あかし市民図書館様 拡大読書器導入事例
「本のまち明石」をスローガンに読書バリアフリー法施行前から福祉に注力をしてきた明石市の
あかし市民図書館様に、お話を伺いました。
あかし市民図書館では読書バリアフリーへの取り組みとして、読書支援機器の利用環境を充実させた「ユニバーサルルーム」を設置するなど、福祉の最先端の取り組みをされています。
◆拡大読書器導入の経緯について教えてください
あかし市民図書館では2017年1月に現在の明石駅前に移転することとなり、それを機にこれまで使用していた読書器も古くなっていたため、読書器の更新を検討することにしました。
◆拡大読書器はどのようにして選びましたか?
各社webサイトの製品情報から検索したり、兵庫県立点字図書館や日本ライトハウス主催の展示会などにも参加したりして実際に実物も確認しました。
◆弊社の製品にしていただいた決め手は何でしょうか?
当時見学した機器の中で、外観のCフォルムが特徴的であり、新聞など大きな原稿も読みやすい広範囲に働くXYテーブルが搭載されている点や、フルHDカメラで高画質な画像が表示される点が決め手となり、クリアビューC HD22の導入を決定しました。
◆導入前に不安に感じていたことはありましたか?
拡大・縮小のダイヤル操作に関しては、これまで読書器を使用したことの無い方には難しいかなと思いましたが、利用案内の設置や職員がご説明すればすぐに理解していただけると思います。
◆実際に導入されてみていかがでしたか?
ご利用された方から「以前に使用した機種と比べると、格段に見やすくなった」というお声を頂いております。基本操作が非常にシンプルであり、機器の起動までの時間も短いので皆様快適にお使いいただいているようです。ご利用になる方以外にも、図書館の見学に来られる小学生や関係団体の視察の方々もいらっしゃいます。その際に初めて機器に触れる方も多いですね。
◆ご利用の頻度はどれくらいですか?
読書器の利用は平均すると月に1名くらいですね。主にご高齢の方や、障害当事者の方などが利用されています。
ユニバーサルルーム自体は月に平均4回程使用されております。ユニバーサルルームは約2年前から開設しており、障害当事者の方に付き添う同行者の口コミなどで利用者は徐々に増えております。対面朗読の利用が多いですね。
◆他の拡大読書器を検討している図書館員の方へのメッセージをお願いします。
実利用の回数だけにこだわらず、読書器を知っていただく、という気持ちで導入すればいいと思います。学校の見学などの際に子どもたちに見てもらい、知っていただくという意味でも図書館に設置する価値はあると思います。
◆今後の取り組みについて教えてください。
あかし市民図書館では、バリアフリー読書ICT講座や点字付き絵本の展示会や手話での絵本読み聞かせ会といったイベントを行っていたのですが、新型コロナウイルスの影響により開催できなくなってしまいました。現在のコロナ禍が落ち着いたら再開して、こういった支援機器を紹介する機会を増やしていきたいです。
拡大読書器を設置しているユニバーサルルームは自由に出入りすることができますので、今後はもっと存在をアピールしてより多くの方にご満足いただけるようにしたいですね。
明石市立西部図書館についても昨年拡大読書器を設置しており、そちらでもユニバーサルサービスの拡充を図りたいと考えております。
今回導入いただいた拡大読書器
据置型拡大読書器 クリアビューC HD22|システムギアビジョン (sgv.co.jp)
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お問合せ|システムギアビジョン (sgv.co.jp)
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