精神科に半年入院してみてから
何度目かはもうよく覚えていないが、今年の6月上旬から精神科に入院している。
入院当初は閉鎖病棟だった
入院となったきっかけは、
度重なる自傷行為、自殺企図、行き過ぎた過剰服薬だった(ごめんなさい)
入院して2週間程は薬の離脱症状なのか全く食事も水分補給もできず、飲んでも吐いてしまう食べても必ず吐いてしまう、ご飯の匂いを嗅いだり食べてる人を見たり、音を聞いたりしただけで吐くものもないのに吐いてしまっていた。
何回か点滴をしてもらった
視界が8bitの様な、カラフルなノイズの様な見え方をしていて、まともに歩けず手すりを掴んでやっとちゃんと歩けるくらいで、身の回りの音という音がやけにうるさく感じ、少しの物音で体が過剰にビクッと反応して心臓がバクバクと鳴っていた。
こんな感じで体調が今まで感じたこと無いくらい悪く、トイレも行けなかったのでしばらくはポータブルトイレを部屋(個室)に置いてもらって用を足していた。
看護師に用があって少し歩くだけでも“本当に死ぬんじゃないか?”ってくらい動悸がし、「フウ、フウ、(ちいかわでは無い)」と息を吐く音が鳴る
体調不良も辛かったが私の過剰服薬のせいで眠剤の処方を止められたので睡眠も全く取れず、1時間〜2時間眠れるか眠れないかくらいの睡眠リズムだった。
スマホは21時までしか使えないので、それからは天井や壁を見つめながら考え事をするか放心状態だった
その時はまだ部屋に時計が無く、今が何時なのか全く分からず、窓の外の明るさで夜中か朝か判断していた。
一応時計は部屋から出たら共有スペースの壁にあるが、体調悪すぎてできるだけ立ち上がりたくないし、何度も時計を見に行ってたら目が冴えてもっと眠れなくなりそうだったから夜中はあまり見に行かなかった。
夜中は全く眠れず、共有スペースのソファで項垂れていると夜勤の看護師が「眠れないの?」と聞いてきて頷くか返事をするかしたが、その時にそう聞いてきた看護師が誰だったのか今も本気で覚えていない。
入院時に書いた書類の自分の字が、視界がグラグラでよく見えていなくてグチャグチャだったのを覚えている
ほぼ一睡もできず朝は来るが、朝が来ても昼が来ても夜が来ても仮眠すら取ることもできなかった
夜が怖くなった
夜中窓の外から聞こえてくる飛行機だかヘリコプターだかの音も、本当に聞こえているのか幻聴なのか分からなくなっていた。
夜な夜なナースステーションに
「眠れない、夜が怖い」ということを伝えるとナースステーションの中に入れてくれて朝までお話相手をしてくれた
こういう事はもうこれっきりでその後は無かったが、凄く救われた気分になった
入院して数日〜1週間程で開放病棟に移った
4人部屋だった
人の足音や物音で気が狂いそうになるくらいイライラというか、もうそれを通り越すくらいの感情だった。
多分その時の血圧凄かったと思う測ってないけど
開放病棟の患者と話せるレベルにはなっていたが、相変わらず体調はすこぶる悪かった
入院して1週間くらいで、眠剤が1錠だけ処方されてそれを飲んでいたがそれでも満足に眠れなかった
だが、何日かすると2時間〜3時間程は眠れるようになっていった
入院してしばらくすると薬も少しずつ処方されていき、朝まで眠れるようになり、食事も水分も少しずつ摂れるようになった。
午前中の作業療法に出たり、病棟で友人ができたりして割と楽しくはあった
けど、体調不良は治まっていったが精神状態は悪くなる一方で、病棟内での自傷行為や縊首などがあった
病棟内の人間関係も上手くいかない時期があったり、看護師や周りの大人に上手く相談ができずに苦しくなって泣いてしまう事が何度もあった
自分の取り組んでいく課題
過去の大きなトラウマや認知の歪み、気分の切り替え方なども、カウンセリングや診察の中やグループワークで頑張った、多分
認知行動療法は、自分の事も知っていかないといけないので過去のトラウマと向き合おうとしてみるけどカウンセリングで話している最中に泣き出してしまう事や、トラウマの具現化が何度も夢に出てきてしまったり、過去に囚われて他のことが考えられなくなってしまったり、最悪な気分で毎日を過ごしていた
自分への罰として、自分は生きていちゃダメだ、それらを戒めるかのように、分からせるかのように自分の両腕をズタズタに切ってしまったり、何か嫌なことがあって間違ったストレス発散方法として腕を切ったりしていた
でも、入院半年目の今が元気と言えるかは分からないが、常に自殺が視野にあった頃よりかは結構楽だと思う
この前の診察で将来的な話になり、「将来のことを話すと『死にたいんだから未来なんて関係がないよ』と言う患者さんがいるんですが、カップ麺さんはどう考えてますか?」と聞かれたところ、
「死にたいとは思うけど、将来的に考えると 死んでしまいたくは無いな…って、苦しくなりたくないなって…思います」
と言った
そうすると主治医は「…そうですか 大丈夫ですよ、きっと今の苦しい状況から変われますよ」
と言っていた
カウンセリングの先生が、「自分に優しくしてあげてね」と言ってくれた時もあった
主治医にも「自分の事を許してあげてください」とも言われた
客観的に見ると、過去に苦しい思いをして来た人や、現在も苦しい思い辛い思いをしている人はみんな自分の事を責めすぎだと思う
この記事を読んでいる人も少なからず苦しい何かを背負っている人が多いと思っている、勝手に
将来に希望が無かったり、良くなる見込みも無かったり、何に対しても絶望してしまっていたり、一刻も早く自殺したかったり
「お前は誰目線なんだ?」
「何物でもないやつの言葉なんか聞き入れるかよ」
と思われるのは承知だけど、
いつか大丈夫になるよ 割とね
自分の事は責めないでいいと思う