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存在しない小説のワンシーン  書いてみた3

ルールは前後に〜


「ねぇ、なにか面白い話してよ」

「んー、そうだなー」

そう答えながら、彼女のお膝は僕を向き、周りにはだれもいなくて、本当は話なんていらなくて。次の展開へ踏み出す勇気を、ドクドクと高鳴る胸にあと押しされて、僕はようやっと話はじめた。

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