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格闘技の勧め~いじめに克服への道その2~

K-1の中継をテレビで観て私は衝撃をうけました。
この「カカト落とし」をアノ先輩にブチかましてやりたい!!
こんなふうに思いました。

カカト落とし

この技さえ習得すれば・・・

と思いながらもすぐには行動しませんでした。

そして時は立ち、中学3年生になり部活も引退して受験勉強という季節になりました。
私はとても勉強は苦手で部活の刺激もなく、勉強をしているフリをして何も刺激のない生活を送っていました。

ある日、なぜか高校に上がった私の宿敵の先輩が中学校に:来ていました。
茶髪にしてバイクに乗っていたと思います。
私には威嚇しているようにしか見えませんでした。

周りをみると皆んな先輩にヘコヘコしながら挨拶なんかしてます。
私はしませんでした。したくなかったです。
そしてぶん殴ってやりたかったけど怖かった。
戦っても絶対負けるしな。

家に帰り、なんかモヤモヤしてました。
「俺これで良いのか?」
当時ネットとか無かったので、何故かタウンページを開きました(笑)

空手道場を調べました。
正直、どういう流派があって、どういう同情が良いとか全くわかりませんでしたが、一番大きく表示されていた「極真会館」に電話をしてみました。

女性の受付の方だったと思います。(多分師範の奥さん)
「月曜か金曜に〇〇中学校の武道場へ19:30に行ってください。」
と伝えられただけで、言われるがままに〇〇中学校の武道場に行きました。
これまた偶然に私の通っている中学校でした。

余談ですが、地方の道場は結構、学校の武道場なんかを借りて練習してます。首都圏は常設道場で環境が優れておりますが、地方は生徒が集まりにくく常設道場では無い方が多いのです・・・
(余談でした)

よし!道場へ行く!と決めたは良いものの、めっちゃ怖くなってきた。
恐ろしい師範みたいなのが出てきたらどうしよう・・・
とビビりがまた入ってしまいまして、友達を誘って行くことにしました。

そして、友達を引き連れ指定された日に中学校の武道場へ行きました。
すると、変な青帯のオジサンが一人でシャドーしてました。
(シャドーというのは一人で見えない相手を想定してパンチやキックを繰り出す練習です。)

空手=黒帯・・・


・・・?

まぁいいわ。とりあえず、「こんにちは」とか言ったのかと思うのですが、
青帯オジサンに「オッス!!」とデカい声で挨拶されたんだと思います。
そこでもビビった気がしました。
最初は青帯で弱そうだな・・・
なんて思っていたのですっが、近くに来られると、めっちゃ怖い。
道着の迫力というか何というか・・・
(とにかくビビりすぎでした。)

「電話したしゅーへいです。今日から宜しくお願いします!」
と伝え、とりあえず見学をしてました。

19:30って言われて来たのに、青帯オジサンのシャドーをずっと見ている私と友達。
こういう感じなんか?

と思っているとヘラヘラした小さいオジサンが武道場へ入ってきました。
なんかめっちゃ弱そう。習いたてのオジサンが遅刻して入って来たのかな~?くらいに思っていると、青帯オジサンが「オッス!本日もお願いします!」と頭を下げながら十字を切ってました。

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え?このヘラヘラしたオッサンが先生なんか?
先生から「遅れて悪いね。ちょっと待っててね。」と言いながら道着に着替えて黒帯を締めました。
めっちゃ雰囲気変わる。
相当弱そうなオジサンだったのが、コスチュームでここまで変わるか?くらい強そうに見える。
黒帯効果!いや道着の効果は絶大だ!

そして、いきなり見様見真似で基本の練習に参加させて頂きました。
3人で・・・
(青帯オジサン、私の友達、私のみ)
想像していた練習と違いますが、ここが私の空手道のスタートとなりました。

読んで頂きましてありがとうございました。
その3で続きを書きます。

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