志野柊二

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  • プログラミングシンキング

    デザインシンキングがあるなら、プログラミングシンキングがあってもいい! プログラミングの経験がある方もない方も、これからの変化が激しくなる時代にプログラマーとつきあう機会が増えると思います。そのためにプログラマーの習性を知っておきましょう。

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プログラミングシンキング:07机の端のグラス

Q1. 3つの橋いつ渡る?  突然ですが、次の図をご覧ください。目的地に行くために、川を渡らなければいけません。橋は三本あります。あなたはどのルートを通りますか? どのルートを通る? Q2. 夏休みの宿題は?   次に、小学生の頃の夏休みの宿題を思い出してください。あなたは、夏休みのはじめの方であらかたやってしまうタイプでしたか?それとも計画を立ててコツコツやるタイプ?それともいつも最後にまとめてやるタイプだったでしょうか。 夏休みの宿題は? Q3. 嫌いなものはいつ

    • プログラミングシンキング:06 フィードバック

      前回のワークショップで、 ◆ ソフトウェアを使ってもらって、どう進化していったか知りたい ◆ これまで開発してきたソフトウェアのプロセスが知りたい ◆ 既存の使いにくいソフトを分解して、改良点を洗い出してほしい ◆ どこまでがハードウェアで、どこからがソフトウェアが担うべきかの境界が知りたい というご意見をいただきました。  今回は、1つ目と2つ目のお話をしたいと思います。ソフトウェアができたからといって終わりではありません。むしろできてからが本番とも言えます。はじめは

      • プログラミングシンキング:05 ソフトウェア開発の目的

        前回までのおさらい これまでの4回のシリーズで、実現したい機能から、フローチャート、ユーザインタフェースを設計して、ノーコードやローコードでプロトタイプまで非プログラマーの方でもできるお話をしました。今回は、実現したい機能をどうやって整理すればよいかについてお話します。  デザインシンキングやロジカルシンキングでは、顧客などステークホルダーの価値やメリットを明文化することが多いと思います。これを起点として、機能に落とし込み、フローやインタフェースを設計していくことになります

        • プログラミングシンキング:04 ノーコード/ローコード

          前回までのおさらい これまで、やりたいことをまとめた「機能ブロック図」を作成して、これらを順番にならべる「フローチャート」によって、プログラムの骨格ができ、「ユーザインタフェース」をイメージすることで、ほぼプログラム開発のための仕様書が完成する、というお話をしました。あとはプログラマーの方にお任せすればよいと思います。  それでも、できあがったソフトウェアを触ってみると、なにか微妙に違うといった違和感を覚えることもあるかもしれません。これは、上記の3つの要素が明文化されてい

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          プログラミングシンキング:03 ユーザインタフェース

          前回のおさらい前回の「フローチャート」では、機能、すなわちやりたいことを順番に並べるお話をしました。必ずしもフローチャートの形式で作図する必要はなく、テキストで書き連ねてみることが大切です。今回の「ユーザインタフェース (UI)」は、ユーザとの対話をデザインするお話です。 UIを見る眼みなさんは、普段からUIと接していると思います。スマホやパソコンはもちろん、テレビ、洗濯機、電子レンジ、ATM、コンビニの支払いなど、機械と接するときには、必ずUIが存在します。これらの中には

          プログラミングシンキング:03 ユーザインタフェース

          プログラミングシンキング:02 フローチャート

          前回のおさらいとプログラミングシンキングの位置付け 前回の「機能ブロック図」では、「(誰々が)〇〇したい」と書き出して、実現したい機能を明確にしてプログラマーに伝えましょう、というお話をしました。必ずしも機能ブロック図っぽく作図する必要はなく、大切なのは実現したい機能がリストアップされた文章です。今回は時間の概念を加えて、これらの機能の順番を考える「フローチャート」についてお話します。フローチャートも同じように、作図すること自体は重要でなく、どういう「順番」で機能を実行するか

