「ふるさと兼業」開設にあたって
※noteに切り替えているので、1年前のブログを転載。2018年9月13日の記事
代表交代して1年2ヶ月が過ぎて待望の・・・
というわけではありませんが、3年ほど前からずっと模索していた取り組みが、新たなスタートを迎えました。
共感と熱意で選ぶ兼業・プロボノマッチングweb「ふるさと兼業」オープンしました。それにあたってオンラインのプレスリリースも出しましたよ(^^)/
久しぶりにちゃんとリリースも書いて、届けばいいなと思って出しました。
で、今日は、とってもなんか縁起の良い日らしいので、今日やるぞーって公開したわけです。ただ、始めたばかりのサービス、トレンドに乗っかったところもあるので、大事にしたいことは忘れないように、めったに書かないブログに残したいと思って書いてます。
※すいません、長いです。読みにくいけど、ほぼ備忘録なのでご勘弁を。
G-netは創業17年、2018年10月に18年目を迎えます。
若者と地域のつなぎ役として、ホンキ系インターンシップを15年取り組み、
そして、5年前(6年目だけど)新卒ミギウデに特化した就職・採用支援もスタート。元々は、社会人向けの取り組みをやる気なんかなかったんです。
でも、今回のリリースにはいくつかのきっかけがあります。
その1つは、地域側の視点。
15年間のホンキ系、そして5年を超えたミギウデ事業
お祭りからスタートしたG-netも、まちづくりよりもひとづくりだと思って取り組んできました。僕はそこまで実感してないけど、ひとづくりってフォーカスしたら、まちからは遠ざかります。
それを、揶揄されることも少なくないです。今でも。
でも、ひとにフォーカスしてきたからこそ、地域の様々な事業者がもつ課題にも触れるし、見えないポテンシャルにも出会えます。採用が苦しい、人がいない、人材が集まらない・・・そんな言葉が全国的に叫ばれている中で、自慢できる待遇でなくても、外から挑戦したい若者が集まる企業も輩出されてきています。「なんでうちに?」って企業の方も言うときもあるけど、それでもやりたいと思えるから。としか言えないよなーと思ってるわけです。僕は。
ただ、それでも岐阜だけでなく、地域全体が、人材不足にぶつかり、小手先では戦えない状況にも来ていると感じています。だから・・・、
「すべての人を活かさないとダメだ」
至極現実をみたときに、ここを出発点に考えないといかんなと感じています。それに共感してくださる、変化を恐れない地域の経営者がいる。その確信があるから、リリースできました。ふるさと兼業は、すべての人を活かす、そのきっかけづくりの打ち手でした。
そして、もうひとつは、ひとりひとりの声から。2015年がこの事業のスタートだったと思います。めちゃくちゃ優秀で意欲をもった若手が、悩んでいるのを知りました。
「力ある組織でも、もっとやりたいと思ったときに、その機会が見つけられない」
「地元に帰りたい気持ちがあるけど、人や仕事が見えないから踏み出せない」
ポジティブなこともあれば、ネガティブなこともあったように思います。
でも、みんな一生懸命悩んでいるし、そもそもめっちゃ真剣に地域のことを考えている。そんな人材を活かせないなら、僕たちはダメだ。そう思った瞬間がありました。
実は地元に・・・、実は興味があることが・・・
そんな風に話す人がたくさんいるなら、その人たちの期待に応えながら、その力を活かすことができたらどれほど良かったか。
これって僕ら地域は何も考えずに移住とか言ってるだけで、この隙間を埋めてないんじゃないか。そう思った時がありました。
だから、いろいろ試そうとこの2年ほどやっていました。
本業でできない経験があるなら、その経験を地域に設計してみる。
次のステージに行くきっかけとして、地域のフィールドに飛び込む機会を用意してみる。
その中で、自信をもてたのが、各務原商工会議所の方々と連携したプログラム「シェアプロ」。3ヶ月という期間限定で、隙間時間を使って地域の中小企業にコミットする完全無償のプログラムです。
このシェアプロが、2018年8月で3期目を迎え、岐阜や名古屋のプロジェクトに関東圏からエントリーいただくように、多様な方が参画してくれる取り組みになりました。
お金が欲しいわけじゃない、「地元に関わりたい」「興味あることに貢献したい」そんなモチベーションで、日々仕事に頑張っている方々がエントリーしてくれる。
そして、そういう外部人材との関わりが、地域企業はもちろん経営者にさえ影響を与えていく。なんだか、素敵だなと思ったんです。
様々な立場があるけど、変わろうと努力し、変化していく。
そういうのを目の当たりにしたときに、これはもっと多様であっていいのかなと思いました。こういうたくさんの出会いの中で、「ふるさと兼業」は生まれることになりました。
「ふるさと兼業はだれのためのサービス?」
と言われると、難しいです。
多様な人を活かすための地域の受け皿のためのサービスかもしれないし、
やりたいことがたくさんあるけど・・・という状態のひとりひとりのためのサービスかもしれない。
正直、まだわかっていません。
でも、そこに踏み込んでいければいいなと思っています。
なので、まだまだ実験なんです。
これが正解と思ってるわけではないので、試行錯誤したいと思っています。
ただ、これは本当に大事にしたいと思ってることだけ最後に書いておきます。
誰かがフリーライドするのは好きじゃない。
提供して損だと思うなら、お金をもらったほうがいい。
受入て損だと思うなら、お金をもらったほうがいい。
そのバランスが、お互いにとってwinになっているかどうか?
これを世の流れにただゆだねて、不幸が生み出されるくらいなら、
間に入る調律できる存在がいて、お互いのベストを生み出せるほうがいい。
今回、地域の団体と連携したことの最大の意味はこれです。
僕らには、正直、岐阜以外のことなんてわからない。それを、全国をおしなべて我が物顔でコーディネートするのにも限界がある。だから、顔の見える、その町やその仕事を知っているパートナー団体がいることが、大きな価値だと思いました。
その価値は、すでに実感しています。
顔が見えるから伝えられることがあるなと感じています。
始まったばかりなので、こんなこと書いてても仕方ないけど、
忘れないための備忘録としてご容赦ください。
また、書きます。(たまにwww)