30歳代で国と大学で6年出向し、産官学で経験した結果、何が起きたか
こんにちは。出向太郎です。
私は30歳代で国と大学に約6年間出向し、産官学の領域で経験を積んできました。その中で文化の違いを目の当たりにし、出向の面白さとつらさの両方を経験しました。私は出向は人生を豊かにするものと考えています。
本日は、私が何者かをお伝えするとともに、出向が人生にもたらす価値について触れ、どのようなことが起きたかをお伝えします。
ペンネームの由来
私のペンネーム「出向太郎」の由来は、
「出向」から帰ってきたら、浦島「太郎」のように周囲の環境やものの捉え方、自分自身も変わっていた
ということから命名しました。
出向太郎の経歴とプライベート
経歴
理系大学を卒業
東京の大学院 修士課程を修了
ブラック企業を2社経験
現在所属している民間企業に転職
国に3年間の出向
大学に約3年間の出向
民間企業に帰任し、現在に至る
プライベート
妻子を持ち、2児の父
私にとってブラック企業に勤務したというのもとても重要な意味を持ちます。こちらについても記事で紹介していきます。
※こちらのブログでは、大学への出向期間を便宜的に約3年を3年と表現し、2か所の出向期間を6年と表現します。
6年間の出向を経験した私から言える「出向」とは
出向へのイメージは皆さんそれぞれかと思います。40歳前に6年間の出向を経験した私から言える「出向」は以下のものです。
出向は人生のターニングポイントとなった
出向は驚きの連続で、人生のスパイスとなり味わいを出してくれた
出向はキャリアにおいて新たな選択肢を与えてくれた
出向は多くの出会いを与えてくれた
出向は多くの学びの機会を与えてくれた
出向は夢を叶えてくれた
出向は人生を豊かにしてくれた
というものです。
すべて過去形で表現したのは、あくまでも私の経験と主観に基づくものであり、普遍性を担保するものではないからです。
詳細は追って記事として紹介していきたいと思います。
誰のために執筆するか
私は以下の方々にお役に立てればと思っています。
自分のキャリア構築に悩んでいる人
転職をしようと思っている人
出向の命を受けた人
出向したもののこのままでよいのか悩んでいる人
若手に成長の機会を与えたいと思っている人
出向なんて片道切符の左遷だと思っている人
社内の人材育成に関わる人
キャリアに悩んでいる方は、自らの状況を変えるために、多くの方が転職をしたり、社内で部署での異動を希望するのではないでしょうか。
ですが、特に「転職」には、業務や待遇のミスマッチなどのリスクが伴いますし、イチから周囲と信頼関係を構築していく必要があります。
私の考える出向についてお伝えしていく中で、こんな人生の変え方があるのかと思っていただき、ひいては皆様にとってのより良いキャリア構築に貢献できればと思っています。
出向を続ける際に警告されたこと
国への出向の任期は当初2年間でした。ですが、出向先から任期を1年延ばしてほしいと要請がありました。私も1年間の延期を会社側に希望を伝えたところ以下のように返答がありました。
これ以上出向する意味はない。当初の予定通り、出向を終え帰任せよ
1年間延長の場合、もとの部署に戻ることはないし、自分の仕事があると思うな
出向を終えて帰ってくるときには出向前の待遇になるものと思え
もともと会社の命令で出向が始まったにも関わらず、続けるとなったらこのようなことを言われましたが、出向を続けることができました。
出向の間に何が起きたか
出向している間に以下のことが起こりました。
給料が上がった
結婚し、2児の父となった
マイホームを買った
様々なところで講演を行った
有名な方々と知り合いSNSでつながり連絡を取るようになった
学会発表をした
論文を執筆した
書籍出版し、amazonでも自分の名前で検索でヒットするようになった
などが結果的に起こりました。
これだけを見ると華々しく見えるかもしれませんが、決して平たんな道ではなく、死にたくなるような苦労もありました。
また、学生時代も含めて積み重ねてきたもの、私のメンタリティが影響しています。転職ではなく、出向でなければ実現しなかった事象もあります。
何がどのように影響したかも紹介していきます。
帰任した後の出来事
出向から6年が経ち、出向元も大きく変わっていました。
会社の親会社が変わっていた
会社の社長や社風は大きく変わった
会社のキャリアに対する考え方が変わって、長い出向とそこでの経験に価値を見出し、幹部職として迎え入れてくれた
キャリア形成のためにグループ会社内で部署異動も可能となった
人材教育係として任命してくれた
帰任に当たっては何度も転職を考えていましたが、
以上のように、転職だけが選択肢ではないことがわかりました。
今後の記事を通して皆様のキャリア構築お役立ていただければと思います。