「検診」ってなんだ?
歯科検診に行ったこと、ありますか?
いやいや、急にこんな質問
きっと誰もが一度は行っていますよね
定期的に行く人もいればたまに行く人
行くべきなんだろうけど忙しいから…という人もいるでしょう
しかし多くの人は「歯医者にはむし歯になったら行けばいい」と思っているかもしれません
その「むし歯になったら」の「むし歯認定」はどのタイミングで下されるのでしょうか
大抵は「なんかしみるかも」とか「ちょっと痛い」などの症状があったらむし歯かも?となるみたいですよね
中には「気のせいだと思ってほっておいたらどんどん痛くなった」とか「そのうち治るかなと思っていたら痛くて我慢できなくなった」という強者も
そもそもその「むし歯の痛み」を味わいたくないから検診に行くという人が多いのかもしれません
むし歯の始まりはほとんどの場合で何の症状もありません
初期のむし歯の段階では検診で調べるしか気がつけないからです
言わずともむし歯の発見は早いのに越したことはありません
小さな段階で手を打ってその後は監視し続ける
検診でタイミングよく小さなむし歯が見つかって手が打てたとしたら得した気分になって
「検診に来てよかった」
と思うことでしょう
でも検診に数千円もかけて何もなかったら損した気分になってしまうかもしれません
そんなことはないですか?
ちょっと車の定期点検をイメージしてみてください
急に車が壊れて事故でも起こしたら大変なことになりますよね
そうならないように定期的に点検していると思います
点検にお金も時間もかかります
例えば何もないからと点検をしないでいたとして、大きな事故になった場合
かかる費用や時間は計り知れないですよね
歯も同じです
痛みが出たり何か問題が起きてから歯医者さんに行くのではなく、定期的に検診を受けて問題がないかチェックしてもらうことが大切なのです
これで病気を早期発見できたり、問題が深刻化する前に対処できるんですね
「検診」とは
むし歯や歯周病など病気がないか調べること
せっかく行ったんだからついでに歯石も取って欲しい、ピカピカにしてほしいなどの希望があるかもしれません
保険医の資格の差によって内容や費用が歯科医院によって違います
ほとんどの場合では病気の有無、リスクの告知と対処法、必要に応じて予防的歯石の除去が検診の内容となります
なんにせよ検診は病気の有無の診査です
むし歯や歯周病にならないためにはもう一つ手を打つ必要があります
健康診断でも病気の有無を調べていますね
将来病気に繋がりそうな項目を数値で表してくれますが治してくれるわけではないのです
コレステロールや血糖値など改善するためには自ら手を打たなくてはなりません
病気にならないための対策が必要です
そこでメインテナンスです
検診とメインテナンスを混同してしまいがちですので
メインテナンスについてもお話しましょう
…と思ったのですが長くなってしまったので
次回にすることにします
お楽しみに
一度むし歯にしてしまったら2度と元には戻らない歯の管理
もう少し優先順位を上げてみませんか
ここまでたどり着いた猛者たちに感謝の気持ちを伝えたいのです、ありがとうございます
守護士たちの健闘を祈っております