自分で自分を痛くする。
治療についてのお話。前回、脳転移のMRIでガンマナイフを拒否ったことを書いてそのままでした。12月、1月と進展のなかったわたしの脳腫瘍は2月になって突然ぶわっと増えていて、ガンマナイフで追いつかなくなっちゃって脳全体に放射線治療をする「全脳照射」をすることになりました。
なんで突然増えたのか?
脳にも届くと言われているカドサイラに変えたのに!
先生によると「まぁそういうこともあるんです」だそうです。3月2日からその治療は始まって、放射線科の先生と話している中で体調で言えば首から背中辺りまで痛みが気になると言ったら「じゃそこもやっときましょう」ってことで、脳と脊髄あたりを照射することに。若いから…ということでわりと強めの治療になったみたいで、20回続きました。書いている今日で言えばあと1回。あと1回で終了です(嬉)
今回、脳転移への治療はこの全脳照射でやっていくことになったけど、それ以外にも髄液にも転移があるということでした。だけど主治医に聞いても髄液への転移にはあまり積極的治療をしなさそう。そうなんだ…。緩和の先生に聞いても効果がある治療がなかなかないと。そうなんだ…。
あれ?治療法がないの???あれ?もう放置に入るの??
カドサイラという脳にも届くと言われている抗がん剤は引き続きやっていくけども、これやっててわっと広がったのに、これのままでいいの??(首から下の乳がんの原発のところや肝転移などはCTやMRIの画像でみてもわからないぐらいに消えてきているし腫瘍マーカーも基準値内なので引き続きなのだそう)
いろいろ不安が募りました。で、やることは検索です。でもちっともいいこと書いてない。緩和の先生は「パートナーの方や誰かに不安な気持ちを打ち明けたりできていますか?」なんて聞いてくる。え、そんなまずい?結構これがズンと来た。不安な気持ちを打ち明ける…。
右側の肝臓あたりがすごく痛む。胸のあたりが痛苦しい。どんどん身体の中でなにかが広がっているようで不安でたまらない。
あ、こういう痛み方、知ってるかも。
去年の1月に主治医から1年もたない可能性があると言われた時、痛みが身体のあちこちを動き回って、とうとう立てなくなってしまったことがある。パートナーに仕事から戻ってもらって車で病院まで連れて行ってもらって、なんとか落ち着いたけど、原因不明だった。でもあれは心因的なことだったのだと自分では思ってる。不安やストレスが自分の身体を痛くすることがあるんだ。今回もそれかもしれないと思って、検索をやめた。この先のことを暗くイメージすることもやめた。そしたら痛みはましになった。やっぱりこれか。わたしは思いが強すぎる。(よくもわるくも)治療しているのに自分で自分を不安にして痛みでウンウンいうなんてばかばかしいなと思えました。
脳や髄液ってことで神経的な症状がこれから先にでるかもしれず、麻痺とかの前兆に気をつけるように主治医にいわれている。それとどの程度でてくるかわからないけど認知機能の低下も気になるところ。それで大阪に引っ越したほうが病院通ったりするのにもいいのかもしれないと、物件をさがしたりしていたら、もともと引っ越し好きなので楽しくなってきた。ほんとに引っ越すかどうかはわからないけど、気分転換になっている。
仕事についてもまだまだやりたいことがあって、それができるうちはやったらいいし、できなくなったら頼ればいいと割り切りました。朝起きて、目が見えて手足が動いて、座って立って歩けるうちは、あんまり深く考えず、その日その日を過ごしていこうと思います。
とりあえず今の放射線治療、早く終われ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