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仕事でスプレッドシートを使う場合の基本的な使い方


①スプレッドシートとは?

スプレッドシートは、行(横)と列(縦)からなる格子状のシートです。

この格子状のセルに、文字や数字、日付などのデータを入力することができます。

スプレッドシートは、データを整理・分析するための非常に強力なツールです。


シートの横の線、番号で表示されます。
(例:1行目、2行目)


シートの縦の線、アルファベットで表示されます。
(例:A列、B列)

セル
行と列が交差する部分で、データを入力する場所です。
(例:A1セル、B2セル)


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②スプレッドシートの基本操作

スプレッドシートを使い始める前に、いくつかの基本操作を理解しておきましょう。

❶セルへのデータ入力
セルに文字や数字を入力するには、そのセルをクリックしてカーソルを表示させ、直接入力します。

入力後、Enterキーを押すと次のセルに移動します。

文字(例:名前、商品名)
数字(例:数量、価格)
計算式(例:SUM関数)

❷セルのコピー・貼り付け
セルをコピーするには、コピーしたいセルを選択して右クリックし、「コピー」を選択します。

その後、貼り付けたい場所にカーソルを移動し、「貼り付け」を選びます。

また、キーボードのショートカットを使うと、より効率的に操作できます。

コピー:Ctrl + C
貼り付け:Ctrl + V

❸セルの削除と編集
セルのデータを削除するには、そのセルを選択して「Delete」キーを押します。

また、セル内の内容を編集するには、そのセルをダブルクリックするか、選択してから上部の入力欄に変更内容を入力し、Enterキーを押します。


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③関数と計算式の使い方

スプレッドシートの最も強力な機能の一つが「関数」です。

関数を使うことで、複雑な計算を簡単に行うことができます。

❶基本的な関数の使い方
関数は、=で始めて入力します。

例えば、以下のような基本的な関数があります。

SUM
範囲内の数値の合計を計算します。


=SUM(A1:A5) は、A1からA5までの数値を合計します。

AVERAGE
範囲内の数値の平均を計算します。


=AVERAGE(B1:B10) は、B1からB10までの平均値を計算します。

IF
条件によって異なる結果を返す関数です。


=IF(C1>100, "合格", "不合格") は、C1の値が100より大きければ「合格」、それ以外は「不合格」を表示します。

❷計算式の利用
例えば、商品の価格と数量から合計金額を計算したい場合、次のように計算式を使います。

=B2*C2

ここで、B2に商品の単価、C2に数量が入っている場合、この計算式は合計金額を求めます。


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④データの整理と視覚化

スプレッドシートは単にデータを入力するだけではなく、データを整理したり、視覚的にわかりやすく表示したりすることもできます。

❶並べ替え
データを並べ替えることで、必要な情報を簡単に探し出すことができます。

並べ替えは、列を基準にして昇順や降順に並べ替えます。

昇順(A〜Z、0〜9)
降順(Z〜A、9〜0)

並べ替えを行うには、並べ替えたい列を選択し、「並べ替え」機能を使います。

❷フィルター
フィルター機能を使うと、大量のデータの中から特定の条件に合ったデータだけを表示できます。

例えば、特定の日付や特定の顧客名で絞り込むことができます。

❸グラフ作成
スプレッドシートでは、データをグラフとして視覚化することも簡単です。

グラフを作成することで、データの傾向や比較が直感的に理解できます。

棒グラフ
数量の比較に便利

円グラフ
割合を示すのに便利

折れ線グラフ
時間の経過に伴う変化を示すのに便利

グラフを作成するには、まずデータ範囲を選択し、「挿入」メニューから「グラフ」を選びます。


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⑤複数のシートの活用

スプレッドシートには、複数のシートを作成して、データを分けて管理することができます。

シートを切り替えることで、異なるデータを整理できます。

シートの追加
下部の「+」アイコンをクリックして、新しいシートを作成します。

シート名の変更
シートの名前をダブルクリックして、新しい名前を入力します。


⑥共同作業と共有

スプレッドシートは、複数の人と共同で作業することができる点も大きな特徴です。

特にGoogle スプレッドシートでは、リアルタイムで同時に編集することができます。

共有
Google スプレッドシートであれば、右上の「共有」ボタンをクリックして、他の人とシートを共有できます。

アクセス権限の設定
共有する際に、編集、コメント、閲覧の権限を設定できます。


⑦保存とバックアップ

スプレッドシートのデータは自動的に保存されることが多いですが、作業の途中で手動で保存したり、バックアップを取ることも重要です。

Google スプレッドシートは、インターネットに接続していれば、自動的にクラウド上に保存されます。

Excelの場合は、こまめに保存する習慣をつけましょう。(Ctrl + Sで保存)


まとめ

以上が、会社でスプレッドシートを使うための基本的な使い方です。

これらの機能を活用することで、業務が効率的に進められるようになります。

慣れていくことで、より高度な使い方ができるようになりますので、まずは基本を押さえて実践していきましょう。

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