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【コラム】登録販売者に求められるゲートキーパーの役割!薬物濫用の問題にどうかかわる?

 過去のメンバーシップ【コラム】では、OTC医薬品濫用の実態と、濫用者の特徴に関する研究報告を解説しました。
 
【参考】OTC医薬品濫用の実態と、濫用者の特徴に関する研究報告

  厚生労働省は、OTC医薬品の濫用をめぐる問題に対して、薬剤師のみならず、登録販売者においても、ゲートキーパーとなるよう呼び掛けています。厚生労働省のウェブサイトには、以下のように記載されています。

 市販薬の乱用の起点となり得る、「医薬品の販売」において、乱用を防止することは非常に重要です。この役割は、医薬品の販売を行う薬局等でしか果たすことができないものです。
 薬局等の薬剤師・登録販売者の皆さまは、乱用に対する知識を深め、適切な対応を行うことにより、乱用を防止し、乱用に苦しむ方を救う「ゲートキーパー」となってください。

厚生労働省. 一般用医薬品の乱用(オーバードーズ)について (薬剤師、登録販売者の方へ)

 今回の記事では、薬剤の過剰摂取に対するゲートキーパーとして介入経験のある薬剤師や登録販売者を調査した研究論文(Nagashima, et al.2023. PMID: 37967973)をご紹介しながら、登録販売者が果たすべき公衆衛生上の役割について考察します。

薬物濫用のゲートキーパーに求められる資質

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