          プログラミングシンキング:02 フローチャート

          プログラミングシンキング:01 機能ブロック図

          あらゆる製品・ソフトウェアはいくつかの機能の集合体です。スマートフォンのメモ帳は、文字を書き留めるだけの単機能と思われるかもしれませんが、もっと分解することができます。まず、文字入力インタフェースから入力された文字をテキストデータとしてメモリなどに記憶する機能、記憶されたテキストデータを画面に表示する機能、コピー&ペーストやカット&ペーストのために表示されたテキストの領域を選択する機能、長文の場合は画面をスクロールする機能、などたくさんの機能から構成されています。 「メモが

          プログラミングシンキング:01 機能ブロック図

          プログラミングシンキング:00 プログラマーじゃない人がプログラマーと付き合うために

          第四次産業革命では、人間のすべての営みがデジタルを経由すると言われています。すでに、デジタルと関りを一切持たない産業を探す方が難しいのかもしれません。 デジタル化とはなんでしょう。毎朝、体重を計ってスマホのメモ帳に書き留めておくこともデジタル化です。紙の手帳に書いておくより、人に見られる心配も少ないし、わかりやすくグラフ化して傾向を見たり、クラウドと連携しておけば、めったに紛失することもないでしょう。ここで、もうすでにソフトウェアが利用されています。私たちは普通、これらのソ

          プログラミングシンキング:00 プログラマーじゃない人がプログラマーと付き合うために

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          制作手帳 EPS イラスト

          制作手帳 EPS イラスト

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          制作手帳 IP イラスト

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          制作手帳 EPS イラスト

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          制作手帳 EPS 23 Mountain of Ice

          ISRC: USTCZ0940709 氷の火山 外惑星の、とある衛星は氷でできているそうです。山や谷もあり、火山もあるそうです。つまり、氷でできた火山で、噴火されるのは水。想像しただけでも美しいと思いませんか!?実際には、純粋な水だけでなく、土も含まれているらしいのですが。 一発録りのピアノのアドリブです。MIDI信号に記録したあと、別の音色でデジタル音に落としました。とても素直で、平安な心境だったんだと思います。 23 Mountain of Ice https://

          制作手帳 EPS 23 Mountain of Ice

          制作手帳 EPS 22 A Life In Ganymede

          ISRC: USTCZ0940706 ガニメデの生活 新しい世界は心地よいことでしょう。しかし、たとえばガニメデの生活、というような地球とは全く違う状況でも、同じ日々が延々と続くと、正常な精神状態ではいられないかも知れません。人間には常に変化が必要だと思います。 New world would be comfortable. But even big different situation like a life in Ganymede, continuity makes

          制作手帳 EPS 22 A Life In Ganymede

          制作手帳 EPS 21 The Solar System

          ISRC: USTCZ0940704 太陽系 これほど秩序をもって正確に軌道を運動している惑星、衛星は神秘なのか。または、とてつもない長い時間に変化する時間の中で一瞬を切り取って見ているから、秩序のように見えてしまうのか。毎年春が来て、夏が来て、冬がくるのも、秩序なのか、我々の時間間隔が短すぎるからなのか。 ピアノソロのために制作しました。ハイハットで刻むリズムは蛇足だったかも知れません。それほど自信がない、リズムやギターパートは、無意識のうちに相対的に大きめの音量になっ

          制作手帳 EPS 21 The Solar System

          制作手帳 EPS 20 Moon In the Rain

          ISRC: USTCZ0940701 雨の中の月 本当はありえませんが、冷たい鋭い雨が降っている中、月明かりがコウコウと照らされている、という情景を想像しました。 繰り返されるピアノのリフは降ってきて地面にあたって跳ね返る雨、フルートのソロは月の輝き、のつもりです。 20 Moon In the Rain https://www.youtube.com/watch?v=ModYgQ2dnws pf, ds, b, fl 120bpm (Rain Moon)

          制作手帳 EPS 20 Moon In the Rain

          制作手帳 EPS 19 Volcanic Front

          ISRC: USTCZ0940698 火山フロント プレートが沈み込む深さの関係で、火山ができる場所の限界があることを日本の地質学者が発見しました。その境界線を火山フロント(火山前線)といいます。日本の火山分布を見ると顕著です。 7拍子です。同じリフが延々と続きます。フルートのソロは、北アジアをイメージした旋律です。 19 Volcanic Front https://www.youtube.com/watch?v=v7NrXgP5yHY ep, ds, b, fl

          制作手帳 EPS 19 Volcanic Front