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ポートレート撮影の時に意識していること

 会うたびに「君の写真は構図がきれいだね」と言ってくれるカメラ仲間の方がいまして。その度に、いやそこまで深く考えてないんですよ〜と返しているんです。本当にあんまり考えていない。でも、褒められるが嬉しくていつもただニヤニヤしてます。

 じゃあ実際自分は写真を撮る時や編集を行う際に何を意識しながらやっているのか。現時点での自分の考えをまとめようと思います。何ヶ月後かに見直して、その時の自分と何が変わっているのか答え合わせしたら楽しそうじゃないですか。そうでもないですか。

 ちなみに以下に書いているのは、個人の撮影の場合に考えている事です。案件の場合とかはそこに合わせた事を考えて撮ってます。さすがに!

撮影の準備編

 僕は割と撮影前に撮りたいイメージを固めてから臨みたいタイプです。ロケハンをするまではいかないですが、こんな雰囲気で〜っていうのはモデルさんに共有したりします。ピンタレスト愛してる。

 撮影の準備をするうえで結構大事にしているのが、モデルさんの服装です。服が人にもたらす影響って非常に大きいと思ってて。その時の服でテンションも変わるし映り方も変わる。なので、撮りたいテーマやモデルさんの服の好みや雰囲気を鑑みて、着てもらう服を決めます。

 自前の服持って行って着てもらう事もしばしば。ここのすり合わせちゃんと出来ると、撮影も上手くいくケースが多い印象。

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いざ撮影編

 さあ、撮影。モデルさんとのコミュニケーションとかは置いておいて、撮影の際に意識している事がいくつか。

①影を探す
 良い光が入っている場所を探す、と言う方もいらっしゃいますが僕の場合はその逆。影がある場所を探しにいきます。突き詰めて言うと明暗差がある場所を探します。
 薄い影が入ってきてなだらかな明暗差の場所もあれば、濃い影が入っていて明暗差が強くコントラストが強い写真になりそうな場所もある。その時の気分や撮影のテーマによってどういう影を選ぶかは変わりますが、そういう場所を探して撮るのが好きです。

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レンズの効果を撮る写真の良さの要素としない。
 以前あきりんさんが言っていた事でこれを聞いてから自分も意識するようになりました。例えば、85mmのレンズをでポートレートを撮る場合、何も考えなくても圧縮効果などで良さげな写真が撮れる。

 でも、それはレンズがすごいので自分の撮る写真がすごい訳ではないという話です。85mmを使う事が嫌いという話ではないです。なんなら好きです。松岡茉優も好きです。

 自分がそういったレンズを使用する場合は、そういった効果以外の部分で要素を入れて撮るように心がけています。

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③構図の中の色を考える
 
これ、冒頭の文章に対する一つの答えかもしれないですが構図を意識するというより映ってる画角の中にどんな色が入っているのかを意識してシャッター切る事が多いです。

 例えば、下の写真。モデルさんが着ている服の色が赤系なのでその色に近い色をたくさん配置したら面白いだろうなと撮った写真。標識や地面の駐車の線も赤系なのでまとまったかなと。

 そもそもモデルさんの服装も、曇りだったので明るい色の服を着て風景に埋もれないようにしたいという意図もありました。

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さあ仕上げだ編集編

 編集については、好きな色味がその時々によって少しづつ変わっていく事のでそこまで毎回意識してる事はありません。ただ、編集については色味を補正する作業というよりは「頭のイメージに戻す作業」というイメージで行ってます。

 おおまかな編集イメージを持ってシャッター切ってるので、編集時に色味で迷う事はあまり多くはありません。嘘です最近した撮影の編集めちゃくちゃ迷いました。迷うと沼。

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 あとは、編集で出来るだけ粒子を載せない事です。粒子載せるなら、フィルムで撮れば良いやないかいの精神です。

写真を撮る事

 他にも意識している事は細かくいくつかあるのですが、常に意識しているところというとここら辺です。感想とかありましたら、コメントなりtwitterやInstagramのDMなりで頂けると嬉しいです。

 このnote書きながら思ったのですが、きっと写真が好きなのって自分のスキル次第で自分が撮りたいように撮れるからって事があるのかなと。自分の頭の中を自分の手で具現化するために、もっと突き詰めていければなと改めて思いました。

 綺麗なまとめ方を見失ったので最近撮った写真載せておきます。では。

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