【NZワーキングホリデー完全版】まだ殻に閉じこもっているの?ナマケモノ女23歳の挑戦
【まえがき】
そもそもワーホリになんで行きたくなったのか?
日本以外の環境で自力で生きるという経験をしてみたかった。これかなと思います。
もちろん、日本でも自力で生きる経験をしていますが、やはり人種、宗教、言語が異なる日本の外にでると今まで起こりもしなかったことが降りかかります。
それを解決するべく、情報を必死に集めて、頭を使って英語で切り返してともう脳がちぎれそうになるくらい考えたりする経験ってそう簡単には得ることができませんよね。
日本にいれば言語は通じるし、ある程度常識の範囲で物事が進み、美味しいご飯が食べれて、気の合う友達にもすぐにあえて、お金の不安も特にない。
そんな私のポカーンと平和ボケした脳みそにスパイスを加えてあげたくなったので日本を飛び出したのであります。 ではでは、はじまりはじまり!!
一年のワーキングホリデーで、ドン底経験から得た10のこと
ニュージーランドワーホリ終了しました。
本当にあっっっっっっっという間の一年。日本に着いた瞬間になんだかナガーーイ夢を見ていたような気持ちに陥りました。ということで、記憶の新しいうちに一年間に及ぶニュージーランドワーキングホリデーまとめをしときます。
これからワーホリに行く方、行こうか迷っている方に少しでも参考になればこの上ない喜びです。
ワーホリの現実
ワーホリって、聞くとなんだか一年バカンスにいって遊んでるだけで、俺たちは日本で必死に働いているのに、、世の中を舐めているのか?と思っている方もいるかとは思います。
あのですね、現実のところ留学するよりもワーホリの方が明日を生きるのに結構必死なんですよ。笑
ワーホリでエージェントなしで行く場合、すべてを自分で調べて契約(ワーホリVISAの申請・飛行機・海外保険・フラット・仕事探し・銀行口座の開設・現地で使う用のキャリアの契約などなど盛りだくさん!)してワーホリをスタートすることが必要です。
でもねエージェントに高いお金を払ってやるんだったら自分で自力にやって、エージェントに払うお金を他の経験にお金を使う方がgood way ではないですか?
まあ、エージェントからは安心料を買うということですね。実際自分で自己責任でやった方が、生きる力はつくと思います。むしろ手間をも楽しむということでしょうか。笑
コネなし、仕事なし、家なし、+英語力なし。ドン底からのワーホリスタート
で、日本からニュージーランドにいざ降り立ったところからワーホリが始まります。まずね、飛行機から降りて予約しておいたフラットまで自力で行かなければなりません。当たり前ですが。
バス、電車、タクシー何を使ってもいいのですが、自分で口を動かして英語でしゃべる必要があります。そう、お客さんではないのです、もう。
サバイバルがスタートしているのです。
スタート時点で英語力に自信があれば、何事もなくスムーズに進みますが、自信もなかった私は、とりあえず知っている単語を並べてなんとか会話をしバスのチケットを購入したのを今でも覚えています。
今まで何度も海外旅行にいって来たけど、一人で現地で行動するのはやはり状況が違うし、友達に任せるわけにもいかない。。。自分次第でどうにでもなり得るということをワーホリ初日の空港で思いました。
もちろんですが、ニュージーランドに着いた時には、知り合いもいない、仕事もない、家は数日分しか手配していない、英語力もない。。。そう、ゼロというよりマイナスからのスタートを切ったのであります。
でね、私、英語力もないのに最初からWWOOFをしていたんですよ。やっぱりホストも英語が使えない人がくるとイライラするんですよね。
なんせ、言っていることが理解できていないから。
そこで言われたのが、「Where is Dictionary??」ですよ。しかも鬼の形相で。
言いたい気持ちは、もちろんわかるけどさ。。。結構傷ついたな〜。笑
他のWWFFOFのホストには、「あなたとは合わないからこの家から出て。今日中に。」とかもあったりもしましたね。
でもね、そんなことで心折れて泣いている場合じゃないんです。当たり前ですよ、1ヶ月や2ヶ月そこらで急に英語が喋れるようになるなんてありえないんですから。毎日の積み重ねでしか上達はしないんです。特に会話は。。
でもね、ワーホリは一年と期限が決まっているので、合わない環境で我慢しながら生活する必要なんてないんです。
