2025年に新NISAで検討したい!「円」で購入できる米国高配当・増配系のETF&投信4選と、今年の投資戦略
2024年12月6日より募集が開始され、同月20日から運用が開始されたSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)は、インターネット証券専用ファンドとしては過去最大の設定額になったと報じられました(SBI証券.2024.12.20)。
同ファンドは、募集開始から運用開始までの14日間で、実に596億円の資金を集め、設定から7営業日には700億円を突破しました。
2024年は、新NISA制度が始まった最初の年でもあり、世界中の株式に分散投資が可能なeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)をはじめ、小額から気軽に積み立て投資が可能な投資信託に関心が集まった年でもありました。
特に、楽天証券が2024年9月に運用を開始した楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は、多くの投資者から人気を集め、販売開始から40日間(9月27日~11月5日)で残高500億円を達成しています。
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は、シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD)に直接的に投資を行うファンドであり、SNSでは楽天SCHDなどと呼ばれました。700億円もの資金を集めたSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)もまた、SCHDに直接的な投資を行うファンドであり、基本的には楽天SCHDと変わりません。
SCHDは、日本の主要な証券会社から買い付けることができないETFであること、米国の名だたる高配当企業に分散投資ができること、年4回の分配金が期待できること、日本円で買い付けることができ、別途の為替手数料を考慮しなくてよいことーなどの理由から(オルカンを除けば)2024年最大の関心を集めた投資信託といってよいように思います。
2025年の新NISAでも、SCHDに投資が可能なこれらのファンドは、引き続き注目されることでしょう。
一方で、米国の高配当株や連続増配株に分散投資が可能で、別途の為替手数料を気にせず、日本円で投資が可能な投資信託もしくはETFは、楽天やSBIのSCHDだけではありません。
今回の記事では、米国のトップ企業であるFANG+に対して、積極的な投資が行いにくい理由を考察したうえで、新NISAで買い付け候補に値すると思われる米国の高配当・連続増配投信・ETFをご紹介したいと思います。
米国市場を牽引してきたFANG+と2025年のリスク
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