飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2021/12/29~2022/1/10)
今回は、年末・年始ニュースが減ることからそこも含めた12/29分からも含めています。予約台帳系の発表では予約数は昨年を上回ったりしていますが、実態の売上としてはコロナ以前の売上レベルに戻ってきていないお店がほとんどかと思います。大手は、事業構造の見直しとして、DX化による効率化や売上ルートの拡大、さらには新規事業への参入をトライアルしているようですので、このあたりの真似できるものは取り入れていってもいいかもしれません。
・【エビソル飲食店予約推移・2021年12月度(2021/11/29〜2022/1/2)】予約数では2019年比108%とコロナ禍以前の水準を上回るも飲食業界の“完全回復”にはいまだ遠い状況〜オミクロン株による第6波の懸念をはじめ、コロナ禍3年目も環境に不安〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000011690.html
株式会社エビソルが、2021年11月29日〜2022年1月2日の5週間分を更新した2021年12月度のレポートを公開しています。全国平均では、予約数は2019年を上回っていますが、団体客の減少によって組人数が減っていることが予測されることから売上でみるとそこまでの数字にならないかと思います。また東京は、予約数自体も戻ってきていない状況です。レストラン含めての数値なので、恐らく居酒屋系の予約はこちらよりも低いでしょう。まだ、回復にはしばらく時間がかかりそうです。
【飲食店の予約推移に関する調査サマリ】
<全国(1店舗あたり)> <大阪> <東京>
12月総予約数:303.9件 358.3件 274.9件
1日平均予約数: 8.7件 10.2件 7.9件
対2019年比: 108% 107% 98%
対前月比: 123% 124% 122%
・恋愛に積極的な若者が選ぶトレンドワード予測2022!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000037097.html
セクションエイトが運営する相席屋、AISEKIYA 2ON2、THE SINGLEの若者女性ユーザーから見えた2022年のトレンド予測を発表しています。
20代女性の関心が分かって興味深いです。
・「銭湯×酒場」「寿司ではなくスシ」ーー2022年の外食をリードする5つのトレンド
https://getnavi.jp/cuisine/689941/
「湯食同源」「カタカナスシ」「次世代スーパーマーケット」「試食専門店」「飲める食堂」についての記事です。
・「みんなでワイワイはもう戻らない」ワタミの"脱・居酒屋"の大転換をバカにはできない
https://news.yahoo.co.jp/articles/4549b7c96604b78a82eac600bd4471854b8d9eee
ワタミの事例を説明しながら、環境変化の激しいタイミングでのマーケティングについて考察している記事です。
・ドラマやマンガで知る、みそ汁・おにぎり・卵焼き…海外ファン「日常の和食」に注目
https://news.yahoo.co.jp/articles/29a3d4b3fc9b801510a7b60be0ab5ed7f8b05129
ドラマやマンガから日本食の日常食が海外へ認知されている。農林水産省は政策指針で、21年度から5年程度取り組む和食の海外普及策の一つとして、海外で人気の日本のアニメや映画などで、和食の食事シーンの挿入を提案することを盛り込んだりしているらしい。コロナ禍では難しいが将来的にマンガの中で出てくる商品を軸としたレストランとかが海外で流行るかもしれませんね。
・ビアードパパを全国展開する株式会社麦の穂の新業態2022年1月20日(木)グランドオープン!生仕立てわらび餅 “きなこととろり”
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000007024.html
シュークリーム専門店“ビアードパパ”、を運営する麦の穂が2022年1月20日に京都祇園で新業態“きなこととろり”をオープンするようです。
・“酒粕の再生”をテーマにした食のブランド「KIKKA(キッカ)」をリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000092578.html
廃棄等の処分をされている酒粕をリユースした飲料やシリアルなどのサスティナブルなオリジナル食品を展開しています。以前はうまく利用されていた食材も需要の減少により、廃棄されてしまっているようです。こういった問題を解決するような事業が今後増えていきそうですね。
