出向を命じた上司との関係
上司と出会ったのは、私が入社して2年ほど経ってから、上司が転職してきました。
上司は、大手企業でプロダクトマネージャーをやり、海外経験もあって、英語もペラペラ。
コンペでの企画提案の型を持っており、会社でのコンペ対策にも大きく寄与していました。
私は、その人の初めての直属の部下でした。
毎日のように食事に連れて行ってもらい、キャリアについても希望を聴かれ、
「将来どうなりたいかイメージはあるか?」と聴かれ、私は明確に応えられていませんでした。
それは、会社内でのキャリアが描くことができなかっただけのことでした。
閉塞感のある会社で、社外でキャリア形成をすることなど、思っても口にすることは許されませんでした。
ですが、私の人生において、社内外問わず、人生におけるキャリアについて考える機会をくれたのは、この上司でした。
その上司は、約1年後に役員となり、国への出向者に私を推してくれたので、私のキャリアについて考えてくれた上での推薦と信じ、疑うことはありませんでした。