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格闘技の勧め~いじめに克服への道その1~

私はダイエット目的でジムに通っているのですが、そもそもの始まりは空手道場への入門が始まりです。

何故空手を始めようと思ったかと言うと、ズバリ「いじめ」です。
ありきたりな理由だなぁ~なんて思うかもしれませんが、そう。ありきたりでよくある話なのです。

本日は格闘技というスポーツの内容と言うより、どちらかというと格闘技を始めたキッカケやメリットを書こうと思います。

賛否両論あると思いますが、お許し下さい。

さて、冒頭で書いた通り「いじめ」とありますが、
結論から言うと自分で撒いたタネがいじめへと誘発させてしまったことが原因のいじめであり、見方によっては逆恨みと言われても仕方ないかもしれません。
自分で思い出しながら、そもそも私が悪いんじゃない?と振り返っています。

ことの始まりは中学1年生の部活がキッカケでした。
小学生からミニバスクラブに所属していた私は中学生での部活はバスケットボール部と決めておりました。
何故なら当時「スラムダンク」がとても流行っていたのです。
影響されやすい私は桜木花道になるべくバスケ部入部するわけです。

私は入部当初からとにかく練習しました。
何故なら試合に早く出たかったからです。当たり前ですが、試合という目標が無ければ何のために練習するのかわからないし、何といっても活躍したい。目立ちたいという気持ちで一杯でした。

顧問の先生もたくさん練習した部員が試合に出るべきだと言い朝練の出席などシュートの本数についても記録し始めました。

ちなみにこの朝練のおかげで中学3年間無遅刻無欠席という記録がります。
(余談ですが・・・)

朝は7時に学校に行き最低100本~200本ほどシュート練習をして、授業を受け、その後また部活の毎日を繰り返しました。

入部したばかりの春の市内大会では残念ながらメンバーに選ばれませんでした。当然3年生のとの壁は厚く足元にも及ばないのはわかってました。

しかし、3年生が引退した秋の大会のことです。

2年生のちょっと不良っぽい部員がベンチ15名に選ばれ私というか1年生からは誰一人ベンチに入れませんでした。
その不良は朝練もしてないし、スタミナもない。まして夕方の練習すらサボったりする様な先輩でした。

なのに何故ベンチ入りすることができるのか?
私は理不尽さと怒り!顧問は言っていることが違うのではないか?
と。

我慢できずに顧問にそのことを言ってしまいました・・・

その後日のことです。

1コ上の不良っぽい先輩に呼び出しをくらいました。
本当に漫画の世界のように3名に囲まれ「ちょっとトイレに先輩が呼んでいるよ。」なんて言われ、恐る恐るついて行くと、不良の先輩が見るからにキレている感じで不動明王のごとく立っておりました。

私はこれは完全に殴られる。トイレの出入り口は先輩の手下の様な奴らが塞いで誰も入って来れない。
助けも呼べない。
喧嘩なんかしたことないし、とにかく恐い。
ヤバい!としか思わなかったです。

そして不良から「お前、俺がレギュラーなのが気に入らないんだってな!チクりやがって。」的なことを言われた様な気がします。
というか、それしかないですわな。

私はビクビクしながら「言ってません。誰がそんなこと言ったんですか?言うわけないじゃないですか!!」
と何ともダサいダサすぎる事を言い、その場を何とか凌ぎました。
そしてぶん殴られはしなかったのですが、当時目の脇にニキビが出来ていたところを爪で潰されて、しばらく痕になったのを覚えております。

とりあえずはぶん殴られなくて良かった~と思いながら、教室に帰りました。
その後、どこから聞きつけたのかわからないですが、クラスメイトに「〇〇さんに呼び出されて殴られたの?」って聞かれてクラス中の噂になって、めちゃくちゃ恥ずかしかったことを覚えております。
私は「部活のことで注意を受けた」くらいの返しをしたと思います。

その日の帰り道、泣きながら帰りました。
昼間は何とも思ってなかったのですが、勝手に涙が出てきました。
影響されやすい私は「あぶない刑事」が好きで、よく家で架空の敵相手にパンチやケリ、おもちゃの鉄砲を使って「ビシ!バシ!バンバン!!」と自分の声で効果音を出して遊んでました。
「俺って喧嘩したら強いんじゃないか?」とか勝手に思っていた自分が、いざ呼び出しくらって戦う場面になったら、ビビッて謝って超ダセェ~(涙)と涙がポロポロと出てきました。

家に着くまでに涙を拭いて、いつも通りの振る舞いをしましたが、やっぱりどうも腹の虫が収まらなかったのを覚えております。

やっぱりダサい。カッコ悪い・・・

そう思って数ヶ月過ぎ、ある日、アンディ・フグが出場しているK-1が放送されておりました。
たまたまテレビをつけたら出ていたのです。
K-1なんて知らないし、ケリがあるボクシングなんて観たことない。
いやボクシングだって観たことない。

私は衝撃を受けました。

これだ!

長文になるので、その2にします。
ここまで読んで頂いた方、お付き合い頂き、ありがとうございます。

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