尻軽の如く環境を変えていかないと本当に鬱になりかけます。笑
転機の訪れは急にやってくる
オークランドとその周辺での情緒不安定な暮らしは、約4ヶ月くらい続きました。
仕事決まらない(レストランで働きだして二日でクビ)、家は転々して気が休まらない。(やばい時は常にスーツケースをコロコロしてバッパーに泊まったりしてたな。笑)友達には、「あんまり無理しないほうがいいよ。」と言われ日本に帰ることを勧められる。。。
そんな負の連鎖真っ只中だったのですが、これはどうもオークランドから飛びだしたほうがいいのでは思い立ち、思考を転換。
そのころシーズナルジョブ(所謂、期間限定のファームでの仕事)の求人も出ていたのでアプライ。運良く仕事をゲットできたのであります。
困った時は、さっさと環境を変える。これが鍵になることを学びました。
とまあ、ここをターニングポイントにワーホリ生活が徐々に楽しくなってきて、友達ができたり、観光しに出かけたり、趣味に没頭したりとニュージーランド生活の軌道が乗り始めた訳であります。
いつ負の連鎖から脱出できるかはあなた次第。行動あるのみです。本当に!!!
ニュージーランドワーホリで得たこと
一年という長いようで短いワーホリ生活。海外にでて生活をするという中で感じたことや得たことなどを挙げてみました。
①whyで考えることが増えた
ニュージーランドにいる間に、子供のような目線になって「なんで?どうして?」と考えるクセがついた気がします。いろんなところに目がつくんですよ。笑
なんで、ニュージーランドの人たちは裸足で(冬でさえも)スーパーに買い物にいくのか?
なんで、朝のラジオからEDMのハイテンションなクラブソングが流れるのか?
なんで、キャンピングカーやヨットを持つ人が多いのか?
なんで、馬にカッパを着せているのか?
なんで、子供の弁当箱がタダの透明タッパーorアイスクリームの空き箱なのか?
といった具合に、ただ散歩して歩いているだけで疑問が湧いて出て来ます。笑
私の脳みそ内にある知りたい欲が刺激され、活性化することに成功し、わからないことや疑問に思うことがあればすぐにググるクセがつきました。
②コミュニケーションのための英語
ワーホリ6ヶ月目くらいでしょうか、田舎のあまり日本人のいない環境に身を置き、英語で世間話ができるようになってきたのは。
とにかく、英語をしゃべりまくるのと聞きまくってボキャブラリーを増やすことですね。なので、おしゃべり好きは英語の取得が早いかと思います。笑
で、会話の中でわからない単語があったらとにかく調べる。この繰り返しでしかないです。
あとは、映画とラジオ。
映画は英語字幕の英語サブタイトルで暇があったら友達とみてましたね。ディズニー映画はわかりやすい英単語と発音の作品が多いです。(不思議の国のアリスの英語はマジで速い。笑)
ラジオは、バイリンガルニュースをファームの仕事中に聞いたりしていました。(Podcast内でダウンロードすればオフラインでも起動できます。)
そうしていると、日常でコミュニケーションできるレベルに知らぬうちになっているケースが多いです。とにかく英語漬けにする環境作り
③ジャパレスではなく、現地のファームで仕事をしたこと
シーズナルの仕事を4つのファームで行いました。
ナサリー( 4ヶ月)
ひたすら松の苗を切る仕事
↓
キャロット (1ヶ月ちょい)
ひたすらキャロットの等級をチェックしてダメなものがあれば投げ捨てる仕事。
↓
ラズベリー (一週間強)
出荷できるラズベリーを潰さないように優しく採りまくる仕事
↓
ブルーベリー (一週間強)
炎天下の中で広大に栽培されているブルーベリー畑の中でひたすらブルーベリーを採りまくる仕事。
と、一年の間で4箇所のファームで働く経験ができました。
仕事は簡単作業ですが、体力勝負なのと外の仕事が多いので天候に左右されるため極寒にも厳暑にもなりゆるということですね。笑
冬、雨の中で松をひたすら切る仕事が一番大変だったかな〜と。笑
Kiwiの働き方ですが、休む時は休む。働く時は働くとメリハリができています。
仕事中は、歌とか急に歌いだしたりしてかなり陽気です。笑
過労死とか残業がやばいとかそういうお話は一回も聞かなかったですね。
というか、死にそうになりながらも仕事をするという話をKiwiの人にしたら、表情が凍りついていた。。。これもsocietyの違いです!!