・ミッション・ビジョン・バリュー刷新のお知らせ 株式会社出前館
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000029254.html
出前館がミッション・ビジョン・バリューを刷新したようです。
LINEとの業務提携やコロナによる影響、Zホールディングスグループへの加入等々、様々な変化にに対応していくために再度見直しをかけている模様。
・ライブコマースのONPAMALLに、全国各地で話題のグルメ専門店が続々オープン。
全国各地からこだわりの缶詰やわけあり特価食品などをライブ配信にてお届けします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000031676.html
日本にも徐々にライブコマースも浸透していきそうですね。
・外食市場調査(2021年11月度) 株式会社リクルート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001354.000011414.html
定例のリクルートのレポートです。
【概況】
・2021年11月の外食市場規模は2389億円(前年同月比 -115億円・東名阪3圏域計)
・外食市場規模は前年同月比95.4%、2019年比では70.4%
・「居酒屋」等の市場規模が前年超え、外食単価はコロナ禍前比でもプラス
・グローバルダイニングに計780万円の過料決定、時短命令違反で 同社は即時抗告
https://news.yahoo.co.jp/articles/c123a8cf4237b52631c4081d12c576e209d3c1c4
この過料の問題はどうなっていきますかね。
・天ぷら綱八、鷄天専門店を中目黒に。おしゃれ、ヘルシーで唐揚げに負けないよ。
https://www.foodrink.co.jp/news/2021/12/2483939.php
老舗の企業も環境変化に合わせて新業態を立ち上げてきています。
・【グルテンフリーに関する調査】グルテンフリーの認知率は8割。現在実施している人は5.4%、「ほぼグルテンをとらない食生活を実施」が0.5%、「グルテン摂取を減らす食生活を実践」が4.9%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001127.000007815.html
グルテンフリーについての調査です。最近話題になることが増えてきましたが、まだまだ認知も実施率も低いですね。日本では、海外ほど食に関する健康被害が少ないため関心は低いですね。
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■グルテンフリーの認知率は8割、「内容を知っている」が2割強。グルテンフリーの食生活を現在実施している人は5.4%、「ほぼグルテンをとらない食生活を実施」が0.5%、「グルテン摂取を減らす食生活を実践」が4.9%
■グルテンフリーの食生活のイメージは、「好きなものが食べられない」「血糖値の上昇を防ぐ」「なんとなく健康によい」が各2割強
・KFC、代替肉「ビヨンド・ミート」製のフライドチキン販売へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca936c21965515a705fcb1da27cbc0730b1edc6
1月4日、米ビヨンド・ミートが手掛ける植物由来の代替肉を使った「フライドチキン」を全米各地で10日から期間限定で販売すると発表した。とビヨンド・ミートは21年2月、ヤム傘下のKFC、タコベル、ピザハット向けに「向こう数年間」で植物由来代替肉メニューを考案する世界的な提携を発表した。
・メディアで話題!1人で出来る焼肉店「セルフ焼肉」がFC募集開始!コロナ禍でも勝てたワンオペ・調理不要・アルバイトだけの誰でも出来る焼肉業態を展開中!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000052302.html
焼肉ライクで広がった一人向けの焼肉業態かと思いましたが、運営側が一人といったスタイルでした!!初期投資を落とし、人件費を絞ったモデルで投資回収を早めているのでリスクは小さくなっているようです。今後、こういった形でのファーストフード化し、簡素化した業態が出てきそうです。
・飲食店、ドラッグストア、給食会社…コロナ特需で弁当業界に伸張、弁当・惣菜専門店はどう生き残る?飲食店、ドラッグストア、給食会社…コロナ特需で弁当業界に伸張、弁当・惣菜専門店はどう生き残る?
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd9a331c19112d22ca1eab9bd9512be6e160900
オリジン弁当の環境適応についての話が記載されています。