音楽のちから。
名古屋の日本ガイシホールで行われた
『音市音座2023』
出演アーティストに、
家入レオ
スキマスイッチ
江口洋介
PUFFY
flumpool
ホストアーティストとして、
スターダストレビュー。
各アーティストのバンド演奏を、スターダストレビューが演奏し、コラボライブを繰り広げていた。
娘たちを連れて、ライブへ行ってきた。
私が高校生のころ、PUFFYはデビューしたとたん、大人気になった。
北京もベルリンも、カニもパンダも私たちが生きる道も、愛のしるしだった。
江口洋介は、ロン毛で恋をしていた。
スキマスイッチは、痩せていて、アフロはフワフワで全力に少年だった。
レオちゃんはいまよりも、もっと野性的なLeoだった。
flumpoolの彼が、そんな悩んでいたとは知らなかったけれど。
ライブの間、スターダストレビューの、要さんはとてもよく喋った。公開ラジオくらい喋った。どうやらそれが常らしいのだけれど。
彼らが一同に会して、私も40を過ぎ、
「カニ食べ行こう」とパンチを繰り出し。
「サブリナ!
ラッタッタッタッタラー、サブリナ!!」
とジャンプした。
澄んだ歌声に涙がながれ、
心湧き立つ音色に身体が跳ねる。
スターダストレビューの要さんのトークで、すっかり心は和み、圧倒的な演奏が、アーティストの歌声が、全身を充たす。
絵や写真が、「静」の感動とするならば、
音楽は、「動」だ。
私の身体がもっと大きければ、もっとたくさんの音楽を貯めただろうか。
帰りの車で、娘たちの身体からは
「ちかごーろー わたしーたーちはぁぁ」
と流れでており、
私からは
「きみがくれたなつ そのきせき
ぼくはわすれない」
と音漏れしていた。
私の身体に耳をあてれば、
ほら、今もまだ、聴こえる。
しばらく私たちは、音漏れしながら過ごすのだ。すれ違ったらきっと聴こえる。
全力で白のパンダを、花になりながら恋をしてタイムマシーンにお願いした奇跡を
わすれない。
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