シスポの保護猫活動記録9：ルナに、3週間限りの妹たちがやってきました

こんにちは！シスポで保護猫活動をしているかっちゃんです。

看板猫・ルナ（シスポの保護猫活動記録7：人馴れ訓練で「ルナ」におもちゃを渡してみました）は、少しずつですが人を怖がらなくなりました。
まだ「シャー」と威嚇することもありますが、回数は少なくなっています。

そんなある日、保護猫団体の「こねこサポーター」さんから「もし良ければ、次の譲渡会まで子猫3匹を預かってもらえませんか」とご連絡が来ていました。

子猫3匹というのは、保護したてで人馴れはしていない生後3カ月ほどの姉妹猫と、一緒に保護した子猫だそうです。
「次の譲渡会までの3週間のあいだに、人馴れできていたら嬉しい」と話されていました。

時間に余裕はありませんが、子猫の場合は人馴れするのも早いです。
人間は「三つ子の魂百まで」という言葉どおり、3歳の頃の性質は大人になっても変わらない……つまり3歳までにおおよその人格が形成されるとも言われています。

猫の場合はどうなのでしょう？
よく言われるのは、性格の形成には社会化期（2〜7週齢）が非常に大事だということ。
この猫たちは、ちょうどそのタイミングが過ぎつつある時期かもしれませんが、何事も早いに越したことはありません！今が一番、彼女たちが色々吸収しやすい時期。

ひとまず「人間が、大好きなご飯をくれる保護者」だということをしっかり認識してもらえれば、きっと大丈夫。

さて、やってきた子猫たちがこちらです。お顔が見える2匹が姉妹猫で、一番左の体だけ見えているキジトラちゃんが、一緒に保護された猫さん。

みんな仲良しなのですが、さすがに私たちには警戒心MAX。キジトラちゃんは背後に隠れてばかりで、なかなか顔を見せてくれませんでした。

一方ルナは、新しくやってきた妹たちに興味津々！
とはいえ保護されたばかりの子猫なので、ネコ風邪や伝染病を持っている可能性があります。
そういった処置が終わるまでは、遠くから見守ってもらいましょう。

まずは「ちゃんとご飯を食べる」ことができていればひと安心なのですが、私たちがいる間はご飯を食べる姿を見せてくれません。

そこで、ルナを保護した時にも使用したトレイルカメラの出番です！

夜行性なので、夜誰もいなくなったらご飯を食べてくれるかな……？

しっかり食べてくれていました♪
写真だとちょっと分かりにくいかもしれませんが、右上のエリアにあるご飯に夢中になっている姿を無事にキャッチできました。

「ここは安全にご飯を食べられる場所だ」と認識してもらったところで、多くの猫さんを虜にしている、舐めて食べられる液状おやつ！……の子猫用をあげてみました。

気持ち良い食べっぷりです！

こうなると人馴れもあっという間です。
日に日に私たちと距離をとることが減り、隠れることなくご飯やおやつをねだるようになりました。

無事、3週間のあいだに抱っこもできるようになったので、これなら安心して譲渡会を迎えられますね。

そして譲渡会当日
里親さん希望の方が現れました！！

やって来たのは、私と同じ金沢営業所メンバーの「よっしー」とそのご家族！
ずっとこの子たちのお世話をしていたので「離れたくない」とのこと（笑）。

こんなことってあるんですね！

予想外の出来事でしたが、猫たちはこうして無事によっしー家の一員として、お迎えしていただくことになりました。
安心して幸せに暮らせる場所が見つかって本当に良かったと思います。

石川県は野良猫や野良犬の殺処分がゼロ！（参考：犬猫殺処分、初のゼロ　昨年度、県と金沢市）

これからもずっとゼロが続くように、微力ですが、シスポもお手伝いを続けていきます。

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