いったん周りに聞いてみたらどうなのよ
卒業式の日に、制服の胸につけるコサージュ作りがあった。娘の中学校では毎年、中三の母親がこのくらいの時期にみんなで作ることになっていて、事前に出欠アンケートがあった。
①夕方から学校で講師の方の指導のもと、みんなで作る。
②製作キットとYouTube解説で、自宅で作り、後日提出する。
③ ①②がどうしても難しい場合、製作は役員さんへお任せする。
私は①を何の気なく選択して提出しておいた。
上の子たちの時も学校で作ったし、作るんなら教えてもらいながら作った方が安心だし、くらいにしか考えてなかった。
「ねー、今度のコサージュ作り、行く?」
と、そのあと何人かのママさんたちに出会うたび聞かれて「あぁ、そうだった…」と思ったのだ。
何かに参加するしないのとき、
「今度のあれどうする?」
を、他の人(他の親しいママだったり、友達だったり)に一旦聞いてから決める、というルートをまたすっ飛ばしていることに気がついた。
「今度の学校開放いく?」
って、つい一昨日も次女の同級生のママから聞かれてたのに。(ごめん、仕事がたてこんで行けない…と返事したけれど。)
「周りにいったん聞いてから決める」ルートを踏まずに決めてしまった私は、そのあと気がつく。ちょっと心配になってくる。
「行って知ってる人いなかったらどうしよう?」
「一人だったらどうしよう?」
実際に、私は長女の高校で、「ものづくり講話」という地元企業の方がものづくりという仕事の仕組みや思いを語るという講演があり、面白そうだなーと思って参加したのだけれど、保護者で聞きにきている人が私一人だった…ということもあった。あとからPTA役員さんが少しきたけれど、ぽつねんと一人保護者席にいて、校長先生にご挨拶されてしまったりして、なんとも落ち着かない経験をしたことがある。
のに、だ。
高校の同窓会があったときも、日程と場所を見て「この日なら空いてるし場所も知ってる」とだけを思って、出席ハガキを出した。そのあと、数少ない今でも連絡のつく友達から「同窓会どうする?」ときて、
「あ。。。出席で出しちゃったよ。。。」
と思ったのだ。
そうだ…300人ちかくいる同窓会へ行って、仲いい子とか喋れる子とかいなかったら…と、そこではじめてそう思ったのだ。ちょっとまた心配になってくる。見切り発車すぎたかも…。
まぁでも行ってみたら、やっぱり誰かしらしゃべれる子がいて、楽しく過ごしてきたんだけれど。知ってる子いてよかったー!楽しかった。
そう、で、コサージュ作りも。
結局、行ってみたら小学校から同じだったママたちがいて、テーブルにまぜてもらって、無事にコサージュも完成できた。知ってるママたちいてくれてよかった〜!楽しかった。結果オーライ。
結局、普段から私は、単独行動がとても多いので、よくこういうことになるのだ。みんながいると楽しい!と思うくせに、ね。
「周りにいったん聞いてから決める」というルートをすっ飛ばしがち…。で、あとから気がついてちょっと心配になったりして、でも大抵は大丈夫だったりする。
ただ単に、
「今度のあれどうする?」と聞くほどのいつメンがいない、というだけの話かもしれない。
いいもん。。。
ウルフカットにしたし。