【全体視点を持つ】　3. 向かう方向を決める

全体を見る目の養い方を連載しています。

【全体視点を持つ】　1. 視点を変える

【全体視点を持つ】　2. どんな要素があるかを知る

・視点を変える習慣を持つこと

・自分（チーム）に今ある要素を正確に把握すること

と、来ました。

次は

方向を決める

です。

目的や目標というより

あっちに向かっていく

というような、大体の方向です。

料理でいうならば

今、家にある材料や調味料が把握できています。

時間はこれくらい使えて、食べる人たちはどんな人達で、味の好みや、何人かもわかっています。

さて、献立はどうしますか？

というところです。

和食か中華か洋食か

カレーかパスタか、肉か魚か

メインは？
副菜は？
スープか味噌汁はつける？

大体の方向性を決めて、料理をはじめます。

途中で思いついて、変更があってもいいのです。

料理ではなく、映画でいうならば

監督になったつもりで考えてみます。

次は、どんな映画を作りますか？

恋愛物？アクション？

サスペンス？ホラー？

実録？歴史物？

コメディ？

それによって

集める俳優もスタッフも変わってきます。

監督の頭の中にあるものからスタートかもしれないし

素晴らしい脚本が先にあって、それを映画化かもしれません。

これを形にしていこう

という方向を決めます。

もう少し現実に即した話にすると

チームや組織だったら

エネルギーや、皆の気持ちをどこへ向けていくのか？

カップルや家族なら

一緒に何を経験し、作り上げていくのか？

漫然と日々を過ごしていたとしても

勝手に進んではいきます。

けれど

全体視点を持って、方向を決めることで

力が散漫にならず、集中していくことができます。

目的や目標とは違います。

大体、あっちの方へ向かっていく

という感じです。

その方向の中で、軌道修正が都度行われていくのです。

さて、今あなたの人生は

どちらの方向へと向かっていますか？