横山十祉子

システムアウェアネスhttps://www.systemawareness.net/を中心に、ホフステードモデルによる国民文化、組織文化などを手法として使いながら、個人、人間関係、組織や社会の課題に取り組んでいます。

横山十祉子

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最近の記事

組織風土は個性の総和???

最近、人事系を中心に仕事をする友人から「どの本読んでも、組織風土は個性の総和って書いてあるんだけどほんとかな。」という意味の問いが飛んできた。 咄嗟に、「組織課題は恐れの総和って言えなくもないかもだけど、、、」などと反応し、問いを投げてくださった友人やその仲間からは、いいフィードバックもいただいたのだが、実は、結構、この話奥深いなと思い、noteに書いてみることにした。 まず、国民文化や組織文化といった領域に多少関わっている立場としてはお恥ずかしいのだけれど、ここ久しく組

    • <精神性と身体性の時代へ3>エルダーシップのススメ

      コロナ禍が始まった頃に最初の記事を書いて、途中で自分で読み直しても精神性が怪しいんだか怪しくないんだかよくわからない記事を書いて、今読み直してなんだこりゃ???とか、やれやれ、自分が怪しさと向き合いきれていない証拠だなと思いつつ書き直す気にもならず、まあ、そのままありのままのだめだめな自分として社会に晒しておくことにして、3回目を書こうとしている。そんな今は、新型コロナと言われたウイルスによる感染症は5類に移行して、ある意味普通のインフルエンザになったというのが私の認識である

      • <身体性と精神性の時代へ2>精神性は「怪しい」?

        次は「怪しさ」について書いてみたいなんて言ってから、すでに2年は経って、コロナ騒動もだいぶん様相を変えた。 振り返ればこの間、 <私たちの意識が小さな自我の時代から無意識を含めた自己全体の時代にシフトできないと、いよいよかなりやばいんじゃないのか?> という問いが、ますます危機感を持って自分に迫る一方、 発信となると、文字通り、「私の書いていることは怪しくて、誰にも理解されないにちがいない」みたいな恐れ、さらには、「下手したら社会に抹殺されるかもしれない」みたいな生存の恐

        • ソイルフルネスSOILFULNESSのススメ〜自分が自分に立ち戻って日々を過ごすために

          大学時代はユング大好き、専業主婦から離婚してやっぱり心理系で身を立てたいと思って出会ったのは、ユングの流れを引くプロセスワーク/プロセス指向心理学。その後出会ったU理論やシステム思考、ダイアログやアプリシエイティブ・インクワイアリー、最近ではティール組織やソース原理など、さまざまな組織開発系の考え方にも触発され、自分なりにいろいろなものを融合して開発中のシステムアウェアネスまで、頭じゃいろいろ考えてきて、それなりに実践もしてきました。 おかげさまで、関わらせていただいた人や

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        • 身体性と精神性の時代へ
          3本

        記事

          他人の振り見て?〜ウクライナ/ロシアに思うこと

          ウクライナーロシア問題。 組織開発だの人材開発だの言ってるけれど、基本葛藤解決屋なもので、 全体をできるだけ俯瞰して、両サイドの立場を自分ごととして受け止められないと葛藤は終わらないと強く思ってしまう私は、ここ2週間の自分達側のワンサイド情報の日々に気持ちが悪くなっており。 ロシアの中でも今のロシアの行動を支持する側の人たちの声は直接には入ってきていないし、集めたものだって耳だけ情報であまりに不十分なのだけれど、こちら側に身をおきながら親ロの立場の人、こちら側だけどロシア

          他人の振り見て?〜ウクライナ/ロシアに思うこと

          <身体性と精神性の時代へ1> コロナ禍の今:これまでとこれからのシステムの狭間で

          2020年が明けて、9ヶ月あまり。                     組織や社会の課題に向き合うことを生業にしている私は、前々から、う〜ん、今の人たちって、頭で考えることに偏りすぎてしまっていて、少なくとも思考・こころ・身体を3つに分断しちゃってるよなあと思いながら世の中を見てきた。 経済資本偏重の社会システムだってそうだ。人が持っている資本て、お金だけじゃなくて、こころでつながる人間関係のシステムとか、生き物として身体がつながっているはずの自然システムだってあるだろ

          <身体性と精神性の時代へ1> コロナ禍の今:これまでとこれからのシステムの狭間で