とにかく、自分の時間を大切にするのがニュージーランドの方々なのでいつも「ゆとり」があってせかせかしている感じではないです。
やはり日本(とくに東京とか、、、)は異常な働き方をしているなーと実感しました。
④世界中に友達ができる
ニュージーランドは、世界のなかでもワーホリに来る方々が多い国(とくに、フランス人とドイツ人のワーホリがとくに多い)の一つでもあります。
また、移民大国!!
世界中から大自然の暮らしに憧れていろんな人種と宗教が集まっています。
そう、ファームで仕事をしてもミートアップに参加してもいろんな人種の人と繋がりを持てるのです!その中で友達と世界中の経済や政治、歴史、なにが流行っているのとか、今後どうするよ?とかもう盛り沢山に情報を交換できるのがすごい楽しいですね。
自分が考えていることを共有して、まったく別思考から意見やアイディアをくれるのが醍醐味です。
だってチャット一つ飛ばせばレスポンスが世界各国からすぐ飛んでくるんですよ。本当にいい友達に運良く出会えたと、感謝しかありません。
⑤マラソン中毒
最初は、デブになったことが始まりでした。ニュージーランドに来て10kg増えたんですよ。。。もうね、デブとかよりも病気になってしまうのではないかと親は心配していました。笑
で、食生活の改善と運動を取り入れようと思って始めたのが外でのランニング。
最初は家の周りを走る程度だったので2kか2.5kくらい?走り始めたんです。でもね、どうせやるなら目標があったほうがいいかな〜と思い、ニュージーランド国内でのマラソン大会を検索しました。
家の周りを走る程度しか日頃やってないから、10kくらいのコースを走ればいいと個人的には思っていたんでよ。
で、台湾の友達"Ann"も誘ってみたところ「10kは少ない!!ハーフ(21k)に出てみよう!!」とのこと。当時の私からしたら、「21k?? Are you serious??」という状況。。。だって10kも走ったこともないのに突然21kです。笑
悩んでいるときにですよ、思い出したんです。。。
「未来に先回る思考法」の著者である佐藤航陽さんの言葉。
ということなので、いわば21kもできることの射程圏内ということですよね?笑
鵜呑みにし、21kに出ることにしたのです。
ま、21kですが、これ以外と完走できるんですよ。本当に。人間って不思議です。
ででで、これがなんだか私にスイッチが入ったらしく、マラソンを完走することに快感を覚えてしまったのであります。
それからというもの、ハーフマラソンは4回出場。そしてハーフマラソンに物足りなくなってきてフルマラソンにもでるという始末に。笑
性格上、一回ハマるとのめり込んでしまうのです。
フルマラソンを走りながら考えたのは、誰に頼まれたわけでもないのにわざわざこんな辛いことを、「なぜ」するのか??ということ。
結論としては、目に見える達成感と自分への挑戦かなと。自分自信を試す・実験するという環境に身を置くという行為は、意識して環境を作らないとできないように感じます。
ま、私の性格上未知への挑戦が好きということがあるとも思いますが。笑
あえて、自分に負荷をかける。自分を痛めつけて痛めつけて本当に辛いことをちっぽけな悩みだな〜と跳ね除ける。そんな強さをマラソンを通じて学んだ気がします。
⑥WWOOFをしたこと
WWOOFとは、「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」をトレードする活動を行っています。
ニュージーランドでもWWOOFが盛んに行われているということもあって、滞在中は、7箇所のホストのお宅でWwoofingをしました。
ホストも十人十色で、親切なホストもいれば奴隷並みにこきを使うホストなどいろんなホストにも出会えることができました。笑
その中でも心に残っているのが、ワイヘケアイランドに自分でログハウスを建てて生活しているおじいちゃんホストです。
今までに、自分で機材を全部運んで家(秘密基地みたい)を建てたなんて聞いたこともなかったし、ないものは基本全て作るスタンス。自宅にあるワークショップに向かって機材を組み立てれば、あっというまに何かを作ってきます。笑
こういう方。私にとってはすごい魅力的なのであります。。
移動するのも、自宅のとなりに道路が建設されていないので反対側の岸辺まで移動しなければなりません。しかも、自家用ボートで。笑
暮らし方のスタイルを完全にアップデートしてくれました。
また、70歳過ぎにもかかわらず、やりたいことが目白押し。今度は、Airbnbもやってみたいな〜と語ってくれました。
私も夢を人に語り、叶えていけるように精進したいと強く思いました。
⑦ニュージーランドの大地を遊び倒したこと
海、山、川。
とにかく暇があれば、外に出て大地を駆け巡りました。
思うのは、アウトドア好きならニュージーランドは最高の地ですね!
