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構造心理学 22. 乖離からの二次逆次パターン

ここまでで
自分という個性
人間というものの習性(人間性)を見てきました。


今回は、この図です。

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人間性の4つ

愛(結びつく力)
自由(離れる力)
創造(生み出す力)
現実

どれも大切です。

創造(世界観)と現実から世界(土台)
自由創造から成功
現実から幸せ
自由から可能性
広がっていきます。


17.直列並列 のところに出てきましたが


人というものは

今の現状から前向きに進む

という特徴があります。
(ダメになっていこうという無意識の働きはない)


可能性




世界(土台) 
(今の自分の現状)


土台があって可能性へと向かう、のですね。


今回は、
この左右で乖離が起きた時に
二次逆次が生まれるというお話です。

つまり
創造現実
自由
それぞれの乖離です。


世界観(世界はこうだというスムーズな理解)
 +
現実(目の前に起きていること)
 ↓
世界ができる


内的に想定しているものと現実は
基本的に一致していません。


■現実を見ないパターン

現実を現実として認識していない
 自分にとっての現実がわかっていない。
   ↑
 決断の力によって戻していく。

世界観の方が現実なのだ!として現実を見ない
 こちらが今回扱う方です。

現実を見ずお花畑の世界に生きている人は 
それでは世界が作れないので
妄想的想定を、意識と意欲を使って、力技で世界を創りだす。
目の前の現実を現実として見たくない、認めたくない。

キレイキレイ系のスピにありがち苦笑
あるいは健康系のとか。。。

これが逆次


また
愛と自由の両立は無理だ!


大事なのは愛だ。
離れたり、出ていくのはダメだ

 と守りに入ってしまうと可能性がつくれないので

離さない!絶対離さない!
としながら、それでも可能性に向かうために

現実の部分を使って

みんながやっているから自分もする。
というように、自己不在で意志の力が働かないままやっていく。


これが二次を生み出す。


反対に

自由でいることを尊重するあまり
愛も束縛に感じて

自由に!自由に!もっと自由に!!
可能性に向かうのだ~!!!

となると逆次


超TAな人、TAのみでやっている人
ガンガンやりまくっている人は、結構これに当てはまったりする場合もあります。

現実だけから世界をつくるのも
自分を諦めている自己不在の二次


世界観という自分の中で世界はこうできているという理解と
自分の理解とは無関係に進んでいる現実は違う。

2つは連動することもある。

自分が「これが世界だ」と決めていると、その現実だけを拾い増やし、固める。
現実適応が全てにおいて優先されている人は、自分をなくすのである意味100%一致する。

世界観と現実に乖離が生まれたとき
(多くは世界観の誤認。現実は間違わない。間違うのは常に人間の側にある)
人生がうまくいかないということが起こる。


例えば一番簡単にわかりやすいのは

やる気はある。
やると言った。
実際ちょっとやった。
でも今までを変えない・・・と決めていると(本人は意識できていない)

自分が守りたい世界観と、現実の差は開く

そういう人は現実を埋め、世界観と一致していると納得するために
現実の中から自分に都合のいい一致部分だけを引っ張ってきて正当化する。

人生がうまくいっていない(実は一致していない)のに「うまくいっている」とするのが逆次になる。

一致部分が小さいか、現実先行で自分は合わせなければいけないとするのが二次になる。

ここでまとめ

【可能性に向かう3つのパターン】

■一次的向かい方 自由と愛から(両立・統合)

■二次的向かい方 愛と現実から

■逆次的向かい方 自由のみから


【世界をつくる3つのパターン】

■一次的向かい方 世界観と現実から

■二次的向かい方 現実のみから

■逆次的向かい方 創造と自由から


さて、アナタはどれですか?


難しすぎてわからない・・・
という人は

二次逆次についても
しっかり説明するコースへ来て下さいね。


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