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市にひとつの本屋がつぶれるかもなんだって。

昨日聞いた話なんだけど、わたしが住む街のうわさでは、どうやら駅の近くの本屋がつぶれるらしい。いや、まだ街のうわさ段階なので、ホントにつぶれてしまうのかはわからない。なんせ市にひとつの本屋だ。市にひとつですよ?大切にしたいじゃないですか。

じゃ、使っていたかというと…正直そうでもない。Amazonや楽天、メルカリのネットショップが充実しているし、それに定期的に通う大阪のお店の最寄り駅にも本屋があって、本との偶然の出会いや、実物を見たい場合はそっちの方が便利だったりして、市にひとつの大切な本屋にはほとんど行けていなかった。

だいたい、わたしには車の免許がない。だから行くとしたら誰かに連れて行ってもらわないとなかなか行けない。だからこの秋に電動自転車を買った。目標のひとつには本屋に行くこともあった。でもその本屋への道は車道がメインで自転車ではなかなか安全にスムーズに行けない。なにがウェルネス都市だよ。健康をめざす都市?歩道もほとんどないじゃないか。もう。

それでどういうことになったかというと、わたしの頭の中はひとつの考えが占めていた。本屋をやれないかということだ。もうびっくり。本屋なんてやれないさぁ。そんなの今の今まで、つゆほども思ってなかったじゃないか。今も手一杯の仕事してるのに、体調もよくないのに、全国的に淘汰されている業界でなにができるのさ?

いやでも文化的なものに触れる機会が市の中にないなんて悲しすぎるじゃないか。本屋単体じゃ無理かもだけど、そこに喫茶やお店をくっつけたらどう?いやいや、こうして足りないものを補填する形で事業を大きくしてしまうのはわたしのわるい癖だ。なのでこれは却下。それにこの地でなにかやるにはコネクションがなさすぎる。地元の人たちとも話したことないし、移住してきた人たちとも話したこともない。もっとつながりができたら、ここでもなにかできるのかもしれないけどなぁ。

本屋がなくなることは悲しい。でもこの市ではやっていけないんだ。じいちゃんとばあちゃんが大半で、7割を国からのお金でまかなっている街。こういうことがこの先、いろんな土地で増えてくるんだろうなぁ。

たまたまだけど、こんな本を前に買ってました。

まだ読んでないけど、買ったときとは違う気持ちで読めそう。





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