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古い望遠鏡
田舎に住んでいるため、小学生の頃から星好きで、兄の望遠鏡を使って天体観測をやっていました。
小学6年生のとき、貯まったお年玉で自分用の望遠鏡を買い、その望遠鏡は40年経った最近まで現役で使い続けていました。
そしてここ最近はヤフオクで40年くらい前の古い望遠鏡を安く落札して使っています。
今回は、そんな望遠鏡たちを紹介します。
■ニューポラリスR125S(ビクセン)
1982年(だったと思う)に購入した12.5cm反射望遠鏡+極軸望遠鏡付き赤動議。当時の星好きな子供の感覚としては、10cmの反射か6cmのアクロマート屈折か?の2択みたいな感じで、すでに兄の10cm反射望遠鏡もあることから、奮発して12.5cmの反射にしました。ちなみに焦点距離は720mmと短くなっており、より星雲星団観測向けという位置づけでした。
極軸望遠鏡搭載により、それまであてずっぽうに近かった極軸合わせが精密におこなうことができて、そのおかげで手動追尾の長時間撮影も結構おこないました。
それから近年にデジイチを始めてからモータードライブユニットを入手してモーター駆動で写真を撮るようになりました。
現在は後継としてスーパーポラリスR150Sを所有しているため、鏡筒を外して望遠レンズ撮影用の赤動議として使用しています。
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■スーパーポラリスR150S(ビクセン)
3年ほど前にヤフオクで落札した15cm反射望遠鏡(焦点距離750mm)+マイコンスカイセンサー2付きSP赤動議。
中学のときは天文部で盛んに天体観測をしていたのですが、中学を卒業して高専に入学してからは天体観測な趣味から少し遠のいていましたが、そんななかビクセンから発売されたニューポラリスの後継となったスーパーポラリスシリーズには結構心惹かれるものがありました。(高専に天文部があれば入っていたと思いますし、もしそうしていたなら、当時、この望遠鏡を買っていたと思います)
ニューポラリスからスーパーポラリスになって、操作系が少し違うのでクランプを緩めるとき全然違うところをまさぐってたりしてしまいます(なんせニューポラリスとは30年以上の付き合いですから)が、ネジの緩め絞めで簡単にモータードライブ接続の切り替えができるのは便利です。
マイコンスカイセンサー2は、30年前は「すげえ。欲しい」と思ったものですが、いざ、こうして入手してみると「・・・・。これ、いらなくね?」と感じます。
実際、12V-3Aの電源なうえ電気を結構食うので、遠出して天体撮影する場合、自動車用バッテリー無しでは対応できないです。(今所有しているミニバン、ヴェルファイアは100V電源も取れるのでいいのですが)
で、15cm反射望遠鏡ですが、焦点距離750mmは使いやすいですし、赤外線フィルタをクリアフィルタに交換したAPSデジイチ(EOS KissX5の改造モデル)での直焦点撮影でイイ感じに星雲星団撮影ができます。
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■セレストロンC8+スーパーポラリス(ビクセン)
先日、ヤフオクでセレストロン鏡筒とスーパーポラリス赤動議(マイコンスカイセンサー2)を別々に購入。合わせて送料込み6万円弱だったのでまあこんなものかと。
学生時代にはセレストロン(シュミットカセグレン)なんて雲の上の望遠鏡のようなイメージでしたが、中古になればこんな価格で手に入るのでありがたいです。
C8は口径20cm、焦点距離2000mmなので、直焦点で2000mm望遠レンズとして使えるだけでなく、アイピース搭載やバローレンズも容易に入れられるので結構な高倍率撮影ができるっぽいです。
先日、バローレンズを入れて木星を撮ってみたのですが、とりあえず調整が必要なようです。
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■スーパーポラリス90M(ビクセン)
こちらも先日ヤフオクで13000円で落札した30年以上前の望遠鏡。
9cm屈折(焦点距離1000mm)が欲しかったわけではなく、マイコンスカイセンサーではなく、赤経だけ乾電池で動くモータードライブを搭載したスーパーポラリスが欲しくて入手しました。このモータードライブはDMD6なので単三電池で駆動します。
現在のところ、9cm屈折鏡筒が載っていますが、そのうち、別の鏡筒が載るかもしれないです。
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とまあ、現在のところ4台のポラリス型赤動議で楽しんでいますが、このさき、大型赤動議を買う日が来るかもしれないです。
その前に、今どきの撮影技術(星を追尾してモータードライブを調整するシステムとかコンポジット撮影とか)をも少し勉強したいなあ。と思う今日この頃です。