【8+1の公式】プロンプト実践講座「出力形式」
出力形式とは?
出力形式とは、AIに「どのような形で答えてほしいか」を指定することです。 これは、いわば料理人にどんな皿で料理を出してほしいか伝えるようなものです。形式を指定することで、AIからより使いやすく、目的に合った回答を得ることができます。
さまざまな出力形式
箇条書き
使い方: 「以下の内容を箇条書きで5つ挙げてください」
効果: 情報を賢く、一目で把握しやすくなります
例:
健康的な生活のためのヒントを5つ、箇条書きで挙げてください。
表形式
使い方: 「以下の情報を3列4行の表形式でまとめてください」
効果: 複数の項目を比較したり、情報を整理するのに最適です
例:
人気のスマートフォン3機種の特徴を、価格、バッテリー寿命、カメラ性能の観点から表形式でまとめてください。
グラフ(説明)
使用法: 「以下のデータをグラフで表現する限り、どのような説明になるか教えてください」
: 数値データの傾向や効果の変化を視覚的に分かりやすくなる
例:
過去5年間の日本の平均気温データをグラフで表現するとしたら、どのような説明になるか教えてください。
ステップバイステップの手順
使い方: 「以下の作業を5つのステップに分けて説明してください」
: 複雑なプロセスをわかりやすく、実行しやすくなります
例:
初心者向けに、パスタを茹でる手順を5つのステップに分けて説明してください。
Q&A形式
使い方: 「以下のトピックについて、よくある質問3つとその回答を作成してください」
効果: 読者が知りたい情報を直感的に見つけられるようになる
例
プログラミング初心者向けに、Pythonについてのよくある質問3つとその回答を作成してください。
出力形式の指定で得られる
情報の整理: 複雑な情報も、正しい形で整理することでわかりやすくなります。
視覚的な理解の促進: 表やグラフを使うことで、数値データや比較情報が一目でわかります。
目的に合った回答: 必要な情報を必要な形状で得られるため、処理後の手間が省けます。
時間の節約: 整理された情報は、すぐに使用や共有が可能です。
アイデアの推進: 違う形で情報を見ることで、新しい気づきやアイデアが生まれやすくなります。
6.4 出力形式指定の実践テクニック
目的を明確に: それでもその形式が必要なのか、AI に伝えましょう。
具体的に指定: 行数、列数、項目数など、とにかく具体的に指定しましょう。 例:「3列4行の表で、各セルに50字以内でまとめてください。」
複数の形式をまとめ: 必要に応じて、複数の形式を組み合わせるのも有効です。 例:「最初に箇条書きで 3 つの主要な点を挙げ、その後に詳細を表にしてください。」
例を示す:特に複雑な形式を求める場合は、簡単な例を示すと効果的です。
[要点]
[詳細1]
[詳細2]
[要点]
[詳細1]
「[詳細2]」
フィードバックを活用: 最初の回答が通り期待できない場合は、どこをどう変更してほしいか具体的に伝えましょう。
6.5 練習問題
さあ、学んだことを実践してみましょう!以下の課題に挑戦してみてください。
あなたの趣味について、その魅力を箇条書きで5つ挙げるようなAIに依頼してみましょう。
週間の食事プランを7行2列の表形式で作成しましょう、AIに依頼してみましょう。
一日の理想的なルーティンを、朝・昼・夜に分けて、それぞれ3つのステップで説明するようAIに依頼してみましょう。
これらの幼児の練習、出力形式の指定がかなり強力なツールであることが現実にできるはずです。AIとのコミュニケーションがより正確に、効率的になっていくのを感じてください。
次のセクションでは、うまくいかないときの対処法について見ていきます。AIとの対話は完璧とは限りません。問題が起きたときの解決方法を知ることで、あなたのAIマスタースキルはさらに磨きます続けていきます。
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