男ふたりの、ワイルドな冬キャンプ
冬がきた。
キャンプフリークにとって
一番のベストシーズンは冬だ。
虫もいなければ
人も少ない。
適切な装備と知識を蓄えて
男ふたりの冬キャンプがはじまった。
朝9時、キャンプ場の水場が綺麗に凍っていた。
身に沁みる風、乾燥。
そうそう、これが冬キャンプ。
ワクワクしてきた。
吉田さん(通称:吉田おじさん)と合流し
サクッと受付と設営を済ませたらご飯。
彼はトナカイの毛皮に座っている。
カメラが倒れそうなくらい、斜に構えた三脚。
ワイルドすぎる。
お互いの料理を持ち寄った。
私は、地元宮崎県のチキン南蛮(湯煎)
吉田おじさんは、ホルモン焼き炒飯(冷凍)
簡単は正義、旨し。
火を起こして、暖を取る。
火吹き棒を使えばいいのに
そこは敢えてフーフー。
自ら燻されるスタイルこそ至高の極み。
それにしても、Nokton Classic 35mm S.Cのボケが超綺麗で写真が楽しすぎる。
仲良くなるまでに結構なシャッター数を切ったし、割とたくさん喧嘩したけど、やっと君のことを理解できた気がする。
これは恋かな。
知らんけど。
良いよ、いいよ。
こういう男感満載な時間、大好き。
キャンプ場を散歩してみたら
神々しい光に包まれた。
カメラを構えたら
撮ってくれと言わんばかりに
ポーズを決めてきた。
伝説のポケモンみたいな写真が撮れた。
黄昏れる、吉田おじさん。
最近結婚した、吉田おじさん。
幸せすぎるその手に
冷え冷えビーム。
それはそうと
冬のキャンプ場は
光と質感が美しい。
春夏秋冬
役目を果たした自然と
これから生まれる自然の美しさは
偶然が生むアートだ。
自然を美しいと思う感性は
いつまでも持ち続けたい。
夕方になり、少しずつ冷えてきた。
吉田おじさんが
レンメルコーヒーを淹れてくれた。
ぐるんぐるん回して1投目。
見事にスカる、吉田おじさん。
旨し。
日が暮れてきたので
宮崎の芋焼酎”木挽BLUE”をいただく。
サッパリとした呑み応えと
スッキリとした味わい。
呑みすぎる。
うん、これは酔う。
そうやってすぐ酔わせに来るんだから…
悪い男ねぇ
お、お前なんか…
アッツアツのホックホクにしてやるんだから…!
ゴクリ…
くぅぅぅ、旨し!
大好き!
肉も焼く。
宮崎県民なら一度は味わったことのある”戸村本店焼肉のタレ特選”が至高すぎた。
これがまた甘辛の美味しいタレで
食すと地元を思い出す、最高のタレだ。
ほら、肉が喜んでる。
夜になる前。
寒さに備えて、薪ストーブに火を灯す。
灯す。
灯す。
暖をとる。
これは良い。
ランタンの光と
凍りついた水場の反射。
ただただ、エモすぎた。
夜を待ちながら
セルフィできゃっきゃする
おじさんたち。
いいよ、楽しみ方は自由だ。
宮崎の芋焼酎をいただく第二弾。
天孫降臨(てんそんこうりん)
天孫降臨してしまった、吉田おじさん
マイナス1度
寒くないのかな…
テントのジッパーを開けて
空を見上げたら
素敵な星々が輝いてた。
今日は新月、そして快晴。
シャッターチャンス。
がしかし、酔って動きたくない。
外、寒い。
うーーーん…
悩んだ私は
テントから顔を出して
雑な感じで撮った。
いいのよ、これで。
私は満足。
おやすみなさい。
朝がきた。
山間部から差し込むのは
美しい光だ。
吉田おじさんは
燻されていた。
冷え込んだ朝
暖をとるために
フーフー作戦を敢行する。
キス顔選手権かな?
川沿いには
美しいツララができていた。
まるで生命を感じるような造形美。
自然はアートだ。
朝ごはんを食べたら撤収。
もう終わってしまった。
泥んこになるまで遊び倒した少年時代のような
そんなキャンプだった。
超ヘトヘトだけど
やりきった感と徒労感が混じり合って
結構心地よい気持ちでいっぱいだ。
とにかく、キャンプは最高だ!
その一言に尽きる!
また書きます。
Syuheiinoue
【今回のカメラ】
・SONY α9ii
・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
おまけ
吉田おじさんが撮ってくれた写真。
以上!
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