Yell note :Page17 絆のアリル第1話「もう一つのユーフォリア」感想
というわけでついに始まりましたアニメ「絆のアリル」。
2月から中の人と外の人による(説明がややこしい)配信活動が行われていましたが、アリルズプロジェクトの大きな目玉となるとやはりこのアニメ放送でしょう。当noteでは毎週にわたってアニメ本編の感想記事を投稿していく予定です!よければお付き合いくださいませ。
OP曲とED曲についてはできれば別記事でちゃんと触れたい…!OPはサビ前でミラクとクリスが頭でアバターちゃんを挟んでるカットがめっちゃ好きです。
※記事中の画像は絆のアリル公式サイト(©KA/絆のアリルPJ ©絆のアリル製作委員会)より引用しています。
1.キズナアイと世界観について
最高のバーチャルアーティストの称号であるラピンドールを5年連続で受賞したというAI・キズナアイ。リオネル・メッシかな?という話なんですが、賞の名称はバロンドール(サッカー)やパルムドール(映画)のようにフランス語っぽい。直訳すると「黄金のうさぎ」賞ですけど「黄金の恋人」賞くらいの意訳かもしれない。知らんけど。
で、そんなキズナアイに憧れている主人公ミラク(CV日原あゆみさん)はバーチャル世界(以下VR世界)に存在するADENアカデミーの生徒。
これまたちょっとわかりづらいんですけど話の流れとしては「生身のミラク」と「VR世界でのミラク」と分かれていて、第1話については「ライブ衣装になったミラクはアニメ絵でも3Dモデルでも全部VR世界にいる」ということを念頭に置かないとちょっと頭が混乱します。ペルソナ5みたいに異世界に行ったら仮面つけてくれるとかだったらわかりやすいんですけど…。
今後話に出てくるかもしれませんが、この世界ではミラクのように衣装を変えただけのアバターを使っている人もいればクラスメイトのようにファンタジーなアバターを使っている人もいる…ということだと思われます。たぶん。
2.配信者ミラク、学校に行く
親の声より聴いたBGMとともに配信を行うミラク。視聴者数80人が多いのか少ないのかについてはミラクの反応を見る限り芳しい数字ではなさそう。
そんなミラクは授業でパフォーマンス発表会があるという大事な日なのに、通ったことがない近道を通学路に選ぶというストロングスタイル。
途中通りかかった温室には紅茶を飲んでいるニスカ……じゃなくて見覚えのないミステリアス美少年が。エンディングクレジットに名前があった気がするのですがきっと気のせいでしょう。
お約束の会話イベントが発生し紅茶のご相伴にあずかっていたら遅刻確定。でもきっと好感度は上がったのでヨシ!
教室に入って早速VR世界へDIVE。他の生徒はどこからログインしてるんだとかわざわざ登校する意味あるのかとかミラクの本体(生身の体)はどうなってるんだとか色々思うのですが、その教室に行かないと授業にアクセスできないという物理的なセキュリティがあるのかもしれない。
ADENアカデミーで授業を行っているのは明らかに獣人っぽい先生なんですけど、ミラクを起こしてくれたAIと同じ系統の存在っぽい。
そしてついにミラクのパフォーマンス発表。一張羅の衣装でDIVEし歌とダンスを披露。地味ではあるもののひたむきさや努力の成果が認められたようで先生やクラスメイト、視聴者からは好評な様子。
寄せられたコメントを見ていると視聴者の中に目立つ名前が。その名は「ノエル」。クラスメイトたちがざわめくほどの有名な生徒らしく、ミラクはコラボを申し込んでみることを勧められる。視聴してくれた有名人にコラボを誘ってみるとかすごい配信者っぽい流れだ…。
早速ノエルにコラボの誘いを送ってみるものの即レスされた返事はNO!舞い上がっていたミラクはあっさり撃沈するのでした。
その後はマスコットキャラっぽいアバターと遭遇したところで第1話終了。このマスコットのCVが誰なのかも気になるところです。
そして第1話は次回予告も含め3回ミラクの3Dモデルが出てきましたけど、動きを演じてるのはモーションキャプチャー用の役者さんじゃなくて日原さんってことでいいんですよね!?そこは結構重要なので!
3.余談(視聴者層について)
このアニメを見た人って大きく分けて3つに層別されると思っていて。
①キズナアイのファン(ファンネームは『キズナー』)
②アリルズのファン(ファンネームは『WxL』(ウィズリンカー))
③アニメからの新規視聴者
ちなみに私は②に属するということになるでしょう。普段のアリルズ配信を見ている限りコア層と呼ばれる人たちは①と②のどちらにも属する人たち。また、アニメ放送時にキズナアイの「Linx」が公開された際反応が多かったのは体感的に①の人たちでした。(それにしてもインプレッション数やばすんぎ)
で、アニメを見た感想ってファン層ごとに全然違うはずで、少なくとも第1話に関しては①の人たちに対するメタ的なアンサーが多かったなという印象です。
恐らくここから先の話数では②の人たちが「このキャラって配信と性格違くね…?」と感じたり、③の人たちが「曲とCG技術すごい!」と驚いたりすると思います。
そういった様々な反応があるのは嬉しいことですけど、やっぱり全ての層の視聴者が一緒に盛り上がれるシーンがほしい!という希望もありまして。①、②、③それぞれの層で熱量や興味の種類も全然違うと思うのでなおさら。それがライブシーンなのかストーリー展開なのかはわかりませんが…。
世界観紹介やミラクの性格掘り下げなど比較的ゆっくりな動きだった第1話。アニメ初出演にして主演を務めた日原さんの演技もミラクそのものという感じで一気に親しみが湧きました。ここから話がどんどん加速してミラクたちが輝く姿をたくさん見れますように!