人生相談所の機能を備えたシン・図書室は学生に受け入れられるか?
◆検証したいこと
Google先生に聞けばなんでも教えてくれる昨今、そもそも学生はいまどのくらい本を読んでいるのだろうか?
さっそく「読書をまったくしない学生はいかほど?」とGoogle先生にお尋ねしたところ、「47.2%です。2人に1人が読書をしていません(2020年)」とのこと。
私自身は、学生の頃(※20年くらい前ですが、、)、何かモヤモヤしたり不安だったり迷ったりしたときには何かしら本を探し出して答えらしきものをみつけて前を向けていたものでしたが、今どきの学生ってそういうときどうしているのでしょう、、?
もちろん親でも友人でも身近に相談できる人がいればそれに越したことはありません。
しかしながら特に学生のときは、言語化もできないし、誰かをわずらわすほどでもないが解決したい問題って山ほどあると思うんです。。
そういうときの1つの手段として「本に頼るのも有りだな」と学生に思ってもらえたら・・・。
そんな想いで今回の実証実験を行います。
◆活動の概要
学生向けライブラリー「まちの図書室(仮称)」開設プロジェクトにおいて以下の活動を行います。
1.コンシェルジュの設置
まちの図書室の入口付近にコンシェルジュを設置。
コンシェルジュには以下のものを準備する。
<コンシェルジュに準備するもの>
・担当者を1~2名。
・図書室の本棚(※どこに何の本があり、どのようなジャンルがあるかなど)を説明するマップ。
・コンシェルジュ相談・おしゃべり受付メニュー(※詳細は2へ)
2.コンシェルジュ相談・おしゃべり受付メニューの準備
まちの図書室各メンバーにつき1枚、担当する図書分野と自身の得意領域・おしゃべりできるジャンルをメニュー化した資料を準備。
<資料イメージ>
3.コンシェルジュとの相談後の学生に対する満足度調査(アンケート)を実施
・2のコンシェルジュを利用した学生に対し、アンケート調査(Googleフォームの活用を想定)を実施し、満足度や継続利用意向、友人への紹介意向などを聴取する。
◆アウトプット・成果
<中間報告>
・学生から許可がいただける場合はコンシェルジュが実施した相談MTGの様子を各コンシェルジュがレポートとしてまとめたnoteを配信。
<最終報告>
・アンケートの調査結果をもとに学生の「シン・図書室」に対する満足度等をまとめる
◆実験の測定方法
<中間報告>
・どんな話を学生にしたか、学生からどんな反応が得られたか、コンシェルジュ自身がどう感じたかなどの定性情報を中心にnoteにまとめる。
<最終報告>
・「シン・図書室」が学生に受け入れられるものになり得るかどうか以下の指標での総計にて判断する。
【満足度】
5段階評価:大変満足・やや満足・ふつう・やや不満・大変不満
【継続利用意向】
3段階評価:また利用したい・利用したくない・わからない
【紹介意向】
3段階評価:ぜひ紹介したい・紹介したくない・わからない
◆スケジュール・進め方
7月:選書/コンシェルジュ担当割り振り
8月:選書&本棚DIY/コンシェルジュ相談・おしゃべり受付メニュー完成/日程調整
9月:ライブラリーオープン/コンシェルジュ設置/学生との相談・おしゃべり受付~実施/相談・おしゃべりを実施次第、随時note配信
10月:学生との相談・おしゃべり受付~実施/相談・おしゃべりを実施次第、随時note配信/アンケート集計
11月:アンケート集計/最終報告書提出
◆実証実験後の展開
本プロジェクトで一定の成功体験をつくることができた際は、全国の自治体に対し「図書室を通じた新しい若者とのコミュニケーション」施策として、提案・営業活動を行っていきたいと考えています。
◆「研究員制度」の趣旨について
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に参加する過程で、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?