する飲食店は来店の意思決定を一人ではできないことが多いです。「人は感情に基づき行動し、論理で正当化する」というようにお店の意思決定自体は感情的に決めているのですが、人を誘う際には論理で正当化して説明をしなくてはいけないことが多いです。なので、このお店の魅力の分かりやすさは重要なポイントになります。場合によってはそこの商品つくりから考えていく必要もあるかもしれません。
ⅲ)来店ハードルの排除(不安要素や面倒の排除)
お客様の何かしらの不安要素や面倒の排除を行っていくことも効果があります。行きづらいお店の特徴として
・価格帯が分からない?
・価格が高そう
・清潔感がなさそう
・店内の雰囲気が分からない
・どんな人が来ているのか?分からない。
・どんな使い方をしたらいいのか?分からない
といった事があります。これらを解除するような投稿としては
・商品やコースの紹介をする
・店内の内装や席写真を入れる
・従業員の写真や営業中の雰囲気の写真を入れる
・利用シーンを想起させるような写真を入れる
がいいでしょう。あともう一つ面倒の排除です。投稿を見た後にさらにお店の情報を知りたいと、予約をしたいといったときにまた、戻って検索をし直すのは手間がかかります、ですので、
・必要情報(店舗情報、予約サイト、電話番号etc.)へのリンクを張る
ことが重要となります。
ⅳ)意思決定の後押し(利用動機の促進)
こちらは、意思決定の後押しの部分です。いわゆる通販番組で最後に『さらに今なら、〇〇と××がついて2万円引き!』みたいなことです。投稿の機能の中には『特典(クーポン)』があります。こちらも有効に使っていきましょう。また、googleビジネスプロフィールからの反応を判別するものとしても使うこともできます。大きくは
・割引・値引き系(◯◯%割引、▽▽を××円引きetc.)
・無料サービス系(〇〇を注文で××をサービスetc.)
になるかと思いますので、お客様の最後の意思決定を後押しできるようなものを考えてつけてみましょう。
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