ハイキングに釣りにマラソンにサイクリングに。。。
スマホばかりみていた東京での暮らしを見事に一転させました。笑
小さな画面ばかりみているよりも、大自然の中で心を躍らせる方がはるかに楽しいです。
⑧ブログを通してリアルなニュージーランドを発信したこと
半年間ニュージーランドのことについて紹介してきて、それなりに記事数も増えてきたときのことです。
Farmで仕事にきた日本人の子と話していたら、どうやら私のブログを読んだことがあることが判明。しかも初対面でですよ!!
これは、ちょっと嬉しかったですね。
入口としては、Farmジョブで検索したら私のブログが出てきて、それから過去の記事を読んでくれたみたいです。
今までの、ハプニングやらを面白おかしく書いていたことが吉と出たようです。
(基本、ハプニングがあってもネタになるからいいか。くらいで生活していています。笑)
少しでもニュージーランドにワーホリに来ているor行きたいな〜と考えている人の生活の糧になればいいなと始めたので、ようやく実感できるレベルになってきたのかと確認できました。
もちろん、リアルな情報にこだわっています!!笑
⑨ちょっとしたことで動揺しなくなったこと
海外で生活すると、なにかとハプニングが起きます。
・一週間前に買った車が急に動かなくなって廃車になる(友達。笑)
・フラットのオーナーから今日荷物をまとめて出てって欲しいと言われる。
・レストランで仕事を初めて二日でクビになる。
・宿泊していたホテルが火事になる。
そのほかにも私がハプニングが起きたと気づいていないことも多々あると思いますが。。笑
と、いろいろ起きるんですよ。
でもね、なんだかこういろいろあるんだけど、ビビらなくなったんですよね。
「なんとかなるっしょ。死ななければOk。」という感じで。
ま、みなさんにご迷惑をおけしながらも実際なんとかなって、こう生活できています!
とのことで友達によく言われるのが、「お前ならどこでも生きていけそう。」です。
⑩家族の大切さをよりいっそう感じたこと
最後は、やはり家族です。
24歳の女が会社もやめてワーホリにでるということに、不安しかなかったかと思います。
なんでワーホリに行きたいかを話したら、承諾してくれたのですが。笑
「あんたの人生なんだから自分で決めなさい。」というスタンスなので両親の環境には、恵まれています。
もちろんワーホリに初盤は、孤独に襲われたり上手い具合に事が進まなく落ちこむこともしばしば。
つらいとき、お母さんに電話してみるも「大丈夫!あんたならなんとかなるから」といわれ速攻電話をきられたり。
手紙がきたかと思えば、母画伯がデブパンダを水性で描いたポストカードを送ってきたり。
なんか、辛いという状況にいるのにもかかわらず笑いをつくってくれる母親です。
姉も私がワーホリにいく間際に念願の子供を授かって妊婦ライフをしているときに、私は半べそ状態で姉に電話しても結局バカ笑いをしながらいつも通り話がづれて嫌なことを忘れさせてくれました。
そして、辛いときは家族の写真をみたり親から誕生にもらった動画レターをみて泣いてスッキリしたものです。
そんな家族のサポートがあったからこそ、自分から逃げずにワーホリもできたのだと思います。
好き勝手に生きている私ではありますが、家族のみんなさん見捨てずに見守ってくれてありがとう。
言葉ではあまりうまく伝えることができませんが、愉快な家族の元に産まれて幸せだなとワーホリで気づくことができました。
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