これまでと、これからと。
【写真を通じて、誰かが幸せな気持ちになる】
写真を撮ることで得る対価のひとつに、感謝の気持ちがあります。自分はそういった人と人の繋がりや価値のある課題解決の連続で、お金だけでは測ることのできない対価を多く経験させて頂きました。
この経験と対価の意味が変わることが無いだろうと思い、3年前 国からお金を借りて、自身の価値観と経験を反映して写真スタジオ兼アトリエ「Studio neutral」を作った経緯があります。
スタジオオープン当初から定期的に訪れるお客様や新しい提案をいただく機会や、アトリエとして作業場や勉強場としての役割を果たしている素敵な場所だったのですが、実際は既存の現場撮影やチーム運営に追われてしまいスタジオに行く機会が減ってしまった時期がありました。そんなとき「自宅からスタジオまで車で1時間って…普通に遠くない?」と誰もが気付くような当たり前のことに気づいて目が覚めたことがきっかけで、スタジオ近くに住む計画が発足しました。
何度も近くのマンションを下見したのですが、パートナーと共に条件に合う場所が中々見つからなくて半年ほど悩んでいたところ、スタジオの設計デザインから「スタジオと同じマンションの部屋、たまたま空いたよ」と連絡をいただいて、音速で下見後、その場で入居を決めました。
住居を決めたらアレコレと物事が進み、Studio neutralの設計デザインを施したデザイナーの改修を経て、入居。今まではスタジオに行くまで相当時間をかけていたのですが、朝起きて2分もあれば仕事ができる凄い環境になりました。近くに住むって本当に神。
スタジオ近くに引越してから早4ヶ月が経ち、有効活用ができるハード面の良さを感じる日々ですが、それ以上にマンション内コミュニティから繋がって知り合いが増えたり友人が家に来て泊まったりすることが、引越して一番良かったことです。
そうやって時間的余裕の生まれた生活を通じて「自分たちの写真は、Studio neutralを通じてきちんと表現できているのか」といった最重要課題と向き合うために、一度立ち止まって自分たちの方向性を練り直す時間を作りました。
今までのStudio neutralは、スタジオ撮影、スタジオレンタル、機材置き場といった「場所としてのスタジオ」で運用していた経緯があるのですが、実際自分たちが撮影をするのは建物の竣工写真や自然環境の中、そして宿泊施設といった「場所」の広告に携わるものがほぼ7〜8割を占めていたので、自分たちが撮る写真とスタジオの表現に大きな溝がありました。
私たちは、その摩擦を無くす為にStudio neutralを「場所」としてでなく「チーム、思想」として発信することに決めました。
自分とパートナーの写真における共通点は「住まうこと、感じること、生きること」をテーマに撮影していることです。
住まうこと…生活を愉しむこと
感じること…自然の声を聞いたり、旅をすること
生きること…撮影を通じて誰かの人生に立ち会うこと
この共通するテーマを元にneutralの持つ意味「中間、中立、中性」を掛け合わせて、普遍的な美しさを表現することを思想として発信、撮影を行い【写真を通じて、誰かが幸せな気持ちになる】といった記事冒頭の言葉に辿り着くことを目標にしています。
初期段階なのでコンテンツ数が少ないのは否めませんが、これからは写真のプリント販売や撮影実績など徐々に掲載していく予定なので、進化したStudio neutralをこれからもよろしくお願い致します。
(今まで通りスタジオ撮影やレンタルは継続していくので、ご安心ください)
ぜひ私たちの世界観に共感頂けましたら撮影依頼やディレクション、スタジオに関する問い合わせなどお待ちしております。
Syuheiinoue
akari kuramoto
(本記事はStudio neutralのWEB更新お知らせポストを解説した内容です)