父のこと 5
母が亡くなってから一人暮らしをしていた父
1年弱前から尿道カテーテルをいれながらも、毎日駅前まで歩き、自宅の階段の昇降をして仏壇にお供えをしていた
この度入院して3日程度でもう歩けなくなったようだ
入院した当日
オムツを使用してくださいと言われた
特に入院して2週間くらいは認知機能も衰えていたので致し方ないと従ったのだけれど
後悔のひとつでもある
カテーテルはしていても
排泄は自分で普通にしていた
認知機能がほぼ回復しているであろう現在は屈辱だったかもしれないと思ってしまう
最近では
今の病院に最期までいられないことを知っていて、それをしきりに聞いてくる
家に戻りたいけれど
歩けなくなったからなあ
施設に入れてもらうよりないよなぁと呟く
年金暮らしの父が施設利用となると、正直足りない
病院になると医療費は定額であるし、カテーテルも定期的にかえてくださるので安心なのだが、ガン末期の緩和ケア病棟のある病院となると受入れ待ちの上、数が少ない
厳しい現実を突きつけられている
日本の医療
介護
どうしたものだろう
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